国民は、菅直人を選んではいません。 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

首相は、大統領ではありません。


最悪の時に最悪の首相を「信任」せざるを得ないという最悪の事態が、進行中です。


何かカン違いしているとしか思えない、大根パフォーマンスや自己陶酔メッセージに続いて、


やはりこの人たちは、党利党略の徒であり、この期に及んで自己保身の塊に過ぎないことが、


いよいよはっきりしてきました。


お断りしておきますが、私は支持政党なしのいわゆる「無党派層」です。政治にとくに詳しいわけでもありません。


しかし、


この記事↓を読んで、目を疑いました。そして誤報、ウソであってほしいと思ったものです。


民主党がお揃いの防災服新調

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110331/stt11033101390000-n1.htm


政権与党のすることではないだろうと。この非常事に、テレビを使って一党を誇示するおつもりか?


その抜け目のなさが醜悪です。いや、犯罪的と言っていい。もし自覚がないとしたら生徒会以下です。


もちろん党費を使ってのことでしょうが、肝心の官邸は国費を使って何をやっているか?


民間の諮問機関のような内閣参与を16人も集めている。


いま必要なのは学者やタレントや評論家ではなく、現場での困難な作業を支援し、収束を短期化する実行計画を練る参謀であるはず。


民主党という一政党に過ぎない政党が、自らの内輪人事である代表選によって選んだに過ぎない菅直人という人物が、そのまま慣例によって首相の席にいることをいいことに、よりによってこの大災害を利用し火事場泥棒を演じようとしている。


国民は、菅直人を選んだわけではない。


サッカーや野球であれば、ボランチであれエースであれ、監督の判断で交代させることができる。


しかし、この重大な時に、命を託すに足る人物をわれわれは選ぶことができない。そこで、


首相を監督する監督は、誰なのか?


と調べるうちに、とんでもないことに気づいてしまいました。


それは、「元首」の存在です。


これ以上のことを書く力も気力も、今現在は、ありません。


ただ、今回の大災害、喉元過ぎれば忘れてしまえる程度の熱さではないこと、それをますます忘れがたいものにしてくれているのが、現内閣であることだけは間違いありません。