私は生まれたときから社宅育ちです。

♪男なんてさーー男なんてさーーは

新宿育ちですが私は社宅育ち。



私の父はある電機メーカーの技術者で

工場勤務でした。

私が生まれた街は、

街全体が工場の敷地のようで

ほとんどが社宅。

そして私は、工場の付属幼稚園に通っていたのです


その幼稚園のカーストぶりには・・

今思い出してもビックらこきます・・

アパルトヘイト時代の南アフリカ並でした。


南伸介風にいうと「ぴっくりしたなーもーーーー」です


付属幼稚園は身分制度がきっちりとしているので

劇や鼓笛隊すべてのいいモノ順は親の

役職ですべて決まってきます。


部長の娘のさっちゃんはいつも女王さま役。

髪の毛カールしてお蝶婦人みたいでした。

そして付属病院のドクターの息子

ひろしクンはいつも王子様。医者の息子は

いつの時代もおぼっちゃんなのです。

ちびまるこのはなわくんみたいなやつでした。



そして私はというと、劇ではいつも台詞のない役。

たいてい雪とか木。役でなくて書き割りというか背景。

一番いいものでも台詞なしの狐でした。



劇より悲惨なのは、運動会の鼓笛隊でした・・

かわいい子はバトントラワーかピアニカ

憧れました。

一度でいいやりたかったです。



そして私に与えられた楽器は水笛でした・・

「み・ず・ぶ・え」・・・。皆さん知ってます。

この奇妙奇天烈な楽器。

左手で水の入ったコップを持ち

右手でタケでできた笛を浸して

ぶくぶく」するだけの楽器です


アウトドアで行進しながら私がぶくぶくしている

音ってナンカ関係あるのでしょうか?

しかも鈴とかの後ろから歩くのです。

コップもってうつむきながら

悲しげに列の鼓笛隊の後ろから

幼稚園の庭を歩いているのは

ホントとほほでした。


いろんなカーストな仕打ちに耐えましたが

水笛だけは・・ヒドすぎる。


コスメ・化粧品

美容・ヘルスケア専門のマーケティング&PR会社

J&Tプランニング