冒険の大切さ。 | エコサーファーのブログ

エコサーファーのブログ

南伊豆で展開しているエコツアーのこと、のんびり家族の日々の暮らしを綴ります。

僕はサーフィンに出会ってから、自然の素晴らしさに改めて気が付きました。

大学1年生の18歳になるまでに、親父に連れていってもらいながら、海、川、山のそれぞれを、目一杯、楽しんできましたが、18歳に出会ったサーフィンは、その中でも、とても強烈で、一瞬にして、虜になってしまいました。

その頃からです。

僕の中で、『自然の素晴らしさを、もっと多くの人に伝えたいな』と思い始めたのは・・・。

そして、大学を卒業して、湘南の海に毎週末のように通うようになり、とにかくビーチが汚かったのです。

それからです。ただただ、サーフィンするだけじゃなく、「この海をもっとしっかりと守って、自分の後世にも残していかないと!」と思ったのは。

そして、2001年にエコサーファーというグループを立ち上げ、既に13年間、ビーチのゴミ拾いをはじめ、様々な環境教育を実践してきました。

僕の答えは、ゴミを捨てない、自然を愛する人を育むこと。

そして、素晴らしい自然を face to faceで、現場で、伝えること。

そして、これで食べていくこと。つまり、生計を立てる、ビジネスをしていくということです。

僕は両親のおかげで、大きな苦労などすることなく、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学へ通うことができました。

その教育という現場の中で感じてきたことは、勉強よりも、友達の大切さとか、僕の場合で言えば、同じような夢を共有したり、同じく海が大好きな仲間ができたり、大好きなサーフィンという一つのキーワードで、日本をという枠を飛び越え、共に喜びをシェアできる外国人がいたり、そんなことたちが自分の人生を振り返った時に、「ああ、素晴らしい人生だ」と思えたのです。

しかし、時代は変わり、10年くらい前から、誰もが小学生のうちから塾に通い、月~日曜日まで、時間ごとに行事や習い事がぎっしりと詰まっていて、友達と遊ぶ時間は塾の時間となり、家族団らんの時間は一人でゲームに没頭し、親もスマホやテレビにはまり・・・というような、良く無いスパイラルがこの日本を支配していると感じるようになってきました。

だからこそ、僕はその全てを開放して、自然の中で自分と向き合い、今まで知り合うことの無かった新しい友達(年齢も、学校も、趣味も、性別も違う)と接したり、情報を遮断して、火を起こし、火を囲み、原始的な本当の贅沢な時間を過ごすようなことが、とても大切なことであると思っているのです。

そう、勉強よりもコミュニケーション能力であったり、誰とでも仲良くなれる力であったり、自分の得意なことを見出すことであったり(アイデンティティの確立)、両親の元から離れ、両親に感謝をすることだったり、自然の中で感性を磨いたり・・・そんなことを自然と感じることができる環境を、そっと、用意してあげたいと思うのです。

ですから、僕は、海のゴミ拾いを基本に、小学生の冒険合宿、日々の南伊豆でのエコツアーの実施(親子、カップル、グループ、学生)、冬の時期には林業に携わるなどしています。





普通、自分の目指すべき道というのは、大体、見えているものです。

例えば、弁護士、サッカー選手、大工、料理人など。

でも、僕のように環境教育全般のことを、仕事としてやっていて、家族5人を養っていけるだけの経済力を持っているような人は、日本では、本当にごくごくわずかです。

ですから、僕は、色々な人たちと交わりながら、相談しては、実践し、相談しては、実践しの繰り返しの中で、自分のオリジナル像を創ってきました。

今の僕は、今までに出会った人たち全てでできていて、それは職人さんであったり、教授であったり、外国人であったり、バーテンダーであったり。

13年間の『活動』は、6年前から『事業』に変わり、今もここ南伊豆で進化をしています。不思議なことに、ここ南伊豆には自分とビジョンを共有できるたくさんの人たちが住んでいます。だから、そんな素晴らしい環境の中で出会った多くの仲間と共に、南伊豆を拠点に自然の素晴らしさを世に伝えていきたいのです。