FXレポート
この記事はこちら のFXレポートから抜粋しています。 12日欧州時間、欧州中銀(ECB)は月例報告で、インフレ圧力は抑制されたが、ユーロ圏の景気回復は依然として低迷していると発表した。先行き不透明性が高まっている中、市場では大きな不安心理がある。当時間帯に公表されたユーロ圏5月鉱工業生産は事前予想より改善したものの、ユーロ圏景気回復をめぐる懸念が払しょくできないため、ユーロドルは一本調子で下落し、1.2166の安値をつけ、当日の安値を更新した。直近発表のFOMC議事録で、米FRBがQE3を打ち出す可能性が更に低下し、投資家を落胆させた。
また、欧州株式市場は軟化し、米国株式市場も序盤に下落した。リスク回避ムードが高まった中、ポンドはユーロよりも弱かった。ポンドドルは欧州時間序盤の1.5480付近から1.5392の安値まで値下がりした。同様にハイリスク通貨である豪ドルも下落し、対ドルでニューヨーク時間序盤に1.0099の安値をつけた。
ニューヨーク時間午後、商品価格の上昇を背景に、コモディティ通貨の加ドルは大きく反発し、ドル加ドルは高値の1.0248から安値の1.0176まで急落した。その他のドル以外の通貨も対ドルで下げ止まり持ち直した。 ウィークリー、デイリーレポートはこちら 。 (どなたでも無料で見れます) |