こんばんは。Mです。


灯火

どうです?この灯火。

九州レポートと題しながら、今回は愛媛の内子で買ってきた和ろうそくの灯火をご紹介。


先日、創業二百余年という老舗の和ろうそく屋さんで購入しました。

現在6代目の職人さんが毎日手作業で作られています。


写真は一番短い5匁ですが、お話を伺ったところ

このサイズで1日約8時間かけて、200本しか作れないそうです。

午前9時から午後2時頃までひたすら芯に蝋を何回も擦り付けて大きくしていくとのこと。

そこからようやくツヤ出し等を行っていく・・・。

考えただけでも気の遠くなる作業です。


かつてはこの内子地域に27軒もあった和ろうそく業だったのが、

大正時代以降、洋ろうそくの普及で今ではたった1軒になってしまったそうです。


でもこの灯火見てください。

洋ろうそくにはない味わいがありますよね。

炎も大きいです。結構動きもあるので、見飽きないです。


昔の人はこのろうそくの明かりで暮らしていたのかと、家の中をろうそく持って歩いてみました。

炎が大きい分明るいので、歩くには不自由しません。

でも何か作業をするにはやはり少し暗く、

日の出とともに起き、日暮れとともに休む生活が普通だったのかな。

今の感覚だと「エコ」ですが、それが当たり前の時代が確かにあったんですよね。


果たして「エコ」とはなんなのか?フト考えらせられた灯火でした。