東アフリカ・ソーシャルベンチャープロジェクト(EASVP) -4ページ目

ケニアでの1面広告

実質2週間遅れましたが、ケニア現地でのメジャー新聞NATIONに一面広告でました!

$東アフリカ・ソーシャルベンチャープロジェクト(EASVP)-NATION広告

画像はデジタルNATIOということで、現地の新聞のデジタル版です。ページ53に一面の掲載が、これで日本からでも確認できます。

原稿については、現地の広告代理店が作成しましたが、日本人の感覚だとなんでやねん、みたいなのも多々あり、ポップだな、これという感もありますが。

今日は、現地の高校の試験の発表日ということもあり、新聞がよく見られる日なので、まーよしとしてしてください。

サイト自体も突貫で色々と手をいれたので、これからのところもありますが、ようやくここまで辿り着けたといったところです。ここからがビジネスの本番です!

まずは現地でビジネスとして確立することが一番重要なので、気合入れてやっていきます!

ここに辿り着くためにスタッフは連続深夜作業です。。

原点を考える

先日、このプロジェクトを応援するメンバーで現在のプロジェクトの状況等を共有し、かつ意見を頂くという会を行ったが、その時の重要なテーマの一つが、「ソーシャル」なのか「ビジネス」なのか?だった。

このテーマは、このプロジェクトを始めて以来の問いの一つだが、ここで改めて、私自身にとってのプロジェクトの原点を話してみたい。

プロフィールのところにも書いていますが、私は、最初の海外がネパールで、いまから約26年前、当時11歳でした。なぜネパールだったかというと、単純に親が山が好きで、それまでも北アルプスの山々、西穂、奥穂、剣岳といった山を小学校3-4年のころから登らされていて、その延長がネパールで5000メートルラインまでのトレッキングだったという訳だ。

この時、実はもう一つイベントがあって、当時、私は宮崎県に住んでいた訳だけど、ネパールに行くに当たって現地の新聞社とタイアップして、現地の子供たちに衣服を送ろうと、不要になった洋服や靴を募集して、大量なダンボール箱と現地に行ったことを今でも鮮明に覚えている。

残念ながら、そのダンボールのほとんどは税関で、これは商売をするのか?ということでその多くを没収されてしまい、数箱残った衣服を、現地の子供たちに贈答した形になったが。

贈答というと聞こえはいいかも知れないけど、26年前のネパールは、いまよりも貧困だった。当時11歳の僕と変わらないくらいの子供がすでに労働資源として当てられていて、逞しく、またサバイバルな環境で彼らは過ごしていた。

雪道もはだしで歩き、彼らの足といえば象のように分厚く皮が発達していた。ポーターに靴を配布すると、彼らはそれを履かずに大事にしまい、何故、はかないの?というと、ポーターの一人が、この靴は村に持って帰って、お金にする、と。

彼らはすべてがサバイバルだった、そして贈答という名の施しではなく、それは生きるための「商品」だった。

こういった幼少の経験もあり、わたしはこれまでに40カ国以上を、学生時代含めて放浪してきた。

そして3-4年前だったか、インドのビジネスパートナーとタージマハールを見に行った時、そこには多くの子供たちが写真はどうだ、ポールペンはどうだと物乞いではなく、観光客目当ての猛烈な営業攻勢ををかけてきた。スラムドックミリオネアの映画を見た人は、それを思い出してほしい。

この時、わたしはその彼らから何も物を買わなかった、しかし現地のパートナーはある子供から使いもしないボールペンを買った。

そのビジネスパートナーと議論をした。あんなの買ったって、お金を恵んであげるのと一緒だと。しかし、そのパートナーが言ったのが、いいんだよ。おそらくポールペンを売った彼女は、あのお金で他のものを買って、さらに高い値段で売れるものを今度は売っているよ、って。それにこのボールペンもどこからか拾ってきたんだよって。

そこには、「施し」や「贈答」ではなく、生き抜くための力強さがあることを、彼は僕に思い出させてくれた。

話がやや長くなったけど、言いたかったのは、アフリカの子供達って貧しいよね、だから寄付をしようではなく、彼らは私達が思っている以上にサバイバルだし、生き抜く力強さを持っている。

むしろお金やモノをあげるだけの寄付は、砂漠に水を巻くようなものだと僕は思っている。そうではなく、現地でまずはちゃんとビジネスとして儲かる事業をやろう、そうビジネスとして如何に成功させるかが、先で、それが本当に儲かったら、それを社会に還元しよう。

これが、このプロジェクトを始めようと思った私の原点となっている。


プロジェクトの説明会

この東アフリカ・ソーシャルベンチャープロジェクトは、本来的には税法上のメリットを考えると匿名投資組合形式にするのが一番いいのでしょうが、手続き上の関係から、今回は合同会社(LLC)を出資主体とする形で、この合同会社に本プロジェクトにご賛同いただけた有志が出資をし合っています。

そこで先日、2月16日(火)に、現地の責任者ジャスタス君にプレゼンテーターになってもらい、有志ならびにプロボノ的にご賛同いただける方が集まって、改めて本プロジェクトの進捗状況、現地での事業戦略、プロジェクトの方向性確認の会を開きました。

下が、その時の様子です。

東アフリカ・ソーシャルベンチャープロジェクト(EASVP)-プレゼン-③

東アフリカ・ソーシャルベンチャープロジェクト(EASVP)-プレゼン-②

東アフリカ・ソーシャルベンチャープロジェクト(EASVP)-プレゼン-①

個別の参加者の名前は、あれですが後から友人から言われて思ったのですが。

このMTG、実に単価の高い方々集まった、というか日本の直近のインターネットに関するビジネスノウハウの15年分ぐらいを「ぎゅ-」と濃縮して、ケニアで実施という実に濃い内容でした。

参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!