韓国では、政党を行ったり来たりする政治家をさして、チョルセ(渡り鳥)と言います。
チョルセの群れはけっこうな数のようですね。
うちの地域のチョルセをバードウォッチングしました。
チョルセ。
先回の第17代国会議員選挙で、ハンナラ党の牙城であるこの地域で現職議員を押さえて当選したのが、ノムヒョン大統領の与党ヨルリンウリ党の○○○さんでした。
ヨルリンウリ党は先回の大統領選挙前にぷりぷり(散り散りに)解散し、新しい党ができたりまた分裂したり解散したりをくりかえし、ニュースをしっかりウォッチングしていなかったわたしには、どうなったのか行方が分かりません。
うちの地域の現在の国会議員○○○さんが、今回の第18代国会議員選挙では、イミョンパク大統領の与党、ハンナラ党で予備候補となり、党内の候補者選び戦に参加していました。
(ここまでが先回と同じ内容)
しかし、はやり現職とは言ってもチョルセの身分では弱かったのか、渡り先の党の候補者に選ばれませんでした。
さて、27日から選挙戦が始まりました。
あれれ?党の候補に選ばれなかったはずの○○○さんも立候補して出てきています。
無所属で。
選挙勝つ動員のおばちゃんがにこにこしながら寄ってきて握手しました。
○○○をどーうぞよろしくお願いします。
あれ?○○○さんは、ハンナラ党じゃなかったんですか?
あー、そのことは忘れてください。
でも、当選したらまたハンナラ党に戻りますから、
ご心配なく。
それは「ご心配ない」ことなんですかねー。
その夕方、電話で世論調査がありました。
どの候補に投票するつもりですか?
1ハンナラ党△△△さん、2統合民主党□□□さん、3・・・・。
一通りのアンケートに答えたら、録音の音声がこう言いました。
無所属○○○に投票しない理由は何ですか?
1ハンナラ党の候補ではないため。
2ハンナラ党の候補に選ばれなかったため
3あまりにも頻繁に党を変えるため・・・
もちろん3を押しましたよ。