血液の闇 2、医療ビジネスの黒い裏側 | 読書ブログ

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自分が読んだ本の感想や、見所を書いていきます。本の最初から最後の部分まで書いていくので、多少のネタバレはご容赦下さい。

    輸血は危険。なら何故輸血で助かる人がいるのか?

    それは、輸血製剤に含まれる『水分』と『電解質ミネラル』の補給で助かっているだけです。“血だから”助かった訳ではありません。

    本書内で内海医師は分かりやすい例え話をしてくれました。

    “砂漠で脱水症状が出た時、コーラしか無くても飲むべきだ。コーラの砂糖や添加物の危険云々を言っている場合ではない。しかし、脱水症状の時、最適な飲み物はコーラではない。”

    輸血で言うと、血がコーラ、水がリンガー液などの血液の代替え液です。

    無輸血医療の代表格であるカントンの犬は、当時のフランスに衝撃を走らせました。カントンは『フランスのダーウィン』とも賞賛されました。

    こんな素晴らしい発見だったのですが、それ故に医学会から黙殺されてしまいます。医療マフィアのロックフェラー財閥、ロスチャイルド財閥がその代表です。

    他にも、海水で治るなら商売にならないと、既得権にしがみつく学者達が反発したのです。向こうも生活がかかっているとはいえ、人の命を何だと思っているのか!と怒りを覚えます。

    この様な一部の権力者による支配は昔からありました。しかし、国の税収の90%は10%の富裕層が支払っていると言います。彼らの様な一部の富裕層のおこぼれに授かっているからこそ、今の生活レベルがあるのですから皮肉なものです。

    今の生活レベルを落としてでも、権力者の支配から解放されて、未来の命と健康を選択できるのか?それができる者はごく僅かだと思います。正直、自分もそれは選択できそうにありません。

    しかし、一部の権力者達が起こした戦争や医療ビジネスで多くの人が亡くなっています。また、貧困に苦しみ、文字が読めない子供。人生に絶望する若者。自殺する高齢者もいます。日本でもこれらは他人事ではすみません。日本の識字率は既に100%を切っています。

    信じられないなら信じなくても構いません。しかし、日本にもアメリカの後を追う様に、預金封鎖の危険が迫っています。NHKで放送しています。国の借金返済の為、国民が汗水流して貯めたお金をかっさらってしまうのです。


    「日本は何処まで堕ちていくのか、世の中ここまで無情なのか・・・・」そう絶望してしまいそうです。

    昔見た『トランスフォーマー』という映画で、主要キャラのオプティマス・プライムのこんなセリフがありました。
「人類はまだ幼い民族だ」

    『機動戦士ガンダムOO』というアニメでも、人類同士が争う時代を、「人類の幼年期」と表現しています。

    人間社会はまだまだ発展途上なのかもしれません。しかし、それを嘆いても何も変わりません。情報の時代だからこそ、知識武装して立ち向かっていかなければなりません。既存の常識に縛られ、新しいものに心を開いていかなければ、時代に振り回され、使い捨てられてしまうでしょう。

    このブログが、少しでもあなたの知識武装となるのなら幸いです。

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