おとなはいつもうそつきだ


 という子供の感想があったときに、その「うそつき」っていうのは、感情と行動の不一致であるということではないかと思う。

 というか、大人の行動の政治性みたいなものを子供は敏感に感じて、それに対する嫌悪感を発しているように思う。
一言で言ってしまうと、「ポジショントークとかマジ気持ち悪い」ということになってしまうのだけど。


 私は昔はすなおなよいこだったので、中学校くらいまでは言うことなす事のほとんどが、周りの期待することだったりそうあるべきことだったりだったのだけど、高校あたりでそれがなんとなく嫌になってきて、大学あたり以降から今に至るまで、わりと好き勝手やっている。

 いや、なんというか別に他人に迷惑をかけるとかという意味ではなくて、役に立たないことだろうが後ろ指さされることだろうがなんだろうが、私がやりたいと思ったことをやっちゃうってことだけど。

 世間一般的にこうすべきってことや、自分に有利になるような言動は意識的に、やらない。

 ただ、これには2つの側面があって、
①他人からの評価は気にしない
②フラグを立てない
という、良くも悪くも残念な性格でもある。

 ここでは②の話題なのだが、最近フラグを立てるのが億劫でしょうがない。やばい。

 以前は、狙った範囲に必要な噂を流したり、情報の向きを操作したり、他人の影響力を阻害したり、根回ししたり、偶然を捏造したり、騙し討ちしたり、何でもかんでもやってたけど、なんかそこらへんがすっごく嫌いになった。


 でも、それが行き過ぎると、なんていうのかな、コミュニティを広げたりとか、仲間を集めたりとか、そういう、だれでも当たり前にやってる人間関係の構築が、すげえ苦手になっちゃったんだよねぇ…
恋愛関係だけなら別にいいんだけど、友達関係とか同人活動関係とかもそうだから困る。
 

 熱血系のアニメでも見過ぎたのかな…?
ぶっちゃけ、目的達成するための論理的思考・行動よりも感情や信念が優越してるっていうのは、一般的にいって、ただの厨二病だよね。


 いや、実はこのエントリには結論がなくて、「困ったなぁ…orz」で終わってしまうのだけど。




 みんなどうやって折り合いつけてるのかな?
 の修行を始めてだいたい1年くらい。

 そんなことをしても大した意味はないのですが、なんか、できるようになりたかった。

意味なくはないか。
空気をガッと変えられます。
あと、ツッコミを貰いやすいです。

 私は下ネタ系は苦手なので、ここでいう「気持ち悪く」というのは、主にオタクネタを指します。

 方法はいろいろあります。

①名言にオタクネタを引っ掛ける

 まあ別になんでもいいんですが、「○○はいいことだ」という名言に「○○は良くないことだ」もしくは○○を台無しにするようなニュアンスのネタを引っ掛けます。普通に使います。


②自明な「A>B」を「B>A」と言う

 これも別に特別なことではないのですが、ダメな人にとっては意外と間違っていないのではないかと思わされてしまう面白さがありますよね。
例:仕事で気が散ってスレに集中できない。(Twitter、授業などで応用可)


③想像のものをさも現実であるかのように言う

 単純に言うだけではただの痛い発言になるので、微妙に難易度が高い気がします。
例:アニメはやっぱり生で観なきゃね。


…やり過ぎたり、免疫のない人の前でやると、酷い目で見られたり、ドン引きされたりするので気をつけたほうがいいです。

 意外とサラっとでてこないんだよね…
 ということで、久しぶりにオススメのライトノベルなんて紹介しましょうか。


さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)/鴨志田 一

¥641
Amazon.co.jp

 世の中のライトノベルには二種類あって、それはすなわち、
①ダメなライトノベル
②ダメじゃないライトノベル
なんだけど、この作品は、②ダメじゃないライトノベル にあたります。

 最終的には「読めばわかる!」という話になってしまうのだけど、話の流れをザッというと、芸大付属高校に通う主人公くんが、問題児の巣窟の「さくら荘」に投げ込まれてなんだかんだ頑張る話です。
彼女だったりペットだったりする話じゃないです。
 メインヒロイン(というとギャルゲ臭がするが)は2人いて、天才画家にして生活不適合者な子(主人公はこの子の世話をするはめになる)と、声優の学校に通う子です。私は後者を大プッシュしてるんですが、どうなるのかよくわかりません。ハラハラどきどきです。

 一応ジャンルとしてはラブコメになるのでしょうが、「才能とは何か」「努力とは何か」という主題をとてもはっきりと描きます。
思わず、トラウマをえぐられます。
頑張れ!と思わされます。

そして、頑張んなきゃ、と思わされます。

最新刊が12月に出ましたので、みんな読むといいよ。