私のいた地味な杉並の区立中学は
夜間スクールとか、民間の校長先生とかで
とても話題になっています。でも私のいたときは
どこにでもある杉並の住宅街の普通の中学でした。
そして中学のときの思い出といえば合唱コンクールです。
音楽の授業で何曲か曲を作り
一番よかった曲をクラスの歌に決めて
校内合唱コンクールで披露します。
そして校内で優勝したら学校代表として
荻窪の杉並公会堂で歌えるというものです。
当時、私のクラスの歌が中学の代表になって
杉並公会堂に行きました。
音痴な私にとっては
合唱コンクールは一年に一回の
厄介なイベントで、ましてオリジナルな曲を
作るなんて考えられません。
音符も読めない私は
他の人に依存気味でありました。
フォークギターにかぶれていた上野君が
「俺が作ってきたぜーーー」
って曲を音楽の時間に
ギターで披露してくれました
曲名は「青春は汽車の旅行です」。
勢いこんでひいてくれたのは
ずっとレの曲。レだけで3番まで・・・
音階を口づさんだ得意げな上野君は
レレレレレレレレレ・・。
レだけで構成された歌は
まるでレレレのおじさんのよう。
拓郎や陽水、そしてチューリップやオフコース
アリスの全盛期にレだけで
カッコつけられてもねえーーーって思いました。
♪青春は汽車は旅行です
ただ一人走ってゆくのですぅーーー♪
という歌詞でしたが、レだけなので一度しか聞いてなくても
今でも歌えます。
しかし、これをクラスの歌にするわけにもいかず
途方にくれていたら、
「上を向いてあるこう」
「ぼくらはみんな生きている」
ピンキーとキラーズの「恋の季節」を
作った日本の昭和を代表する音楽家の
いずみたくの息子が名曲をプレゼントしてくれました。
しかもアルトとソプラノまで楽譜に
書き分けてあります。
有名人の子供というのは隠したがるものですが
彼もそうで、
彼がいずみたくの息子であることは
一部の人しかしらなかったと思います。
♪空にむかって 人はみなーーーー
愛と自由を求めている♪
これが壮大で「翼をください」より
名曲なんですよ・・・
この曲は、実はいずみたくさんの
曲ではないかとおもいつつ、卒業しても聞けずいました。
今でも、いずみたくの曲で校内代表になったとしたら
反則だなあと思います。
合唱川柳
音痴だと 実は指揮者にされるのよ
誰もみないけれど指揮をやったわーーー