猫の後ろ姿 1860 吉田謙吉展 | 「猫の後ろ姿」

猫の後ろ姿 1860 吉田謙吉展

 

 吉田謙吉
 1924年6月、築地小劇場第1回公演「海戦」の舞台美術を皮切りに、同劇団の舞台美術を50公演以上担当。戦時下にも舞台美術家として活躍。戦後は演劇の舞台美術はもとより、テレビの美術の世界にも進出。パントマイムの普及にも尽力。今和次郎と共に「考現学」を立ち上げ、人の日常生活に細やかな観察の眼を投げかけた。
 いつもいつも新しいもののなかに、この人は飛び込んでいった。勇敢に、軽やかに。新しい風は、いつもこの人から吹いて来る。
 この稀有な人 吉田謙吉の全貌をうかがう展覧会が、ゆかりの深い、銀座・奥野ビルで開かれる。
 ものづくりに関心のある方に、ぜひご覧いただきたいと思います。新しい風はここに。


多面体・吉田謙吉(1897-1982)展
    「常に新鮮に、自由に適確に」


●第一会場 奥野ビル411号室 「ギャラリー 銀座一丁目」
  10月20日(金)~25日(水) 12:00~19:00(最終日は17:00) 舞台装置図原画、舞台模型、舞台のある12坪の自宅の模型(新作)、絵画、映画美術、店舗室内設計写真など。

●第二会場 奥野ビル205号室「ギャラリー ラ・メール」 
  10月22日(日)~28日(土) 12:00~19:00(最終日は17:00) 全装幀(初版・復刻版)、表紙画、戦後考現学の原画。

●第三会場 奥野ビル305号室 
  ①10月25日(水)14:00~ ② 28日(土)14:00~。
  ビデオ上映+トーク
  『奥野ビルものがたり 銀座アパートの住人~吉田謙吉~』
        (西松典宏×塩澤珠江)

         主催:「吉田謙吉・資料編纂室」塩澤珠江