猫の後ろ姿 1488 「白輿物語」新聞取材記事 | 「猫の後ろ姿」

猫の後ろ姿 1488 「白輿物語」新聞取材記事



 「山梨日日新聞」2015年2月14日に、リハーサル中の「白輿物語」の記事が載りました。全文を引用します。

見出し:重文「白輿」題材に劇
     劇作家・水木亮さん脚本、指導
     住民出演、甲斐で来月

 甲斐市の住民有志らが3月8日、敷島地区の国指定重要文化財のみこし「白輿」にまつわる物語の演劇を披露する。出演するのは敷島公民館主催の演劇教室の受講者で、甲府市の劇作家水木亮さん(72)が脚本や演技指導を手掛けている。受講者は、水木さんの熱のこもった指導を受けながら、本番に向けて練習に励んでいる。

 受講者は市内外の7~84歳の男女25入で小学生や主婦、会社員など幅広い。演劇教室は昨年11月から始まり、本番当日を含み計13回。現在、土曜日を中心に敷島総合文化会館に集まり、演技力を磨いている。
 上演するのは、甲斐市吉沢(きっさわ)の常説寺で保管している「白輿」(しらこし)の物語。順徳上皇が勅使に金峰山里宮の金桜神社へ奉納品を運ばせたとされる史実を基に脚本化していて、オリジナルの人物や場面も多く登場する。
 最年少で竜王南小1年の望月歌恋(かれん)さんは、母と姉と共に演劇教室に参加。「人前で歌ったり演技したりするのが好き。せりふを覚えるのが難しいけれど楽しい」と話す。最年長で甲府市北新2丁目の海野きみ江さん(84)は「甲斐市の友人に誘われ参加した。若い参加者の活力には驚かされるし、みんなで一つのものを作るのは面白い」と語る。
 水木さんは「一般の人がだんだんと役者の顔つきになっていくのが分かる。地元の歴史と合わせて、演技を楽しんでほしい」と話している。
 演劇は、敷島公民館まつりの一環として、3月8日午前11時半から、敷島総合文化会館大ホールで上演する。入場無料。問い合わせは敷島公民館、電話055(277)4111。