皇海山【過去レポ】
皇海山(すかいさん)
群馬県 2,144M 日本百名山
2008年 6月28日(土) 日帰り
皇海橋~不動沢のコル~皇海山山頂(往復)
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前回の山行きですが、忘れないうちにUPしておきまーす。
これからは、過去の登山もなるべく思い出して、順次UPできるようがんばりまっす
さてさて、百名山でまだ行っていない日帰り可能なところを探してみると、北関東がけっこう残っていることが判明。
そこで、早速選んだのが、皇海山。
なぜなら、名前がカッコイイから。←これってけっこうみんな考えてると思うんだケド。
「すかいさん」なんて、絶対読めないですよね、普通。
由来は、昔「サク山」→「笄山」→「皇開」→「皇海」になり、皇はスメと読めるから「スカイ」になった、らしい。
わけわからん(笑)
ま、ようするに、てきとーに選んだのですなんてね。
とはいえ、出発前に調べてみると、なかなか通好みの山らしい。
かの深田久弥氏は、足尾側の庚申山~難所の鋸山~皇海山ルートを通ったらしいのですが、
このコースの往復は頑張っても13・4時間くらいかかるみたいで・・・
あきらめました。←旦那さんの寝不足体調不良もありまして。
でもって、今回選んだコースが近年メジャーになっている利根側からアプローチする皇海橋コース。
でも、でも、このコースもある意味すごかった
国道120号沿い吹き割りの滝手前を右に曲がって、栗原川林道入り口から登山口である皇海橋まで、約20kmの悪路
事前情報だと、時速10キロで1時間半、狭い砂利道で片側はガードレール未整備も多々ある崖。「崖崩れによりしばしば通行止めなる」なんて書いてあるし・・・
で、実際行ってみましたが・・・
ヒドカッタ
砂利道というより、岩のゴロゴロ道。落石らしき大きな石もゴロゴロ。枝が車のサイドをこすりまくる。
我が家の車は、車高の低いレガシーくんああ、なんてかわいそうなんでしょ
岩がヒドイところを通過するたびに、下がこすれて「ガリ、ガリ」と悲鳴をあげるんです
これじゃ時速10キロも出せやしないよ・・・
登らず帰るわけにもいかず、なんとか2時間ちかくもかけて頑張って、皇海橋までたどり着きました。
実は、後でとんでもないことが起こるのですが・・・
さ、ここからは気持ちを切り替えて、楽しい登山~
とスタートして、ふと気づく。
デジカメ忘れたぁぁぁぁぁ~
なんてこった・・・私としたことが。
というわけで、ここからの画像は携帯カメラでの撮影したものでございます。
携帯だとあまりパシャパシャ撮る気にもなれず・・・画像も少なかったョ。。
テンション低めで登り始めたのですが、でもやっぱり山は山。
歩いているうちに、美味しい空気に気持ちもリフレッシュできました。
中間点までは、最初に沢を渡り、その後もしばらく沢沿いを歩きます。
林の中でも水の側だと涼しくて気持ちよかったー
中間点を過ぎると、樹林帯の急坂を登ります。(ロープ、クサリあり)
けっこう崖を登ってるみたいなところもありました。
ほどなくして、不動沢のコルに到着。
ここからは鋸山のギザギザが展望できて、見所のはず・・・
が、真っ白けっけで見えず
今日は、くもりだったのであります
こればっかりはしょうがないねー
はい、では先を急ぎます。
少し登山道の笹が高くなり、少々コギます。
ちょっと不思議な空間があり・・・
ここから先は、また急坂。
途中、シャクナゲが綺麗に咲いていました。
そして、1時間もしないで、山頂到着ー
展望は良くないし、少々狭いですネ。
木々の間から、日光連山、燧ケ岳、至仏山などの眺望が楽しめるらしいのですが、やはり曇りの為
まぁ、のんびりお昼を食べて、ゆっくり過しました。
ここは、渡良瀬川の水源らしい。
それでは、下山です。
行きと同じルートを戻ります。
不動沢のコルまで下りると・・・
あー、鋸山のギザギザ見えたー↓画像だとちょっとわかりづらいかな
深Qルートだと、このギザギザを通ってくるんだなー
登山地図だと、ここは点線になっているということは・・・
かなりの難所なのでは
その後、同じルートを戻るということで少々退屈感もあり、ひで氏とおしゃべりしながら下山。
川をまた渡り・・・
皇海橋まで無事に戻りました。
たぶん、あれが山頂・・・だと思われます。
さぁー、これで無事に下山できた・・・わけではありません。
ここからがまた戦いですよ、あの道と
下山後の疲れも多少ある中、神経を使うこの道は、ある意味登山よりも疲れます←ひで氏曰く
途中、ガリガリのたびに悲鳴を上げながら、車高の高いRW車に抜かれながら、やっとこさっとこ国道まで帰ってまいりました。
ところが・・・ここからが悲劇の始まりです。
登山バッチを購入しようと車をあるところに停めて降りたら、
ひで氏が何かに気がついたようです。
「シュー、シューッ」
ん・・・?
ま、まずい、パンクしてるー
そうなんです、右前輪のタイヤから、シューシュー勢い良く空気が抜けていたのです。
パンクを何度か経験しているひで氏曰く、パンクは停まると空気が抜けるけど、最初のうちなら走っていれば空気はあまり抜けないらしい。
彼の指示により、急いで車に飛び乗り、近くのガソリンスタンドに飛び込みました。
どうやら、タイヤの側面をやられたらしい。
かなり傷は大きく、裂けているのが大きく見えました。
パンクは地面側なら修復可能らしいけど、側面は不可とのこと。
ジャッキで上げて、スペアタイヤに替えてもらいました。
でも、スペアタイヤだからしょうがないけど、なんともまあ頼りない細さで・・・
本来の半分くらいの太さしかないんですよ。
安全のため、スペアは後ろにつけかえてもらいました。
ガススタの人がとても親切でよかったー(お店だから当たり前かもしれんけど)
お店の人が、
「皇海山ですか?あそこはよくやられるんですよねー。この前のお客さんなんてもっと可哀相でしたよ。行きに1本、帰りに1本、パンクしてました。結局帰れないから、タイヤを取り寄せて車だけ置いていって、後日取りに来てましたよ」
って。
ああ、ほんと私達は不幸中の幸い
無事に帰宅できただけでもヨカッタ。
行きにパンクしてたら、山奥で自分でジャッキでタイヤ替えなきゃならないし、
2本以上パンクしてたら、荷物全部もって電車で帰らなきゃならなかたし、
その前に、あんな道中で事故にならなくてよかったし。
落石や土砂崩れがあっても帰れなかったし。
登山は何が起こるかわからない
これ、肝に銘じました。
皇海山、行く方はご用心を・・・。
次回は、庚申山~鋸山~皇海山ルート、挑戦してみようかな。
【余談】
皇海山のバッチ(利根側)は、「沼田市東部商工会」にて平日のみ販売しています。
土日は閉まっているので、後日郵送も可能。TEL:0278-56-2270
足尾側のバッチは、銀山平や庚申山荘あたりで販売してるらしい。