ロッドのテーパーとアクション | エエの釣りたいなame

ロッドのテーパーとアクション

はい先週はガッツリと撮影取材遠征に宮崎に行っておりました! いつもながら楽しい仲間でワイワイと頑張ってまいりました^^ 久々にレポートに書こうと思うので写真が集まり次第書かせて頂きます、もう暫くお待ちください♪





さて頭が悪く普段から感覚頼りなオイラですが、遠征の行き帰りや気になる時などダイコーの松本さんに色々とロッドの基本的な事から企業秘密的なディープな話までフムフムと聞いております  で、今回はそんな聞いた出せる話をチョコット簡単に書いていこうかと思います、またあくまでも松本さんから聞いて頭の悪いオイラが書くので間違ってる所もあるかも・・・です^^; 別にだから何?な話なんでロッドも意外と深そうやねんなぁ程度に読んで頂ければと思います^^




【テーパーとアクションとパワー】


さて皆さんは話や雑誌等でこんな感じのを目にしたり聞いた事は無いでしょうか?





”ファーストテーパーは全体的に固く先の方だけ曲がり・・・・ スローテーパーは全体的に曲がって・・・・”みたいな言葉。





違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが ??ん??だから??と言う方の方が多いのでは無いでしょうか、実際オイラも以前は  ん??何が?と思ってました。 では何が?と言うと”テーパー”と言う言葉です、そもそもテーパーとは?とググルと






テーパーまたはテーパ (英語 : taper) は、細長い構造物の径 ・幅 ・厚み などが、先細りになっていることである。そのような設計 にすることを「テーパーをつける」と言う。(Wikipedia調べ)】と言う事になります。




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そうロッドのファストテーパーとかスローテーパーとはバット部の太さや厚みとティップ部の差異によって出来る角度と言う事、”ティップに対してのバットの太さ・厚み”と言うのがテーパーの意味となります。 あれ?と気が付いた方もいらっしゃるかと思いますがちょっと余談な話で、実はファースト(First)では無くファスト(Fast)だったりするそうです。オイラも聞いて”マジっすか!”とビックリしました^^;



・Fast - 速い・急速な・素早い


・First - 1番・最初の・先頭の

(Weblio 和英辞典調べ)




はい、チョコッと横道にそれましたが”テーパー”の意味を知って頂けたかと思います。ではもう一度上の例を見てみると・・・



(ややこしくなるのでこれ以降の【例】のファーストをファストに変更します)
”ファストテーパーは全体的に固く先の方だけ曲がり・・・・ スローテーパーは全体的に曲がって・・・・”



最初と違い皆さんも違和感を覚えると思います、しかしながら”テーパー”と言う言葉の使い所は違えど最初にこの例を見て皆さんはロッドの曲がりをイメージ出来てたと思います、そのイメージされたものが”アクション”となります。






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はい皆さんもご存じかと思います、ロッドの名称でブランク・ガイド・グリップ等ありますがグリップ部を除くロッド部分を大きく分けて3分割で呼びます先端からティップ・ベリー・バットと呼ばれています。 そして一定の負荷を掛けた状態でどの様に曲がるのかで”アクション”の名称が変わります。




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あくまでも例ですが大体こんな感じじゃないでしょうか? この様にファストアクション・レギュラーアクション・スローアクションと分類されます。アクションに関しては皆さんもよく御存じかと思いますが、何をもってファストなのか?どっから曲がったらスローなのかは明確に共通規定もないとの事。




え?と思うかもですが






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極端に書いた図で申し訳ありません、上側がソリッドティップの様に穂先からキュッと入るのも、下は穂先は残しつつその後ろから曲げて行くのも表記上ファストアクションとなります。 この様にロッドの使用目的で同じファストでも曲がりが違ったりします。





では最初に出た例をもう一度見てみます。




”ファストテーパーは全体的に固く先の方だけ曲がり・・・・ スローテーパーは全体的に曲がって・・・・”



そうこの場合の正解はファストテーパー → ファストアクション ・ スローテーパー → スローアクションとなります。ほな今まで雑誌や、そう言うてたのは嘘やんけ!!と思っちゃいますよね?






それが嘘では無いんです





は??何いってんの?!でしょう、実は今書いた物は間違いじゃ無いし、例もまた間違いじゃ無い・・・ジョジョのポルナレフの様に「何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった」ですね^^

  




はい何故そうなるかと言うと昔はテーパー=アクションだったからなんです、昔はグラス素材や中弾性カーボンでロッドを作っていました、その限られた素材と技術でファストアクションを出そうとすると、必然的にバット側とティップ側との差異を付ける事(ファストテーパー)によりファストアクションを出すしか出来ませんでした。 なのでファストテーパー=ファストアクションと言うテーパー=アクションの構図が出来上がりました。  なので上記の例




”ファストテーパーは全体的に固く先の方だけ曲がり・・・ スローテーパーは全体的に曲がって・・・・”



が嘘を書いてる訳では無いのです、では現在はどうなのか?と言うと当然ファストテーパー=ファストアクションと言うテーパー=アクションの構図も健在ですが、カーボン素材の進化・ロッドメーカーの設計技術の進化により高・中・低弾性の使い分けやカーボンの配置の仕方で現在ではスローテーパーでファストアクションのロッドを作る事ができ必ずしもファストアクションを出すのにファストテーパーで無くても作り出せる様になりました。 









ここでちょっと余談ですが弾性の話を少々・・・






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弾性率(だんせいりつ、英語:elastic modulus)は、変形のしにくさを表す物性値であり、弾性変化内での、応力とひずみの間の比例定数の総称である。計算における扱いから弾性係数あるいははねかえり係数とも呼ばれる。(Wikipedia調べ)



何やら70tとか強烈なカーボンもあるそうですが昔は別として現在は40~45tまで使ってるのかな?弾性を低弾性・中弾性・高弾性・超高弾性としてそれぞれのメーカーさんで使用されていると思います、って何を基準に中弾性?と決めたの?と聞いてみると、最初に出来たのが24tで将来の展望を見越して”中”にしたとか。




話は逸れましたが今現在はテーパー=アクションだけでは無いですよと言う事です、更にテーパーやアクションの他にロッドにはもう一つの表記があります、それが”パワー”です。




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テーパーやアクションと違い真ん中はミディアムとなるのがパワー表記です。 大雑把にライト・ミディアム・ヘビーとなり極端に柔らかいのはUL(ウルトラライト)や極端に固いのをEXH(エクストラヘビー)やHHH(トリプルヘビー)なんかの表記で表したり、タイドマークでも使ってる数字での表記で表してる物もあります。 またこちらも共通規格はありませんので、各社バラバラかと思います。



簡単に書きましたが意外と知ってる様で知らないお話しでした、まだまだスパインや固さと張りとのバランスや高弾性素材の特性の話など色々聞いておりますが、また何か機会がありましたらこのブログや松本さんが書いてくれたりしちゃったりする・・・・・かな?と思っております^^



















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