早くねっ?! | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

早くねっ?!

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有名な大型電気量販店に行ったら…








もうクリスマス気分なのっ!





早くねっ?!




浮かれ過ぎじゃねっ?!




まだ2ヶ月先ですけど?





謎のイベント・ハロウィンも終わってねーのに…




磯山良司生誕祭も終わってねーのに…




みんな大好き・勤労感謝の日も終わってねーのに…






も~クリスマスっ?!




慌てんぼうのサンタクロースでも、さすがにまだ寝てんぞ!




ミュージシャンもまだ…




ミュ‘今年のクリスマスソングどうする?まっ、恋がどーとか、雪がなんちゃらとか、ゲレンデが溶けるほどチャラリラリ~♪って歌っとけば売れんじゃね?’




とか言ってる段階だぞ!




TUBEに関しては夏が来るまで、ふて寝してんじゃね?





クリスマスかぁ…。




ここ何年かのクリスマスの思い出って言ったら…




ミョンボこと、ななめ45°の岡安と2人で焼鳥屋で飲んだ後、ドンキ行って金のTバック買って、ミョンボに履かせたり…




ミョンボこと、ななめ45°の岡安と2人でラクーアで風呂入った後飲みに行ったり…






やだぁ~~~~~っ!!!




仮にミョンボに彼女が出来たり、ミョンボに仕事が入ってたら、俺なんか家で魂抜かれたみたいにドロ~ンとするしかねーじゃん!





サンタのコスプレした、赤い下着の子とクリスマス過ごしたいッス、俺っ!!!





無理かぁ…。





無理だよなぁ…。






アッ!ちょっとばかりお金払えば、クリスマス企画とか言ってそうゆうお店で…








やだぁ~~~~~っ!!!




愛はお金じゃ買えないんだよっ!




人の気持ちはお金じゃ買えないんだよっ!




何でそんな事も気付けないの、コージ!!!





そうだよ、俺が求めてるのは純な愛ですよ!






クリスマス、仕事を終えてトボトボ家路につく、俺。




街中には眩いばかりのイルミネーションの華が咲き乱れ、すれ違う人達の顔も笑顔で溢れている。




自分の体ほどのおっきなプレゼントを抱える、子供。




ケーキの箱を片手に急ぎ足で駅に向かう、サラリーマン。




一目をはばからず、イチャつく、カップル。





予定の無い浩二にはすべてのモノが眩しすぎた…。




家に帰り、しこたまビールを飲んでれば、気がついたら次の日になっている。




そう、今日は普通の木曜日だ。ただの平日。




一人でいる俺がおかしい訳じゃない。周りが浮かれすぎてるだけなのだ…。




マンションのある路地裏に来る頃には、街中の喧騒も落ち着いてくる。




野‘ふぅ~。今日は災難だったぜ…。クリスマスの何日後にはお正月。節操のない人種だ、日本人ってのは…。’




マンションのエントランスを抜け、エレベーターに乗り、8階のボタンを押す。




浩二の部屋はエレベーターを降りて、一番手前の左側。




エレベーターが8階につき、扉が開く。




違和感…。




浩二の部屋の前に、駅前のキャバクラの前でチラシをくばっていた女のような、ミニスカートのサンタの格好をした人物が…。




ミニスカートからスラリとのびた、白く長い足。




両肩も露出され、一瞬見ただけでも肌のきめ細やかさにハッとする。




黒いストレートヘアーから垣間見える瞳は大きく、浩二をジッと見ている。





浩二には見覚えのある顔であった。





野‘アレ…。なんで…?’




?‘来ちゃった…。迷惑……だった?’




野‘あっ…。いや、そんな格好でビックリはしたけど…。’




?‘コージ、コスプレ好きだから…。似合ってる?’




野‘もちろん!サンタより似合ってる…’




?‘も~っ!会いたかったよ!’











野‘ミョンボ…。’









やだぁ~~~~~っ!!!