とても面白い公演でした。
全編通じて、全く飽きさせるシーンがなかったです。
公演終了後のトークイベントで知ることになりましたが、
飽きさせない理由が、この公演の からくりにあったと
思ってます。
(からくりを知ることにより、改めて、この作品を
見てみたいなという気持ちにさせてくれました)
そして、個人的に公演と同じくらい興味深く、嬉しいと
感じた事が、MIKIKO先生がこの公演に興味を持ち、
トークイベントにゲストとして参加したことです。
トークイベントは、MIKIKO先生と、作品のからくりの部分
(プログラミング)を担う、真鍋大度さん、石橋素さん、
そして司会者の4人で行われました。
MIKIKO先生が話す機会はほとんどなかったので、
以下、MIKIKO先生が話した内容全部を紹介します。
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【公演の感想】
一言で言い表せられるものではないんですけど・・・
ダンスというのは、本来アナログなものではありますが、
この作品では、デジタルな技術で不可能なことを
可能にしていて面白いと思いました。
普段、私が作品を作る上で心掛けているのは、
自分が出たいなと思う作品にすることです。
そういう意味で、この作品はとても出てみたいと思いました。
正直、悔しいなと思いました。
そして、見ていて とても不思議だなと思いました。
【MIKIKO先生への質問】
<石橋さん>こういうものがあると、振付は変わりますか?
普段やっている振付というのは、曲があって
それに合わせていく作業なんです。
歌や、曲、歌詞の世界観なんかに合わせていくので、
後からの作業なんです。
(その音にはめていくという作業が変わるかもしれません)
ダンサーは体が楽器なんて言いますが
これがあれば、ダンサー自らが音を出せて、
歌って・・・というのは さすがに無理ですがw
面白いなと思っています。
<石橋さん>Perfumeのツアーはいつからですか?
昨日から始まりましたw
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とまあ、これだけ見ると何を言っているのか意味不明ですね(笑)
公演中にあった からくりというのは一つだけではないんですが、
おそらく、MIKIKO先生が最も興味を持っているのが、真鍋さんが
手がけた筋電センサーだと思われます。
筋電センサーについては、アメリカでオススメNo.1動画として選ばれた
ものがあるので(既に130万ビュー!)先ずはそちらをご覧ください。
顔面の筋肉をヒクヒクされているのが、真鍋大度さんです。
この動画で何をやっているかというと、医療器具として
用いられているセンサー(事故等で腕を失った人・腕に力が
入らないといった人に対して、その人の体の別の場所から
信号を受け取り、物を掴む力に変換させるためのセンサー)
があるのですが、本来、表情から信号を読み取るものを
逆に電気信号を表情に送ったらどうなるかを試しています。
つまり、音楽から送られる信号を表情に送っているという、
かなり変人な精神にあふれた動画ですww
MIKIKO先生も、この動画を関和亮さんから紹介されて興味を持ち、
動画の発想のもとになった(真鍋さんも関わった)
ダンス公演について知ったようです。
※ダンス公演『true/本当のこと』の紹介動画があったので、そちらも貼り付けます
このダンス公演では、先に紹介した実験動画よりも
本来のセンサーに近い使われ方をしています。
ダンサーの筋肉の動きに合わせて、照明が変わり、
音が鳴り、舞台が振動する・・・
MIKIKO先生が語った言葉でもありましたが、
元々ダンサーは、音楽等に対して後追いになるものです。
しかし、この舞台では、(一部ではありますが)ダンサーの
動きが発端となり、セットを操作していることになります。
とても新しい発想ではないでしょうか。
この公演に留まらず、もっと色々な用途、
可能性があるのは間違いありません。
そして、Perfumeファンの私としては、どうしても
ある種の期待が膨らみます。
その期待とは、Perfumeの3人のダンスパフォーマンスが、
実際に音楽を奏でるということです。
Perfumeのダンスパフォーマンスにおいて、目で見て感じるものに加えて、
音を伴ったとしたら・・・
とまあ、語り始めるとキリがないので、ここでは止めておきますね(;^_^A
最後に、真鍋さん、石橋さんについて紹介がてら、
以下、ご自身のHPリンクを貼っておきます。
真鍋大度さん
(Official HP)http://www.daito.ws/
(紹介インタビュー)http://moonlinx.jp/headline/art/000501.php
石橋素さん
(Official HP)http://www.motoi.ws/
(Official HP)http://www.dgn.jp/member_-_motoi_ishibashi.php
トークイベントでは、最後に(MIKIKO先生と真鍋さん、石橋さんとの間で)
今度一緒に仕事をしましょうと話していました。
その日が早く実現することを切に願っています♪