小学1年生勘違いあるある | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

こんな問題がありました。

 

「9個のリンゴを、一人に1個ずつ配ると何人に配れるでしょうか」

 

問題は読んであげました。

 

ある子の答えは「1人」。

 

どうして1人と答えたのでしょうか?

 

問題で、「一人に~配る」とあったので、くばられるのは1人だという解釈です。

 

実に小学1年生らしいではありませんか。

 

「君に1個、あっちの子に1個と渡していくんだよ」と説明してやっと「9人」と答えました。

 

でも、まだ続きがあります。

 

「では1人に2個ずつ配ると何人に配れるでしょうか」

 

またまた答えは「1人」

 

あれぇ、さっきもこのやり取りしたなと思いながら、2個ずつ渡していくジェスチャーをしてやっと「4人」の答えが。

 

毎年「ずつ」がわからない子っていますね。

 

ずつの意味がわからないから、そこをとばして「1人に配る」と解釈してしまうのです。

 

小学生新1年生あるあるですが、ちょっと困ったことだとも思います。

 

他にも「合わせて」とか「残りは」などがわからなかったり、勉強で使う言葉遣いが分からないばっかりに、問題ができないことが出てきてしまいます。

 

以前に、1年生で必要な言葉の例を上げてありますので、そちらもお読みください。

 

小学校低学年の学力は言葉の力が8割