世界経営者会議 ユニチャーム社長講演 | ミトコンのブログ

ミトコンのブログ

Mobile Business Creatorのミトコンです。
Mobile(スマートフォン、IPad等)を軸とした新規事業開発に従事しています。
ビジネス全般が大好きなので、新規事業開発のこと、経営全般のことを記載しています。

おはようございます。
ミトコンです。


今日は10月27日の日経新聞を読んで印象に残ったことがありますのでブログに書きたいと思います。


【印象に残ったこと】
・世界経営者会議 ユニチャーム社長講演

箇条書きですが、ユニチャーム社長による講演内容です。


日本的経営の最も素晴らしい点は全社員がベクトルを集中させて動くことである。社員に自分で

考え、行動する習慣を身に付けてもらうべく、社員と心を通わせることを最優先にした。
トップと社員の距離を縮めるために毎年、毎週、毎日という単位でやるべきことを決めている。
毎年、会社の進むべき方向を漢字一文字で表し、毎週、4~5人の中堅・若手社員と酒を酌み交わし

本音を探る。毎日やるのは誕生日を迎えた社員へのバースデーメールの送信だ。


・10年先の長期ビジョンを描くことが重要だ。資源や人口の減少、環境問題など課題は山積だが、最も
楽観的な未来を想像してシナリオを描いている。着眼点は人口や市場など分母の大きさ、流通

チャネルの発展段階、競争環境の3つ海外戦略はこの3点を踏まえて過去・現在・未来を分析

しながら進める。


・海外展開は2つのタイプがある。アジアや中東、オセアニアなど成長性が高く、競争が相対的に緩い地域
自らのブランドで出る直接進出方式。欧米など流通・メーカーの寡占度が高く、競争が厳しい地域
ではライセンス方式をとっている。成功するには商品、営業、マーケティングの3つを進出先の実態に
合わせることが重要だ。


・P&G等の欧米大手に対抗する上では、徹底した現地密着が重要な武器となる。例えば、中国では

上海などで高価格品が売れているが、地方では紙おむつすら買わない人が多い。マスデータに頼らずに

実際の観察力を働かせ、それぞれの市場に合わせたきめ細やかな戦略をとることが必要だ。



徹底した現地密着の考え方は最もだと思います。

市場細分化が進む中で、現地密着により調査したデータを基に、ターゲット及び他社との差別化を

決めていく。それを徹底できている企業は、競争力が強いのかと思いました。



今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。