こんな問題がありました。
「9個のリンゴを、一人に1個ずつ配ると何人に配れるでしょうか」
問題は読んであげました。
ある子の答えは「1人」。
どうして1人と答えたのでしょうか?
問題で、「一人に~配る」とあったので、くばられるのは1人だという解釈です。
実に小学1年生らしいではありませんか。
「君に1個、あっちの子に1個と渡していくんだよ」と説明してやっと「9人」と答えました。
でも、まだ続きがあります。
「では1人に2個ずつ配ると何人に配れるでしょうか」
またまた答えは「1人」
あれぇ、さっきもこのやり取りしたなと思いながら、2個ずつ渡していくジェスチャーをしてやっと「4人」の答えが。
毎年「ずつ」がわからない子っていますね。
ずつの意味がわからないから、そこをとばして「1人に配る」と解釈してしまうのです。
小学生新1年生あるあるですが、ちょっと困ったことだとも思います。
他にも「合わせて」とか「残りは」などがわからなかったり、勉強で使う言葉遣いが分からないばっかりに、問題ができないことが出てきてしまいます。
以前に、1年生で必要な言葉の例を上げてありますので、そちらもお読みください。