1月16日
久しぶりに、邱さんのお宅にお邪魔した。
そもそも邱さんとの出会いが、僕と台湾を深く結びつけたといってもおかしくないのだ。
もう5年くらい前になるだるうか。初めて台湾一周を試みたとき、立ち寄る絶好のチャンスと思い、当時歩き方に載っていた池上文庫を訪れてみたのだ。
そしたら、その池上文庫で新聞を読んでいる初老の男性に声をかけられた。「あなたは日本人ですか?」と。こんな田舎で(失礼!)日本語で声をかけてもらえるなんて大感激!そしたら、邱さんが「うちにお茶を飲みに来なさい」と言って自宅に招いてくれたのだ。
邱さんは、台湾で国語の先生をやっておられ、今はリタイア。最近では、日本語を習っているという。そんなお話を伺ううちに「ご飯を食べていけ」という話になりかけたので、先を急ぐ僕は、再会を約束してその場を辞した。
この後、実際に2回邱さんのお宅に泊めていただき、食堂ではなかなか食べられない台湾の家庭料理を食べさせていただいた。
そして、この地方の客家の集落やそこのローカル食堂に連れていってもらったりもした。きれいな日本語を話す客家のおばあちゃんに会えたのも、そのときである。
それ以来、僕は屏東県竹田を、勝手に第二のふるさとと決めてしまっている(*^^*)
まずは、庭先で山盛りのパパイヤ(*^^*)
邱さんは、自宅に畑も持っていて、このパパイヤも無農薬だそうだ。ほんと、新鮮でおいしい(*^^*)
パパイヤを食べ終わったら、すぐに車で昼食へ。隣町・潮州の一見普通の食堂だが、ここは邱さんオススメのうまい店。
まずは、邱さんが頼んだ小米粥を少し頂く。ほんのり甘くておいしい。
次は蝦仁蒸餃。これがうまい!海老がプリプリしている。
次は葱油餅。台湾の定番料理だが、これもまた美味。腹がふくれるまで食べてしまう。
次は豬肉捲餅(左)と豬肉餡餅(右)。これらがまたえらくうまい!お腹が元気だったら、おかわりするところだった。
これが伝票兼メニュー。どれも安いでしょ(*^^*)
家に帰ったら、不覚にも三時間近く寝てしまった。よそ様のお宅で昼寝なんて、本当に恥ずかしい。だが、体がまだ復調とまでは言えない状況では、適度に放っておいてもらえるのは、本当にありがたい。
夜になり、選挙特番を見ながら夕食。鰻や鶏が出され、野菜も二品。どれも素朴なおいしさで、かなりたくさん頂くことができた。
池上文庫の式典に合わせて竹田に来たのだが、まさか選挙と重なるとは思わなかった。選挙特番が日本のそれに似ていたり、当選なら花火、落選なら悲しい音楽とともに深々とお詫びと日本よりも大袈裟だったり。やっぱり台湾は、ちょっと違う➕似ている国なんだなあ。
こうして、少しの中国語とたくさんの日本語の、楽しくて刺激的な一日は終わった。