みなさん、こんばんは(^^)
さて、今週は雨の日が多く、寝苦しい夜が続いております(>_<)
ただ、北海道はお盆を過ぎるとすぐ秋が訪れてしまうので、今のうちに美味しく飲めるビールを堪能しておこうと思います(笑)
ブログでは、今週から3週にわたって「不定詞」を扱います。
1週目では、基本3用法(名詞・形容詞・副詞用法)を徹底的に扱います。
何事も基本が第一ですので、まずはこの第一関門を一緒にクリアしましょう(^^)
【1】不定詞の名詞的用法
《POINT1》名詞的用法とは、文中で主語・目的語・補語を作る用法である!
【各論1】で説明した通り、「名詞」は文中で主語・目的語・補語になれます。
したがって、不定詞の作るカタマリが、文中で主語・目的語および補語のいずれかになっていれば、それが名詞的用法なのです!!
ちなみに、中学校では「“~なこと”と訳せる不定詞は名詞的用法!」
と習ったかもしれませんが、それではあまりにも脆弱でナンセンスな理解です
あくまでも「英語の沙汰は、英語のルール上で理解する」よう心掛けましょう♪
【2】名詞的用法の基本
(1) 主語
a) To live is difficult; to die is more difficult.
(→「生きていくことは難しいが、死ぬことはより難しい。」)
それぞれ「生きること」「死ぬこと」が、文の主語になっていますね!
(2) 目的語
b) I hope to see her tomorrow.
(→「私は、明日彼女に会うことを望みます。(=明日彼女に会いたい。)」)
「何を望むのか?」という動詞hopeの目的語を、不定詞句が作っています。
(3) 補語
c) All you have to do is to study hard.
(→「あなたがすべきことの全ては、一生懸命勉強することである。」)
be動詞を挟んで、「(主語) = 勉強すること」と補語の関係を作っています。
また、例文c)は以下のように書き換えることができます。
c’) You have only to study hard.
(→「あなたは、勉強しさえすればよい。」)
【2】名詞的用法の応用 ~代打のit~
《POINT2》不定詞が作る主語や目的語に、“代打のit”が出されることがある!
(1) 形式主語it
d) It is impossible to control this situation.
さて、この文の主語の定位置には“it”がいますが、彼は一体何者なのでしょうか!?
この例文d)は、もともと以下のような形をしていました。
d’) To control this situation is impossible.
(→「この状況をコントロールすることは、不可能である。」)
しかし、d’)の形だと、動詞と補語がそれぞれ1語ずつであるのに対して、主語があまりに長くて「頭でっかち」になっていますよね!?^^;
特にこのような状況において、とっておきの“秘策”があるのです!!
それは、主語の定位置には“代打のit”(=形式主語it)を座らせておいて、
ホンマモンの主語(= to control this situation)は、文末に回すのです。
こうした“代打策”を講じてできた形が、先ほどの例文d)となります(^^)
(2) 形式目的語it
先ほどのような“代打策”は、目的語にも適用される場合があります。
e) I make it a rule to keep early hours.
この文では、目的語の位置にitがありますが、コイツもあくまで“代打”であり、
ホンマモンの目的語は、文末の“to keep early hours”なのです(^^)
したがって、この文が第5文型(SVOC)であることも考慮して解釈すると、
「私は、早寝早起きすること(keep early hours)をルールにしている」となります!
ちなみに「目的語に代打が出る」のは、第5文型の場合のみになります!
また、このような“代打のit”のことを、「形式主語」「形式目的語」と呼びます。
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論30】「不定詞Ⅱ ~不定詞の形容詞用法~」
次回は、不定詞の形容詞用法になります。
形容詞って、何を修飾する語のことを言うのでしたっけ!?
もし忘れてしまった方は、今一度【各論1】をご覧頂いて復習なさってください(^^)
さて、今週は雨の日が多く、寝苦しい夜が続いております(>_<)
ただ、北海道はお盆を過ぎるとすぐ秋が訪れてしまうので、今のうちに美味しく飲めるビールを堪能しておこうと思います(笑)
ブログでは、今週から3週にわたって「不定詞」を扱います。
1週目では、基本3用法(名詞・形容詞・副詞用法)を徹底的に扱います。
何事も基本が第一ですので、まずはこの第一関門を一緒にクリアしましょう(^^)
【1】不定詞の名詞的用法
《POINT1》名詞的用法とは、文中で主語・目的語・補語を作る用法である!
【各論1】で説明した通り、「名詞」は文中で主語・目的語・補語になれます。
したがって、不定詞の作るカタマリが、文中で主語・目的語および補語のいずれかになっていれば、それが名詞的用法なのです!!
ちなみに、中学校では「“~なこと”と訳せる不定詞は名詞的用法!」
と習ったかもしれませんが、それではあまりにも脆弱でナンセンスな理解です
あくまでも「英語の沙汰は、英語のルール上で理解する」よう心掛けましょう♪
【2】名詞的用法の基本
(1) 主語
a) To live is difficult; to die is more difficult.
(→「生きていくことは難しいが、死ぬことはより難しい。」)
それぞれ「生きること」「死ぬこと」が、文の主語になっていますね!
(2) 目的語
b) I hope to see her tomorrow.
(→「私は、明日彼女に会うことを望みます。(=明日彼女に会いたい。)」)
「何を望むのか?」という動詞hopeの目的語を、不定詞句が作っています。
(3) 補語
c) All you have to do is to study hard.
(→「あなたがすべきことの全ては、一生懸命勉強することである。」)
be動詞を挟んで、「(主語) = 勉強すること」と補語の関係を作っています。
また、例文c)は以下のように書き換えることができます。
c’) You have only to study hard.
(→「あなたは、勉強しさえすればよい。」)
【2】名詞的用法の応用 ~代打のit~
《POINT2》不定詞が作る主語や目的語に、“代打のit”が出されることがある!
(1) 形式主語it
d) It is impossible to control this situation.
さて、この文の主語の定位置には“it”がいますが、彼は一体何者なのでしょうか!?
この例文d)は、もともと以下のような形をしていました。
d’) To control this situation is impossible.
(→「この状況をコントロールすることは、不可能である。」)
しかし、d’)の形だと、動詞と補語がそれぞれ1語ずつであるのに対して、主語があまりに長くて「頭でっかち」になっていますよね!?^^;
特にこのような状況において、とっておきの“秘策”があるのです!!
それは、主語の定位置には“代打のit”(=形式主語it)を座らせておいて、
ホンマモンの主語(= to control this situation)は、文末に回すのです。
こうした“代打策”を講じてできた形が、先ほどの例文d)となります(^^)
(2) 形式目的語it
先ほどのような“代打策”は、目的語にも適用される場合があります。
e) I make it a rule to keep early hours.
この文では、目的語の位置にitがありますが、コイツもあくまで“代打”であり、
ホンマモンの目的語は、文末の“to keep early hours”なのです(^^)
したがって、この文が第5文型(SVOC)であることも考慮して解釈すると、
「私は、早寝早起きすること(keep early hours)をルールにしている」となります!
ちなみに「目的語に代打が出る」のは、第5文型の場合のみになります!
また、このような“代打のit”のことを、「形式主語」「形式目的語」と呼びます。
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論30】「不定詞Ⅱ ~不定詞の形容詞用法~」
次回は、不定詞の形容詞用法になります。
形容詞って、何を修飾する語のことを言うのでしたっけ!?
もし忘れてしまった方は、今一度【各論1】をご覧頂いて復習なさってください(^^)