日経平均は小幅に上昇、円安を受けて輸出株が支え | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

日経平均は小幅に上昇、円安を受けて輸出株が支え

 円安進行を受けて輸出株に買いが入ったことから、15日の東京株式市場で日経平均は小幅に上昇し、2取引日連続で10,000の大関門の上方で取引を終えた。最終的には、日経225平均株価は前日比72.76(0.72%)高の10,123.28で引けた。SGX日本225株価指数先物CFD 6月限は前日比45(0.45%)高の10,055で終了した。


 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は14日の発言で、量的緩和第3弾(QE3)の実施を示唆しなかったため、ドル円が大幅高となり、円は軟調な展開となった。輸出セクターが大きく買われ、中でも電気機器株であるリコーは6.83%暴騰の805円で終了し、相場を押し上げた。自動車株の上げが目立った。その中で、マツダは5.41%高の140円、本田技研工業は3.23%高の3,295円、トヨタ自動車は2.71%高の3,585円、日野自動車は2.63%高の593円、三菱自動車工業は2.04%高の96円となった。海運株が強かった。商船三井は3.37%高の373円、日本郵船は2.70%高の252円で引けた。精密機器株が小幅な上げを見せ、コニカミノルタホールディングスは1.76%高の726円、ニコンは1.53%高の2,443円、オリンパスは0.98%高の1,313円で終了した。下落セクターでは、不動産株、証券株が弱気地合いとなり、中でも大和証券グループ本社は1.69%安の349円、平和不動産は1.35%安の220円、住友不動産は1.22%安の2,017円、松井証券は0.91%安の543円となった。


 15日の香港株式市場は序盤ごろ小幅ながら上伸してから急落し、午後では底入れ反発し、最終的には当日の高値付近で引けた。ハンセン指数は前日比45.64(0.21%)高の21,353.53で引けた。香港48株価指数先物CFD 3月限は前日比31(0.15%)高の21,309となった。


 48構成銘柄では、22銘柄が上伸し、2銘柄が変わらず、24銘柄が下落した。騰訊控股は4.09%急伸し、相場の上げをリードした。消費関連株の上げが大きかった。利豊は1.97%高、百麗国際は1.79%高、華潤創業は1.79%高となった。金融株が堅調な展開となり、HSBCホールディングスは1.37%、ハンセン銀行は0.67%、香港証券取引所は0.65%、中銀香港は0.53%、とそれぞれ値上がりした。半面、本土系銀行株が売られ、中でも中国建設銀行は0.95%、中国銀行は0.90%、中国工商銀行は0.19%、とそれぞれ値を下げた。不動産株の大部分が下落し、中国海外発展は2.66%安、華潤置地は1.60%安、信和置業は1.04%安、太古‘A’は0.78%安となった一方、ハチソン・ワンポアは1.32%高、九龍倉集団は0.44%高で引けた。

3月15日証券CFDアジアレポートより抜粋


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