時代を簡単に定義すれば、
①江戸時代は、鎖国主義のナショナリズムの精神文明の円熟期。
②明治維新は、開国グローバリズムの物質文明の開花期。
明治以後、徐々に日本精神は、廃れていったのだ。
日本精神を取り戻す原点は、江戸時代のナショナリズムの精神文明の円熟期にあるのは、自明であると思われるのだが。
そして日本精神の根幹を築いたのが、
NARUTO理論3柱 の思想にあった。
①神道、仏教(神仏習合)
②陰陽道
③六道輪廻
日本式儒教(仁義礼智忠信孝悌)などの武士道精神は、六道の人道の構成要素の1つにすぎない。
戦時下における日本帝国軍が魅せた特攻精神には、誇るべきものがあるが、それは、純粋ピュア日本人の境地の1つであり、武士道精神とは、異なる別物であろう。
明治維新により神仏分離され、陰陽道は廃止、廃仏棄釈とされた。
神道は国家神道となり、天皇陛下は現人神とされ政治利用された。
寺子屋教育はなくなり、学校教育へと移行した。
仏教は葬式仏教となり、現実社会から遊離し、理想と平和を語りながら左翼化した。
護国神社は、右翼の象徴とされた。
神と仏が分離され対立する事になったのだ。
陰陽道のバランス感覚を失うことになった。
神道も、宗教法人となり、神道から様々な新興宗教が生まれた。
英霊の御魂は、護国神社(靖国神社)にあるのか?
それとも千鳥ヶ淵の戦没者墓苑にあるのか?
神仏分離の不幸でもある。
神道も仏教も、宗教法人となり政教分離の建前を宣いながら、利権と政治に関わるロビー組織へと成り果てたのだ。