発音・ヒヤリングの話 「ホッタイムイジ」 | カリフォルニアの建築家日記

発音・ヒヤリングの話 「ホッタイムイジ」

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「ダンボの耳」状態が続いた。

そういえば日本で中学時代、歴史の時間に仲濱万次郎ごとき
「ジョン万次郎」の話を覚えている。 →ジョン万次郎さんの調べる

幕末の日本で活躍した通訳で始めてアメリカを紹介した人として当時の先生が情熱をもって教えていた姿が印象に残っていた。

彼の話の中で一番印象に残った話が、通訳日記。 文法、スペルなどわからない彼はそのままカタカナで英語を書いていたという。


彼の有名な発音メモ 「ホッタイムイジ」

「ホッタイム」という音を考えるとこと「イギリス英語」の発音だ。 よく考えてみれば自分が学んでいるのは「米語」その中でもカリフォルニアで話しているのが「米語の標準語」は当時はまだ存在していない。

当時の自分はアメリカ英語だろうがイギリス英語だろうが区別もわからない。ましえは存在すら知らなかった。

ジョン万次郎さんのメモ。 さっそく試してみることにした。

ビリヤードやっているJohn に一声。

ホッタイムイジ?」 わざとめちゃくちゃカタカナで発音した。

ボールを打ち終わった彼は、 なんと彼の腕時計をみて、

「ウェル・ イッツゥ テン ツゥ ファイブ」 
(Well, it's ten to Five)

驚き!

10分で5時だから4時50分!



ディナーの時、 デイブにも聞いてみる

「ホッタイムイジ?」

「タイム フォーディ アナザーワン」 
(Time for the another one)

といってジュースのお代わりに行く。

デイブは時間は教えてくれなかったけど(彼はそういうやつ) 確かに通じてるじゃん。


ジュリアーンにも聞く。

「ホッタイムイジ?」

「どうしたの? なんか発音がおかしいわよ」 だって。


万次郎さんはこうやって覚えていったんだなぁ。


日本の皆さん、駅で外国人を見たら「実験してみて!」

自分の腕時計をはずしてからねぇ笑




D.