「私のサラリーマン時代は奴隷でした。」

起業を勧めたり、セミリタイアをあおる人たちは、こういう言い方を良くします。

確かに私もサラリーマン時代、忙しいことはありました。

でも、奴隷とは思わなかったです。
新卒の仕事がわからない人間に給料くれて、新しい知識や技術も学ばしてくれる。

ラッキーだと思っていました。

会社のおかげで知り合いもできましたし、その会社に勤めていたということで、人から信用してもらえることもあります。

起業してから思いましたが、サラリーマンが向いている人と、起業をしたほうがいい人がいることに気づきました。

サラリーマンはいつも売り上げに追われると言いますが、会社に属していれば給料はもらえます。起業して売り上げなければ、ゼロです。

サラリーマンの友達は、私がマーケティングの勉強していると、ちょっとバカにしたりしますが、悪気はありません。

単純に起業した人間の苦労が理解できないだけです。

有給休暇も起業したらありません。

個人でも仕事できるようなツールや仕組みはできてきましたが、全員が起業できるわけではないです。

サラリーマンのほうが仲間がいるし寂しくはないです。結婚でも会社が上場企業なら相手に安心してもらえます。

そういうサラリーマンのメリットを重視するなら、起業するよりはるかに会社にいたほうが良いと思います。

うさんくさいセミナー講師の甘い言葉に乗せられて人生踏み外したとか、人のせいにするマインドの方は起業しないほうがいいです。

最近、セミリタイアとか薄っぺらいこと言う人たちのいい加減な文章が増えてきたので、ちょっと書いておこうと思いました。

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写真は浅草寺。