「火病」に苦しむ韓国人、長生きするには
http://www.chosunonline.com/article/20081127000055
酒癖の悪い夫のために20年間も耐え続けてきたキム・ミジョンさん(仮名)は最近、激しい体の痛みに悩まされている。昔に戻ってその悔しい思いを取り消すことはできないため、怒りはさらに込み上げてきた。
EBSテレビの番組『名医』は28日夜9時50分から、延世大医学部の閔聖吉(ミン・ソンギル)教授をゲストに迎え、「怒りを抑えてかかる病気‐火病」を取り上げる。
火病についての体系的な研究が始まったのは1970年代後半からだ。米国精神科協会が96年、火病を「韓国人だけに現れる特異な現象であり、一種の精神疾患と考えられる」と認め、「文化結合症候群」のリストに登載した。韓国で自ら命を絶つ人は1日平均で34人に上るが、これは火病がいかに深刻な疾患になり得るかを示すものだ。
閔教授は「火病は女性、特に中年以降の女性に多く現れる疾患だ。夫との対立、嫁ぎ先の家族などとの対立、金銭問題などが、女性たちに不安感を抱かせ火病を発症させる最大の原因だ」と指摘した。
また、火病を治すために最も大事なことは「話を聞くこと」だ、と閔教授は指摘した。「患者たちの相談に乗り、話を聞いた後に体温を測ると、1度以上下がっている。相手の話を聞いてあげるだけでも怒りやストレスを鎮められるということを意味している」と説明している。
以上
(えだまめ)
話は違いますが、朝鮮日報さん、過去記事は会員登録してログインしないと見ることができなくなってしまいましたので、うえのURLをクリックしても数日後には読めなくなります。
で、本文を貼り付けました。
でもその本文も、全体コピペしてくると、アメブロ画面にまで会員登録とログインがくっついてくるのです。
まぁ会員登録まではしなくていいかー、と今のところ不便に堪えています。
話を火病にもどします。
私は専門家では無いのでまったくの憶測ですが、
これ、トラウマとか心的外傷体験やPSTDとかの韓国版じゃないかと思うんです。
韓国では、こどもが机や床にぶつかって泣いたら、
子供に危害を加えた机や床を叩いてそれを叱ってみせますし、またそこに机を置いた者を叱りますので、
「あんよ」を始めたころに覚えるのは、「痛かったのは机のせいで人のせい」です。
という風に、基本的に自分を責めるのではなくて他人を責めますから、
事件の「恐怖」や「無力感」や「悲しみ」がフラッシュバックして、憂鬱感や自虐感にさいなまれる・・・・んじゃなくて、
事件の「切迫感」や「武者震い」や「恨み」や「怒り」がことあるごとにフラッシュバックして、憤怒や他罰感にさいなまれる・・・のではないかと・・・。
うちのお姑様も、ちょっとツボを押さえそこなうとささいなこと、たとえば買い物してきた1000ウォンの物品から、過去の怒りが10年分40年分まとめてどんどんよみがえり、「お前たちとはいっしょに暮らせない、出て行け!」まで発展することがままありますが、
それも
「ふがいない嫁に対する姑の怒り」ではなくて、
「嫁のふがいなさをきっかけとする過去の心傷体験のフラッシュバック火病」
ということで理解しなければならないのかもしれません。