スポーツの世界で勝負の前に感情が・・・ | 元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

28年間実業団長距離界在籍(選手14年・女子コーチ1年・女子監督13年)・サロマ湖・四万十川ウルトラマラソン3年間公式チャレンジャーを完走に導きました。
再び、アスリート育成世界へ戻ります。

本日(9月14日)の毎日新聞 朝刊

リオオリンピック 男子柔道でエジプト代表選手が

イスラエル選手との握手を拒んだ件、掲載をされて

いました。

【エジプトのイスラム・ハルシェハビ選手】

大会の8日前にイスラエル選手と対戦が決まった後、

インターネットを通じて「イスラエルの存在を認めない

ために棄権すべきだ」「敗北は許せない」

などの意見が寄せらていることを知りました。

 

「試合の棄権を求める声があり、試合前から重圧

があった柔道のルールを守った上で、(イスラエル

を敵視する)アラブ人やイスラム教徒の感情を尊重

し、選手は握手を拒むことを決めた」

 

<代表チーム内で対応を協議し、試合後の握手の

義務はないとことを踏まえ、結果に関わらず選手は

拒むことを決めた>

 

試合は一本負け。

審判が勝者を告げると相手選手だけが礼をし、

エルシェハ選手は左の手のひらで相手に向け、

首を振って握手を拒否するように伝えようとしました。

しかし相手選手は後ずさりを追うように握手を求めた。

 

エルシェハ選手は「相手選手は過去にエジプト選手に

握手を拒まれたことがある。世界が注目する中、

問題を政治化したののは相手選手だ」と話しました。

 

【一方、イスラエルメディアによると】

相手選手は試合後「握手を拒否されるのは分かって

いたが、それは彼の判断だ」と話しています。

 

アラブの世界では、イスラエルがパレスチナ人の土地を

奪い、国家樹立を妨害しているとの認識が広くあり、

過去の紛争の歴史相まって反イスラエルの感情が

根強い。

スポーツ界でも「イスラエルの存在を認めない」

との理由からイスラエルとの対戦を拒否する例がある。

 

日本は「平和」です。

しかし過去、1980年のモスクワオリンピックは米ソの

冷戦時代、日本はオリンピックを棄権しました。

当時、代表に選ばれた選手は幻のオリンピック選手と

なりました。

私が高校時代の時です。

代表に選ばれて選手たちは涙を出しながら訴えたことを

思い出します。

 

スポーツは、相手選手が誰であろうと、正々堂々と戦う

べき。負けると力不足を認め、素直に負けを認め、勝者を

称えるべきです。

 

政治・国民の感情がスポーツの世界に入るべきでは無い。

純粋な心で、勝負に挑むべきです。

スポーツは清らかな世界です。

 

ビジネスとは、全く違う世界です。

 

☆一流アスリート

心・技・体

 

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知・徳・胆

知・・・知識

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一流のアスリート、一流の経営者

株式会社サンリ 代表取締役会長の西田文郎 様の

教えからです。