90歳の電灯のつけかえ | 随心所欲的日記

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旅と文学の話

 90歳の方に午前中だけ、荷物運びをお願いしている。運ぶのは、80代のときは本の箱を持ち、階段を軽々と昇っていったのに、いまや滑車に本を乗せて、がらがらひいてエレベーターに乗っていく。

 

 一番、変わったのは、二年前までは電灯の付け替えの際に、少し震えはするがみていて危ないものではなかった。

 

 今日は違った。テーブルに上ってからも、体が震えているし、電灯を受け取ってからも、なかなかかちっとはまらない。私が椅子に上り、電灯を手で支えて、少しはやりやすくなったようだ。

 手に力がはいらへん。

 もうやめましょう。シルバー人材センターを呼びます。

 いや、やる。できる。

 

 試みること、五回目、ようやくライトがついた。

 できるやろ?ついた。

 

 喜んでいる。90歳で引っ越し手伝える人、いーへんやろ、と、少し得意そう。

 

 要するに、握力が弱くなっていて、電灯をかちっとする、がむつかしいらしい。

 

 さて明日は、おじいさんにベランダとキッチンをお掃除して貰って、あたしは浴室、トイレ、玄関など頑張るつもり。

 

 朝のうちは、あたしも元気でやる気にあふれているのに、昼頃からは疲れてくる。夕方にはセブンイレブンで間違えてスーパーのカードを出してしまい、店員さんに「よくあることですよお」と同情された。

 おやすみなさい。ネットは13日までしかつながらない。