【前向きに進むために】その1 | カリフォルニアの建築家日記

【前向きに進むために】その1

質問 (一部省略あり)

「。。。ただどれだけ努力しても勉強についていくのが大変で大変でいつももし日本に帰らなければならなくなったらという恐怖と戦いながら勉強しています。」

「今までは努力すればどんなことも可能だと思ってきたのがこちらに来て努力してもどうにもならないというのを経験してつらくてしょうがないです。」

「思考もだんだんとネガティブになり寝ていないので結局ラボでもミスをしたりと悪循環です。しかしテストが近いと恐怖で寝ることもできません。なんとか状況を好転させたいと思っています。」

「ただもう気持ちが疲れ果ててしまいポジティブに物事を考えられなくなっています。」




「Dさんはどのように、
どん底の状況から前向きに進まれるようになったのでしょうか。」

                                            ~匿名希望の頑張る象さん







はじめに

ぞうさんがここまで頑張った行動力。そして試行錯誤されながら生き抜いている生命力。
本当に誇りに思います。



ぞうさんのおっしゃること身に染みるように感じます。。
いくら頑張ってもなかなか結果がでない。。。

どんなに時間をかけても、時間そのものがなくなってしまう。。

時間に追われながら毎日生活をするほど、つらいことはありませんね。


時間には“性質”がありませんから、
受ける側によって良くも悪くも、長くも短いとも感じるものですよねぇ。


また、不思議なことに、“時間”が全てを解決してしまうということもあります。


今回は、時間がたった後の立場、つまり、学校を卒業して、社会に入り、
現在はその社会からも半分離れた視野から話してみたいと思います。


さて、前向きに進むためには。。。


“前向きに進むようになる”ためには、
前向きに考え、前向きに歩けば良いだけです。。

全然、特別な答えでなくて。。スミマセン 汗




「そんなの誰だってしってるよ。」




それでは、

前向きに考えるとはどういうことか?
前向きに歩くとはどういうことか?ということを紹介したいと思いマス。



前向きに考えるということは
“目線を変えてみること”だと思ってください。


前向きに歩くということは
“歩き方を向上する”と思ってください。




【学校は教えてもらうために行く場所ではない】

まず、“学校”という場所を考えてみましょう。

学校とは学ぶ場所であって、先生と生徒がいます。
Rさんは生徒であり、先生は職員です。
つまり、Rさんの為に職員が学校へ来ていると考えてみましょう。

社会に例えると、Rさんはクライアントであり、お客さんです。
先生はサービス業で働く社員であり、同時に社会貢献をしているわけです。

だからRさんが学費を払いサービスを買い、先生はサービス料として給料をもらっています。


この関係を早い時期から理解することで、
“必要なことを学ぶために、お金を払っている”。。。と考えることが大切だと思っています。
つまり、Rさんがわかるまで、先生は教える必要があるということです。

そのためには、Rさんがしっかりする必要もあります。


学校は教えてもらうために行くのではなく、
質問をするために出席すると考えるようにしてください



僕もそうでしたが、授業が終わると宿題があり、
宿題をこなすために夜があるような学生生活を満喫?していました。汗

お金、資源のない状況にプラスして睡眠不足が加わるかけですから、
できる事もできなくなってしまうは当然のことですよねぇ。

この状態では、相手(学校)のペースにコントロールされてしまい、
お客さんである自分はお店が展示したい品物だけしか見る事ができなくなってしまいます。 

「皮のハンドバックが欲しいのに、
お店の都合でビニール製のベルトを進められいる状態です。」

これでは、いつになっても自分の目的のアイテムを手に入れることができません。


自分のペースで学校そのものをコントロールすることはできないでしょうか?
しかも、学校のルールに従って。。


答えは、
“相手の一歩、二歩先を進むようにすることです”

まず、
各学科から配られるカリキュラムを自分なりに事前に理解することから始めます。
大学では学科をもつ時、教授は必ずカリキュラムを組むことが求められています。

シンプルに例えると、カリキュラムとは先生側が考えるStrategy “戦略”であり、
各クラスが終了する時点で生徒に最低限どの程度の内容を理解させる必要があるか?ということを定義する義務があります。

この戦略を“お店側”から理解し、“お客さん”として徹底的に分析し利用してしまいます。

教科書のどの場所からどの場所までカバーするのか。

なぜ、この課題が大事なのか?

この課題が終わると次にどの課題へ進むのか?

テストはどのような視点から出されるのか? 
週一なのか、それとも毎チャピターごとなのか?

去年のクラスはどのように行われたのか?

落第生はいなかったか? いた場合、原因はなぜか?


カリキュラムは紙一枚のように見えますが、クラスによって様々であり、
このカリキュラムを理解することは、先生を理解することにも繋がります。

カリキュラムがない授業(これだけで、クラスのレベルがわかります)や、
わからない場合は必ず自分でわかるまで教授の部屋を訪ねるようにします。

ルールがわからないゲームはどんなに努力しても上手くプレイできませんよねぇ。

学校や社会も同じだと考えるようにしています。


この“真剣身”が時として人の心を動かすことがあります。


先生に同情を買うのではなく、真剣に学びたい意欲を見せることで、
先生も自ずと丁寧に説明しようという姿勢へと変わります。


学校のコツは“事前リサーチ”つまり事前に自分で調べておく習慣が学生生活を苦労でつまらなかった経験から充実した楽しい経験と変化することができます。

この“事前リサーチ”は社会人になった後もとても役立ち、
“知られざる武器”として活躍します。

“仕事ができる人”と“できない人”の徹底的違いはこの“事前リサーチ”にあるといわれているからです。 

ですから、学生の時、知識を得ることと同時にこの習慣も一緒に練習してみるのはどうでしょうか?


始めは大雑把でいいですから事前に予習しておくことで、
“受ける授業”から“参加する授業”と変わり、
脳にとっても記憶しやすい環境をつくりだします。

これだけでも、アメリカのような早い授業ペースで頑張る学生生活の例で例えても、
以前から200%以上の効率を上げることができます。


もう少し詳しく考えてみましょう。

授業でカバーすることを事前に予期して参加するだけではなく、
プラスαに授業中「生」で質問を必ずします。

質問をすることで、ちょっとした緊張感、違和感、そして特別感を体全体で経験し、先生の表情や自分の心境などを経験として脳に蓄積することができます。

授業中に覚えてしまえば、復習する時間もセーブできます。
→D流:記憶術を使うとより効果的です。詳細はメッセージボードでねぇ。

授業の参加の仕方として、「ノートをとらない」という究極の授業参加法もありますが、
ここでは保留したいと思います。 
※興味がある方メールください。


確かに。。。
学校が始まってからペースを変えることは簡単ではありませんが、
不可能ではありません。

時間に追われる前に、時間の波をサーフィンのように利用してしまうことができれば、
どんな難しいと言われている学校に進学しても卒業することができます。


それは、学校のシステムに利用されるのではなく、学校のシステムを利用してしまうマインドセットで毎日を過ごすからです。


与えられた課題をこなす自分から、次の課題を創造しながら学生生活を満喫する。

前向きに考えるということは
“目線を変えること”

つまり、毎日与えられた課題について行く“復習型”の学生生活から、
目線をちょっとだけ変え、次に携わる課題を先取りし、授業中は質問をする「予習型」の学生生活へと変化させるわけです。

目線で例えると、
足下を見ていて前進していた自分から、
ちょっと地平線の上ぐらいを見ながら歩く「モデル系」スタイルへと変えた印象です。



前向きに進むためには
前向きに考え、前向きに歩く。



こんなシンプルなことだけど、
なかなか、実際には前を向いて人生を歩いている人は少ないようです。。


過去の事を考えながら歩く。
つまり、後ろを見ながら歩いては当然転んでしまいます。

将来のことばかり考えて歩く。
つまり、上を見ながら歩いていれば小さな凹みにもつまずいてしまいますものねぇ。

今だけを考えて歩く。
つまり、足下だけを見ていても、次に来る水溜まりを避ける準備ができていないのでやっぱり転んでしまうでしょう。


前向きに歩くためには、地平線からちょっと上を見て歩く必要があるんですよねぇ。



“背筋を延ばして、目線からちょっと上を見ながら歩く”


是非、試してみてください。




次回はどうやったら「歩き方を変えること」ができるようになるのか?を紹介しマス。


See ya,


:D



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