周囲から浮いてしまわないように、子ども時代はできることを隠していたという大人がいます。
勉強でつまずいているお子さんがいる一方で、よくできるので学校の宿題が苦痛でたまらないという子どももあるのです。
海外ではギフテッドチャイルド(gifted child)と呼ばれて、学習が遅れ気味の生徒と同じように学習支援の対象となっています。
普通でないという点では変わらないという認識です。
確かに、とても良くできる生徒がいるのですが、彼ら(彼女たち)は学校の勉強が楽しそうではありません。
よく上の学年の生徒の問題に興味を示しています。
より知的興味を惹かれる課題を求めているのです。
地方の公立王国の場合には、私立中学の受験ということは考えられず、選択肢がないのですね。
仕方なく塾に通って必要のない勉強をする子もいます。
中学受験が必要ない、知的発達の進んだ子ども向けの教室や教材はあまり多くないです。
考えつくのはパズル系の教材ですが、それは限られた能力の刺激になってしまいます。
言語面では読書家が多いため、本から吸収しているようですが、精読するための訓練を受けているわけではありません。
もうちょっと手助けしてあげたら、より深い理解ができるのにと思います。
モヤモヤしているのですが、先取り教育にならずに、将来役に立つカリキュラムが作れないかと思案中。
例えば、中学受験はしないけれども、中学入試の国語の出題文を一緒に読んで、細かい部分を検討しながら精読するとか(問題を解くわけではありません)。
課題文として中学生くらいを対象にした面白い文が多いので、入試問題を使うのです。
算数については、試験のための問題というより、知的刺激のある問題をやはり入試問題から探して、あれこれ試行錯誤しながら解くとか。
問題はどれだけ需要があるかということですけれど。(羊)
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