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2016-05-25 15:32:03

猫の後ろ姿 1688 「絵」とは何か? 三枝雲岱さんのこと

テーマ:ブログ

            三枝雲岱 仙峨瀑布図 個人蔵

   6月11日、北杜市の浅川兄弟資料館で画人・三枝雲岱についてお話する事になった。13:30~15:00。問い合わせ 0551-42ー1447。

 まず最初に、「絵って僕等にとって何なんでしょう」と問いかけてみようと思う。
 ある絵を観た時、ふと気になる処がある。色なのか、形なのか、はっきりとはわからないけれど、なんとなく気にかかる。観ているうちに、もしかしたらこの絵の中に描かれているのは、自分の心の風景なのではないかと云う事に気が付く。
 絵を観ることは、自分の心を観る事だ。自分の心を養うことだ。最近僕はこう考えている。

 絵の中には、<小さな自分が隠れている>
 絵を仲立ちにして<自分の心の中を見る>ことが大事なのだ。
 画家・榎並和春さんは自身のブログで以前こう書いておられた。asibibe.blog.fc2.com

 絵は、隠れている自分の心を見つけるために描かれる。作者にとっても、それを観る者にとっても同じこと。絵は、自分の心を発見する場所なのだと思う。
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2016-05-22 22:39:46

猫の後ろ姿 1687 『加藤一雄の小説』

テーマ:ブログ


   加藤一雄さんの小説「無名の南画家」と「蘆刈」を収録した『加藤一雄の小説』という本が刊行されると聞いてからずいぶん経つけれど、まだ出ていない。
 非常に残念です。「蘆刈」のなかから抜書きして、加藤一雄さんの書く文章の妙味を味わいたいと思います。

 「あらゆる理屈が現実に結びつかず、一切の結論が実証を伴わぬ人文科学というもの」。
 だからこそ、人文科学は人にとって大切なものだと思うのですが、わが日本の為政者らは、大学教育における人文科学を廃絶に追い込もうともくろんでいるようであります。日本の未来はこれで危殆に瀕することでありましょう。

 「読・書・算術という、あえて学問とは申しませぬ、人として必須の作業が楽しい仕事だと解った時、先生〔=主人公・佐吉〕ら子供はどんなに嬉しかったでありましょう。」
 いま思いまするに、わが小学校の時期こそ、生きる喜びのもととなります「読・書・算術」を心から楽しんだ日々でありました。これ以後の中学・高校・大学における日々は生きる喜びから遠く離れた「教育」のなかに沈んでいったのであります。

 私は大学時代は京都で過ごしました。したがって次のような加藤一雄さんの京都の春の夜の感じを記した一文には心から納得せざるを得ません。

 「人をして学問と芸術とのちょうど真中あたりに逍遥させるようなところがあります。」

 若き日に京都の春を感得した者は、したがって学問にも芸術にも徹底することが出来ず、まったく中途半端なものに終わる事、必定なのであります。

 「戦争の一語、近代日本において、切っても切れぬ悪縁ふかいこの一語」。
 近頃の我が国の為政者らの為す事、語る事から、この国の行く末は只ならぬことにおちいるのではないかと恐れます。「戦争」なる言葉が、これからわれら凡俗の徒にさえ深い縁を持つ特別な語となるのではないか、という不安を消すことが出来ません。

 「読・書・算術」をたよりに、学問と芸術の真ん中あたりを逍遥する、幸福な日々が一日でも長くと、願うこと切なるものがあります。
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2016-05-20 23:40:59

猫の後ろ姿 1686 榎並和春個展

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  「いつでも、どこでも、だれにでもあるもの」。ここにこそ、真実があると信じます。
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