反省だらけの武尊山①
武尊山(ほたかやま)
群馬県 2.158M 日本百名山
2008年 11月8日(土) 日帰り 天候 曇り時々雪
裏見ノ滝入口 7:00-7:20 ~ 武尊林道終点 8:05 ~ 手小屋沢避難小屋 9:10
~ 武尊山頂 11:15-11:25 ~ 剣ヶ峰山 13:00 ~ 武尊林道終点 14:45
~ 裏見ノ滝入口 15:25
※コースタイムは休憩・写真撮影含む
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またしても、忘れ去られた宿題レポです
今回は、雪山デビュー前に、うっかり雪に遭遇しちゃった、
武尊山レポです。
速報は→こちら
今回のレポ、反省だらけ。
反面教師的に、参考にしていただければ幸いです。。
ずっと気になっていた武尊山。
なぜかいつも後回しになってしまい・・・
なんとか雪が降る前に登っておきたいと、こんな時期になってしまった。
いざ登ろうと決めても、登山口がたくさんあります。
他の山ブロガーさんのレポを参考にしつつ、
武尊牧場の方からだと、なだからそうだなーっと思いながらも、
なぜかクサリ・ハシゴがある裏見ノ滝コースを選択してしまった。。
↑これが、後であだになるとは・・・
登山口の宝台樹方面へは、水上ICを下りてからグルッと回る感じで、
なかなか遠かったです
本当は、早めに到着して現地で仮眠を取ろうと思っていたのですが、
日頃の疲れか、二人とも道中眠くて眠くて・・・
途中、道路の端に車を寄せては仮眠。。。の繰り返し。
やっとの思いで、到着しました。
こちらの駐車場・・・
我が家の車を含めて・・・2台です
紅葉も終わり、この時期に登る人はいないのか??
↑後に、理由が判明。。
トイレはとても綺麗な水洗でした。
出発準備をしていると、1台の不審車がやってきた。。
となりの車(もう登山に出発していると思われる)を覗いている・・・
ひで氏がトイレを借りようと外に出たら、
慌てて逃げるように去っていった。。。
もしかして、ドロボウさん
真相はわかりませんが・・・
登山中の盗難とか、もし遭ったらイヤですよね~
ひで氏のお母さんの山仲間は、三つ峠でヤラレたそうです。。
みなさん、お気をつけあれ~!
さて、気を取り直して出発です
・・・と、その前に。。
裏見ノ滝とは・・・?
見たことないので、行ってみたいよねー。
登山後は疲れてるだろうから、先に行っとく?
ということで、滝を見に道をはずれます。
滝までは下り坂を数分です。
ありました~
こちらは、展望台?
とても綺麗な滝なのですが・・・
天気が悪いせいか(この日は曇り)、ちょっと寒々しい(笑)
季節のせいもあるのかな。。(葉っぱないし)
夏に来たら、また印象も違うかも~
早々と登山口に戻り、登山届けをポストに出して、
いよいよ出発です!
アスファルトを少し進むと、
無事の下山をお祈りします。
↑これが、後に大いにに意味を成す!
神社のすぐ先にはガードがあり、アスファルトが終了。
この先にも、地図上は駐車場があるのですが・・・
この時期は入れないのかな??
・・・にしても、熊出没注意とは。。
うーん、確かに。。この先の道、出そうな雰囲気あります!
熊鈴必携です。
しばらくは、ゆるやかな細いダートを歩きます。
15分くらい歩いたところだったでしょうか・・・
あれ
うひゃー、もう降っちゃったんだぁ~
どうしよう・・・
一応、出発前に調べていたのですが、
この時期の降雪は年々バラバラな感じでした。
うーん、アイゼン取りに戻るの面倒だし、
まぁ、行けるところまで行ってみるか。。
↑この考えを、後でとーっても後悔することに!!!
この山行きの直前に、立派なアイゼンを購入して、
当日も念のために車に積んでいたのですが・・・
面倒&時間のロスを理由に、取りに戻らなかった!!!
もう、信じられないくらいのアホヽ(#`Д´)ノ
この時に戻っていれば、あんな事には・・・
そのまま、のー天気に先を歩きます。
途中、例の閉鎖中?の駐車スペースを右に見ながら・・・
(帰りに写真撮りました)
林道終点に到着です。
ここを左に折れ、手小屋沢避難小屋を経由して、山頂を目指します。
カラマツの落ち葉で道はフカフカ!
小さな沢を数回渡ります。
なぜか、ティーカップが・・・?
勾配が少しきつくなってくると・・・
ここが、不動明王・・・だって。。
なんか、お札とかいろいろ置いてあったけど、
昔はここで何か修行とかしたのかな・・・?
この先はまた少し緩やかな道となり、尾根歩きへと続くのですが・・・
ふと尾根の向こうの沢を見ると・・・
ドラム缶を横にしたような感じなのですが・・・
もしや、あれは・・・
避難小屋
ズーム。
鉄製のかまぼこ型です。すごい狭そう。。
避難小屋っていっても、これじゃあ・・・
少し先に、避難小屋へと左に折れる分岐がありましたよ。
ここから、尾根歩きが始まります。
周りはだんだんと白い世界へ・・・
登山道の土も霜柱だらけで、雪が表面に降りかかっています
このコース、踏み跡からして、前を歩いている人はひとりだけ??
ザクザクっていう感触が楽しい
・・・と思えていた頃。
忘れていましたが・・・
こちらのコース、クサリやロープの危険箇所があるんでした。
普段なら、岩場大好きなわたくしですが・・・
そして、とうとう手強い難関が姿を現し始める。。
岩が・・・凍っています
クサリも・・・
ハシゴの段差があったので、ここは無事に通過。
第2の難所。
岩がさらに凍っていて、ツルツル
段差があまりなく、足が置きにくいところもあって・・・
かなり怖い
私、かなりのへっぴり腰です・・・
登れば登るほど、どんどん道が凍っており、
岩場じゃなくても、積もった雪がカチンコチンで滑ります
やばい・・・嫌な予感
でも、見える景色は反比例して、
とーっても綺麗なんだよなぁ~
あいにく、谷川岳方面は曇り。。
樹々に粉砂糖を降りかけたみたい
そしてついに・・
最難関の難所がやってきました。
ドーン。
ここ、ヤバイです。
岩というより、壁なので・・・マジ滑る
ツルッツル~
足を置ける段差もすごく狭いんです。
一応、ロープがあったりするのですが・・・
もちろん、凍ってるし、長さが短かったりして。。
動こうにも滑るので、足をなかなか運べない
片足が滑るだけでも、そのまま壁から落ちてしまいそうです。
もう、心臓がドッキドキ
本気で、ここで引き返そうと思いました。
だって、アイゼン履いてないんですよ!
車に積んである新品のアイゼンを思い・・・
めちゃくちゃ後悔しました
置いてきた自分が情けない!!
ひで氏~、もう無理じゃない?
帰ろうよぉ~
と、何度もつぶやく私の訴えを聞いてるのか、聞いていないのか・・・
(聞こえないフリをしているのか)
ひで氏は、振り返りながらも前を登っていく・・・
私も少しずつゆっくり・・・なんとか登りきった
でもまだまだ・・・
凍った道はつづくよ、ここまでも~
カチカチ&ツルツルに凍ってます
岩も大変だったけど、こっちも厄介
おそろしくゆっくりペースでなんとか歩きました。
最後にこんなロープを登って、やっと難所終了
やっと平坦なところで、ひと息つく
あ!あそこに見えるのは・・・
ひうちがだけ
アップ。
まわりはいつの間にか・・・
私、こんなにちゃんと霧氷を見たのは、
ようやく・・・
稜線に出たようです。
緊張が溶けたと同時に、頑張った自分へ・・・
ガッツ
さて・・・
でも私の中に、まだ迷いがあります。
果たして、このまま登りつづけて良いのだろうか・・・
ここでこんなに凍っているなら、さらに上はもっとすごいことに??
どうしようか考えているところに、
ちょうどひとりの男性が降りてきました。ラッキー!
この方、山頂を踏んできた様子。。
ここぞとばかりに話しかけて、上の状態を聞くと・・・
どうやら、凍っていて危険な場所はさっきの岩場あたりだけみたい
武尊山のたくさんある登山道の中で、
こちらのコースが一番雪深いようです。
(実は、出発前に知っていたのに・・・)
西風の影響で、きっとあの岩場あたりが根雪がつきやすく、
一番吹きつけが厳しいのでしょう。
なので、あんなに凍っていたのですね。。
じゃあ、山頂まで行ってみるかぁ~
無理だったら帰ってくればいいしね。。
でも・・・
あの岩場、ぜーったい降りたくない
てか、降りるほうがもっともっと危険だから~
山頂から剣ヶ峰を周遊して帰れたら、大丈夫かな?
様子をみて判断することにしました。
そう、このコースは唯一?グルリップできますよ~
山頂は、あそこだぁ~
意外と近くて・・・もうすぐですね。
字数制限でひっかかったので・・・