1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2017-04-20 23:10:18

猫の後ろ姿 1822 小林英夫『昭和をつくった男』

テーマ:ブログ

 

  「石原莞爾」という男の事を考えている。
「満洲事変」を領導した男。「満洲国」を作った男。特異なビジョンを持って、「昭和」を生きたこの男の事がとても気にかかる。

 

 この本の副題に「石原莞爾、北一輝、そして岸信介」とある。
 石原莞爾、北一輝。彼らのことを著者は、単なる「現状破壊派」ではなく、おのれのビジョンをこの世に在らしめようとした「新体制構築派」と呼ぶ。
 しかし、右翼と呼ばれる「現状破壊派」も少数の「新体制構築派」もまた、大日本帝国の敗戦により命脈を断たれた。

 

 戦後にまで生き残ったのは、岸信介・星野直樹・椎名悦三郎・宮崎正義ら、「満洲」の地で国家統制の経験を積んだ官僚たち、いわゆる「革新官僚」達だった。
 彼らこそが、戦後日本の「高度経済成長」を目標とするビジョンなき国家の操り手だった。
 政治と軍事の面はアメリカの核の傘のもとで、一切の決断と行動をすることもなく、ただひたすらモノづくりと金儲けに献身する戦後日本の原型は、かれら「満洲」の「革新官僚」がつくりあげたものであり、ぼくらはその戦後日本の中に生まれ、生きてきた。

 

 それが、今、最後の時期に来ているのではないか。われわれ現代の日本国民は、あらたな独自のビジョンをもって、新たな「日本」を作り上げることが出来るか。よく考え、行動したいと思う。だからこそ、今僕は、石原莞爾・北一輝・宮沢賢治、このビジョンを持ちえた三人の人物の営為をより深く知りたいと思う。

 

AD
コメント(0)  |  リブログ(0)
2017-04-18 14:02:48

猫の後ろ姿 1821 「学芸員はガン」発言

テーマ:ブログ

 

 NHKテレビのニュースで、地方創生大臣のびっくりするような発言を聞いた。当人は早速、陳謝し撤回したとの事。NHK NEWS WEBによれば次の通り。

 

<山本地方創生相「いちばんのがんは学芸員」発言 きょう撤回 陳謝
       4月17日 11時34分
 山本地方創生担当大臣は16日の講演で、外国人旅行者に対する文化財の観光案内が不十分だと指摘したうえで、「いちばんのがんは学芸員で、一掃しなければならない」などと述べたことについて、発言は適切でなかったとして撤回し陳謝しました。
 山本地方創生担当大臣は16日に大津市で行った講演で、外国人旅行者に対する文化財の観光案内が不十分だと指摘したうえで、「いちばんのがんは学芸員という人たちだ。この連中を一掃しなければならない」などと述べ、博物館や美術館で調査研究や展示などにあたる学芸員を批判しました。

 これについて山本大臣は17日、東京都内で記者団に対し、「これからは文化が非常に大きな観光資源となるので、学芸員の方々も観光マインドをぜひ持ってもらいたいという趣旨で申し上げた」と述べました。

 そのうえで山本大臣は、「『一掃しなければならない』という発言は適切ではなく反省しており、撤回しておわびしたい。菅官房長官にも『大変申し訳ありませんでした』と申し上げた。全力を挙げて地方創生、規制改革などに頑張っていきたい」と述べました。

 

首相「撤回と聞いている」
 安倍総理大臣は衆議院決算行政監視委員会で、山本地方創生担当大臣の発言に対する見解を問われたのに対し、「本件については、山本大臣が、けさ謝罪し、撤回したと聞いている」と述べました。

 

官房長官「閣僚は責任を持って発言を」
 菅官房長官は午前の記者会見で、「山本大臣は、文化財は保護するだけでなく、観光立国という観点からも文化財を地域資源として活用していくことが重要で、学芸員の方々にも、より観光マインドを持って頂きたいという趣旨で発言したと理解している」と述べました。
 そのうえで、菅官房長官は、「朝、山本大臣から連絡があり、『全員クビにしろ』というのは言いすぎであり、撤回して謝罪したいという電話があり、私からもしっかり行うようにと話した」と述べました。
 また菅官房長官は、記者団が、閣僚が不適切な発言をし撤回する事態が続いていることについて質問したのに対し、「閣僚は、常に閣僚としての責任を持って発言をしてほしい」と述べました。

 

民進 野田幹事長「極めて非常識な発言」
 民進党の野田幹事長は記者会見で、「山本大臣は陳謝したようだが、学芸員を大変おとしめる発言だ。非常に問題が多く、極めて非常識な発言だと受け止めており、厳しく反省を求めなければいけない。閣僚の問題発言が続出しているが、安倍政権は、ただただ守ろうという姿勢が目立っている。異様で異常な発言が続いているので、委員会などでも厳しく追及したい」と述べました。

 

民進 小川参院会長「問題大臣の一掃を」
 民進党の小川敏夫参議院議員会長は党の参議院議員総会で、「ひどい発言だ。自分たちがやりたいことについて、反対する人は消えろということであって、政権の姿勢をしっかりと表しているのではないか。こうした問題大臣の一掃を目指して、力を合わせて頑張りたい」と述べました。

 

共産 小池書記局長「誤解の余地のない暴言」
 共産党の小池書記局長は記者会見で、「学芸員という職種に対する誤解の余地のない暴言であり、撤回すれば済む問題ではない。また、がん患者に対しても全く思慮に欠ける発言であり、一掃すべきはこういう大臣だ。大臣の職にとどまることは許されず、国会の場で追及していきたい」と述べました。>

 

 

  「いちばんのがんは学芸員で、一掃しなければならない」。20年ほど「学芸員」として働いた僕としては、この発言にはびっくりしました。しかしながら、「学芸員」なるものがどんな仕事なのか、何の役に立っているのか、一般には知られていないでしょうし、ましてや役人や政治家などはそんなこと理解する必要がないと考えているのでしょう。
 表面上は尊重しているかのように振る舞いながら、「うるさいことを言うあんな奴らは首にしてしまえ」、と実は彼らは内心では思っていることでしょう。
 こんなことを書いていると美術館勤めをしていた時の、いやな思い出がよみがえってきて、不愉快になりますのでこれでおしまいにします。

 

 

AD
コメント(0)  |  リブログ(0)
2017-04-15 20:28:26

猫の後ろ姿 1820 『旬刊美術新報』別冊 発行

テーマ:ブログ

 

 

  『旬刊美術新報』復刻版の別冊として「解説・目録」が、本体に先行して発行されました(別冊のみ分売可。2、000円+税)。

 『旬刊美術新報』は、昭和16(1941)年から同18(1943)年まで発行されていた美術誌であり、戦時下日本の美術界の在り様を詳細に知ることが出来る媒体です。


 『旬刊美術新報』復刻が2回に分けて発行されます。
 第1回配本は2017年5月。
 第1巻から第3巻 同誌第1号~第36号を収録。
 別冊(解説・目録) 
 本体75、000円+税

 

 第2回配本は2017年11月。
 第4巻から第6巻 同誌第37号~第76号を収録。
 付録 『戦時記録版 日本画及工芸』第一輯・第二輯(1944年2月・9月)
 本体95、000円+税

 

 パンフレット請求等の問い合わせは、
 不二出版 電話03-3812-4464 までどうぞ。

 

AD
コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。