![りょう太](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fgigaplus.makeshop.jp%2Fgcom1420%2Fblognew%2F100px-ameblo-Distinction-ryota.png)
6 月 突 入 。
2014年も、はや5ヶ月が経過しました。気温も高まってきまして、我が家では早くも冷房が解禁となりました。我慢できなかった…。
「あつい」と言えば、もうすぐ熱いアイテムが発売になります!!
そんな熱いアイテムを聴いたり、撮ったり、くらべたりしました!
AK第二世代 AK120II
▼iriver Astell&Kern AK120II 128GB ストーンシルバー e☆特価¥189,000-
(ご予約受付中/6月13日(金)発売)
iriver Astell&Kern AK120IIは同ブランドの「第二世代」モデル、2013年5月発売のAK120のアップグレード機として誕生しました。
デザインの変更等々ありますが、内部仕様においてもかなりの改良が加えられたモデルです。
-同シリーズ機との外観比較-
AK120IIとAK120
第一世代となるAK120と比べ、外観が大きく変更されました。「縦長になった」が一番大きく異なる点で、実寸で約3cm背が高くなってます。
近いサイズのもので、AppleのiPhone5SがW58.6mm、H123.8mm、D7.6mm。AK120IIがW約55mm、H約118mm、D約14.9mmなので、背丈と幅を少し縮めて厚みが倍ほどになったiPhone5というのが言葉で言い表す上で一番伝わりやすいでしょうか。重量はAK120IIが約177g、AK120は約144gでした。単四電池(約10g)と単三電池(約20g)が一本ずつ加わった程度の重量アップです。
ディスプレイのサイズはAK120IIは3.31型、AK120の2.4型に比べかなり大きく(1.82倍)なりました。横長だったものが縦長となり、本体上部に配置されていたものがAK120IIでは本体下部に配置されたため、今までAK100やAK120を使っていた方が第二世代型へ買い替えをすると手に持つ際に天地を逆に持ってしまうかもしれません。「ボリュームが上」と意識していた方なら大丈夫かもしれませんが…少々困惑してしまう可能性はあります。まぁそれほど大きな問題ではありません。またAMOLED(Active Matrics Organic Light Emitting Diode=アクティブマトリクス式有機EL)になったことで、単純に見映えが綺麗。AMOLEDは液晶に比べ高コントラストで発色が鮮やかなだけでなく、省電力、ノイズの発生が抑制できるという特性もあります。
約4mm細く
背が高くなった、重くなったと言われれば、ただただ太った印象を持ってしまいますが、実際には横幅が約4mm細くなりました。これにより、手で持った際の「持ちやすさ」がわずかによくなったと感じました。
ちなみに厚み、ほとんど変わらないように見えますし、実際に手で持っても違いがわかりませんが、数値上は0.5mmAK120IIの方が厚くなっています。言われてみれば…という程度。
ボリュームの違い
AKプレーヤーの外観的な特徴のひとつで、「カッコよさ」のポイントでもあるボリューム周りのデザイン。基本的には同じ意匠が施されておりますが、AK120IIのボリューム直径がわずかに大きくなり、操作性が向上。
AK120IIとAK240
続いてシリーズの現行ハイエンド機AK240と比較してみましょう。発表当時から言われていた、まるでエッシャーのだまし絵のようなAK240の形状が、AK120IIと並べるとますます際立ちます。ご覧のとおりAK120IIはAK240よりも高身長。ちょっと意外です。AK240のピラミッド形状の部分をそぎ落として頭の上に載せたらAK120IIになるのかな?という感じ。重量はAK240の方が約10g重たくなっています。
既にリリースの情報でご存じの方もいらっしゃるでしょうが、AK120IIのディスプレイはAK240の仕様をそのまま継承しております。よってUIも共通。この点操作性はAK120よりも大幅に向上していると言えます。
なお、外装素材はAK120IIはAK120同様のアルミニウム、AK240はシリーズ中唯一ジュラルミン削り出し!
AK120IIとAK240の背面
背面のデザイン、AK120IIはAstell&Kernの「A」のロゴパターンを規則的に配置したもの。AK240にはカーボンファイバー素材が使われており、高級感の演出だけでなく不要共振を抑制する役割も。色合いや形状などからAK240は非常に重厚な印象を受けます。AK120IIは比較的さっぱりスマートな印象。
AK120とAK120IIとAK240
三台一括で並べてみました。写真がいまいちでごめんなさい…。
H(高さ)×W(幅)(mm)
AK120 :H89.1×59.2
AK120II:H118×W55
AK240 :H107×W66
AK120とAK120IIとAK240厚み
第二世代型の二台は結構角ばってます。
D(厚み)(mm)
AK120 :D14.4
AK120II:D14.9
AK240 :D17.5
AK120IIは、AK120のブラックから「ストーンシルバー」へカラーが変更されたためか、限定モデルだったAK120TITANを彷彿とさせます。あっと言う間に売り切れた人気商品でした。
で、やっぱりやってみたくなるのが…
カメラと並べる
綺麗なシルバーカラーですし、ついつい一緒に並べたくなってしまいます。
ヘアラインが美しい
AK120TITANと外観的に似て非なるポイント、それはヘアライン加工の有無です。TITANはアルマイト加工で硬質化したためヘアライン加工なしでしたものね。あ、そうなるとAK100の限定シルバーカラーが一番似てるんじゃないでしょうか。どちらにせよブラックが基本カラーだったAK120に対して爽やかになりましたね。
背面デザイン
AK240との比較に続き、AK120IIの背面デザインについて。言い忘れていましたが、AK120IIの背面はAK100やAK120同様に強化ガラスで保護されています。
「A」ロゴがびっしり
アップにするとAstell&Kernのブランドロゴ「A」を四方向でひとつとしたパターン大量に!この背面デザインが採用されているのはシリーズ中AK120IIだけ。
「BUTTERO」クロコダイル柄ケース
創業40年、イタリアンレザーのブランド「BUTTERO(ブッテロ)」謹製のAK120II専用ケースが付属しています。AK120やAK100MK2の付属ケースもBUTTERO製でした。AK120II付属のケースにはシリーズ初のクロコダイル柄が採用されており、素材の特性上、個体ごとに表情が異なるとのこと。
ケース装着でサイドキー、USB端子
アクセス可能
兄弟機同様に専用ケースを装着したままでサイドキー(再生/停止等)の操作、micro-USB端子へのアクセスが可能。micro-SDカードスロットは覆われてしまいますが、不意にカードが抜けて脱落してしまうよりはマシかな?というのが個人的な所見です。micro-SDカードの64GBとか、対応する最大容量の128GBとかけして安いお値段ではないので…。
ここから、音のお話。
まず、わたくしりょう太は
iriver AK10を愛用
▼iriver Astell&Kern AK10 e☆特価¥26,279-
iPhone5Sを肌身離さず愛用する身として、主に音楽を聴くのもiPhoneがメインとなってしまいます。iPodは別に持っていますし、COWONのiAUDIO9も所有していますが、面倒くさくなってしまい結局iPhoneに直接イヤホン/ヘッドホンを接続して聴くか、iPhoneからポタアンを経由して聴くかの二択になっていました。iPhone4Sの頃まではそれでよかったんですが、iPhone5Sに乗り換えてからLightningからラインアウトがし辛い仕様になってしまい、最終的にはiPhone5S直オンリーに…そんな時に現れたのがこのAK10でした。
AK10について詳しく記載した記事はこちら。
■関連記事:【 #ポタアン 】Astell&Kern AK10を #iPhone5S で使ってみた!
AK10はその時の僕にとって本当に魅力的な商品でした。
・AK100(MK2)クオリティのサウンド
・ハイレゾ再生可能(対応アプリ必須)
・コンパクト
以上三つの大きなメリットがあります。
AKプレーヤーは所有しておりません。
主に使っているイヤモニ。
UE18ProとMH334
メインの愛機はUltimate Ears UE18ProとFitEar MH334。最近は暑くなってきたのでヘッドホンよりイヤモニを使うことが多くなってきました。
そんな人間がAK120IIを聴くとどう思うか…?
「音に溺れる」
この画像使いたかっただけ…じゃないんですよ!AKシリーズは「ハイレゾ音源」に対応していることが大きな特徴として認知されておりますが、もちろんハイレゾ音源ではないCDクオリティの音源も再生できますし、必ずしもハイレゾでなければ良い音ではない!なんてことはありません。例えばiPhoneで普段聴いている「サカナクション」のCDから取り込んだALAC(Apple Lossless Audio Codec)形式の音源(Appleの形式ですがAKはバッチリ対応!)も、iPhone単体で聴く時はもちろん、同シリーズのAK10を通して聴くサウンドクオリティを軽々と飛び越え、いわゆる「今まで聴こえていなかった音が聴こえる」状態。おまけに洗いざらいのごとく流れ溢れだしてくる音の情報量にまるで溺れてしまいそうなほど、両耳から脳内中枢まで満たされるようです。
AK10と比べると、音全体がよりソリッドで引き締まっていて音の制動がよりしっかりとされています。また、音のディテール感とS/Nの高さは比較にならないほどの差。静寂の中にほとんど音楽だけが存在する状況なんて、日常生活でもそんなに体験することではありません。カスタムIEMとS/N比の高いプレーヤー(AK120II)を組み合わせるとそれを味わうことができます。
イヤモニふたつを交互に聴いたところ…MH334との相性が抜群に良いです。個人的にFitEarシリーズとAKシリーズの相性が良いと以前から思っていましたが、もしかすると音に対するフィロソフィーが近いのかもしれませんね。適度なリバーブ感やS/Nの高さが際立ちます。
UE18Proは少し音が丸いせいか、イコライザをかけて遊んでやると時折「おいおいお前さんそんな音鳴らせたのかよ」みたいなことがあり、トリッキーな楽しみ方ができます。もっぱらMH334はEQなしかPRO EQで聴くのがおすすめ。
AK120に対するAK120II
AK120はAKの第一世代に位置付けられ、AK100の上位モデルとして開発されました。DACが左右チャンネルに独立して搭載されたデュアルDAC構造によりそれまでのモデルよりもチャンネルセパレーションが飛躍的に向上。DACチップにはウォルフソン製のWM8740が採用されています。ちなみにこれはAK100、AK10でも採用されているチップなので、AK第一世代機の全てで採用されていることになります。また、他社製品ではSONYのポタアンPHA-1にも搭載されています。
対してAK120IIはデュアルDAC構造を継承しながらも、チップはシーラス・ロジックのCS4398を採用。これはハイエンド機AK240にも採用されているものを継承しています。また、AK120ではシングルコアCPU採用だったものがAK120IIではデュアルコアCPUとなり、AK240譲りの2.5mmΦ4極バランス端子も搭載。その他細かく見ても、きわめてAK240に肉薄した仕様となっています。言うならば「AK120と名付けられた廉価版AK240」でしょうか。
・バランス接続ができるようになった(AK240継承)
・シーラスロジックのDACになった(AK240継承)
・CPUがデュアルコアになった(AK240継承)
・OSがAndroidベースになった(AK240継承)
・ディスプレイが大きく、AMOLEDになった(AK240継承)
・出力が上がった(AK240継承)
・S/N比が良くなった(AK240継承)
・クロストークが良くなった(AK240継承)
・ラインアウトモード搭載(AK240継承)
・PCMの対応レートが上がった(AK240継承)
・DSDの対応レートが上がった(ただしPCM変換)
・USB-DAC時の対応レートも上がった(DSDはPCM変換)
・バッテリー容量が上がった(AK240継承)
・ただし再生時間は落ちた(消費電力上昇と思われる)
・内蔵メモリが128GBになった(ただしTITANも128GBでした)
AK120からの変更点をざっと上げるとこんな感じです。もはや別物。
AK120と聴きくらべると、音の性格としてはAK120らしさを維持しつつ、より洗練されて、よりシャープでフォーカスの定まったサウンドになりました。いわゆるモニターチューニングらしいソリッドでディテールがくっきりと表れて歯切れがよく、演出感よりもリアリティを追及した音です。心なしか低音の量感はAK120よりも増えたように思えます。ただし膨らんだのではなく、芯が太くなった印象。あくまでもカッチリとした鳴りです。
EQ設定なしの状態だとわずかに低域の量感が多く感じる場面もあり(それはそれで楽しい)、その場合EQをPRO EQに設定するとエンジニアがおすすめするフラットでより癖のない音に変わります。また、AK120IIにはAK240譲りの10BAND EQがありますから低音ゴリゴリ系、高音シャンシャン系もお手の物。「AKはリファレンスモニターサウンドを楽しむのが掟」などと誰も定めていないので、手軽にEQをいじれちゃいます。
色々聴いてみて、「お、このプレーヤー、デジタル系の音、シンセの音がやけに『デジタルらしく』鳴るなー」と嬉しくなってしまいました。アコースティックとデジタルの違いが顕著に表れ、僕では限界があるものの音楽制作に従事している人間なら演奏をした録音なのか、ソフトウェア上の打ち込みで作られた音なのかはかなりの精度で聞き分けできてしまうのではないでしょうか。僕の耳でも「あれ、この音打ち込みだったのか」とか、「今のところちょっと失敗してるんじゃないかな」とかが見えてしまって、モニターライクな音というのがリスニングに向かないと言われる由縁でもあります。
どちらかと言うと電子音を多分に含む曲を聴くことの多い僕の様な人間ならば、普段何となく一塊の音として認識していた部分に実は三つとか四つのパートが隠れている事実や、緻密な音作りをするデジタル音ゴリゴリのアーティストの楽曲にも演奏の上手さとかとはまた違ったエッセンスが存在していることが、イヤホンやヘッドホンを新調することとはまた違ったかたちで音にあらわれるのはとても新鮮です。もっぱらサカナクションとかDE DE MOUSEとか電子音尽くしな楽曲を聴く率の高い僕なので、AK120よりもAK120IIの方がより制作者の意図を汲んでくれているように思え、想像力が掻き立てられるのです。
今回、表題にもある通り「アンバランス」接続でしか聴いておりません。バランス接続をすることでより高音質になる…というのはまた別の機会にご紹介させていただきます。
AK120から買替えるべきかどうか
性能の大幅な向上と引き換えに、価格も大きくアップしてしまいました。コストを差し引いて、買い替えるデメリットは少なく、何より「買い替えたい」という気持ちがあるのなら全力で後押ししたいのが本音です。最大の魅力は「音が良くなった」ですから。
買替えに際して、2014年6月30日(月)まで開催する買替キャンペーンを使わない手はありません。
キャンペーン利用でどこまで安く買えるかシミュレーションしてみましょう。
AK120II価格¥189,000-
■AK100から買替え
AK100買取り上限額¥24,000-
└15%UPCP+¥3,600-
AK買替キャンペーン¥30,000-値引き
AK120II実質¥131,400-
■AK120から買替え
AK120買取り上限額¥52,000-
└15%UPCP+¥7,800-
AK買替キャンペーン¥30,000-値引き
AK120II実質¥99,200-
■AK120TITANから買替え
AK120TITAN買取り上限額¥80,000-
└15%UPCP+¥12,000-
AK買替キャンペーン¥30,000-値引き
AK120II実質¥67,000-
■AK10から買替え
AK10買取り上限額¥10,000-
└15%UPCP+¥1,500-
AK買替キャンペーン¥30,000-値引き
AK120II実質¥147,500-
※買取上限金額は2014年6月1日現在のもの。
※商品の状態により減額される場合がございます。
AK120ユーザーならかなりお安く買替えできてしまう…!
しかも、30,000円値引きはAKシリーズとSONY NW-ZX1であれば一律なので、例えAK10からの買替えでも30,000円は値引かれるという驚きの仕組みです。今月いっぱいのキャンペーンですのでぜひご活用ください。
WEBからのご注文でも適応可能です!
AK120IIのご予約、ご購入はこちらから!!
▼iriver Astell&Kern AK120II 128GB ストーンシルバー e☆特価¥189,000-
(ご予約受付中/6月13日(金)発売)