効果的な代替品は時間を代替する | ミトコンのブログ

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Mobile Business Creatorのミトコンです。
Mobile(スマートフォン、IPad等)を軸とした新規事業開発に従事しています。
ビジネス全般が大好きなので、新規事業開発のこと、経営全般のことを記載しています。

おはようございます。
ミトコンです。


今日はあるマーケティングに関するケーススタディを通して印象に残ったことをブログに書きたいと思います。


【印象に残ったこと】
・効果的な代替品は時間を代替する

箇条書きですが、印象に残ったことを記載します。


<その1>
自分のフレームワークで理解できないことがあった時は新たなフレームワークを作るチャンスである。
それは、自分の今までの既存の知識では理解できない事が出てきていることであり、
フレームワークからはみ出した部分を整理すると、今なにが起こっているか分かる。


<その2>
iPadはチャネルであり、ユーザーとのコミュニケーションの場である。iPadを持つことでどういう

ベネフィットを得られるのか、どういう部分でiPadを訴求するべきなのかを考えるべきである。


<その3>
ありそうでなかったサービスを考えるべきであり、ゼロからニーズがあるという事はほとんどない。
アンメットニーズ(ニーズはあるけど、当該ニーズに対して商品、サービスが提供できて

いなかった)を探す事が重要である。


<その4>
何らかの形でサービスに対する代替品があるが、その代替品をどうやって追い出すかが

ポイントである。
要は、人の時間は有限であり、お金の代替はあるが、どこの時間帯を置き換えるかによって

相手にベネフィットを与えるかがオケージョンのポイントである。


例:

携帯小説を書籍化すると読むかを考えると・・・、おそらく読まない。
なぜなら、携帯小説を読む時間は、友達とメールしていた時間が代替されているからである。

ソーシャルアプリに代表されるライトゲームは、テレビゲームの置き換えというよりも暇つぶしという

点では、テレビの代替である。


ベネフィットがいっしょでも形式が違うパターンは多くあるのである。


<その5>
電子書籍では、軽い読み物系がよく売れていおり、ビジネス書、ノウハウ本等の重いものは売れていない。
当該ファクトは、電子書籍と紙は、全く一緒ではない事を表している。


<その6>
「キャズム超え」
・アーリーアダプター(新しいもの好き)とアーリーマジョリティ(ちょっと流行り物好き)の間を

キャズムと言うが、ほとんどがキャズムを超えられずに死亡する。


・どういう要件を満たせば、キャズムを超えられるか?
そもそも、世の中に提供するサービスがアーリーマジョリティ向けだから、みんなのニーズに合うように

あれもこれも機能を付け加えて、コスト高、使い勝手が悪くなる等で、既存のユーザも逃げて新規も

つかなくなるというロジックがある。


・結局は、普通の人なんだけど、こういう場面、状況だと使うというものを1個1個潰してていくことが

キャズムを超えるポイントである。



世の中で代替品は色々と聞きますが、提供されているサービスが何の時間を代替するサービスなのかを
考える事は、新たな考え方の切り口として使えそうです。



今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。