計算ミスを撲滅するには | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

小学生から高校生まで、計算ミスはつきものです。

でも、何も対策をとらなかったら、いつまでも直りません。

寺子屋の生徒でも、ほとんどの子に計算ミスが見られます。

ただ、ミスの多い生徒と、たまにするという生徒には大きな違いがあります。

計算ミスが多い生徒は、計算のやり方の中に、ミスしやすい手順を持ち込んでいることが多いのです。

例えば2桁以上の足し算で、繰り上がりをメモしない。

繰り上がりがあるということは、ワーキングメモリに蓄える必要があるので、ワーキングメモリが未発達な子どもでは、忘れやすいのです。

筆算しなくても良いので、くりあがりだけちょこっとメモすると良いのに。

また、帯分数で通分のある足し算引き算。仮分数に変換してから計算しています。

通分する時に整数部分を足し忘れる、足し間違える。

通分した結果の数が大きくなるので、ここの計算で間違える。

整数部分は整数のまま計算する方が、ミスはしにくいですね。

中学生では、ルートの計算をするのに根号の中の数を因数分解して根号の外に出す際に、書き間違える。

これは暗算でやって3×3×2で3が2乗なので外に出すつもりで、うっかり2を外に出して、3を根号の中に書くという入れ違いをしてしまう例です。

この場合は頭のなかでやらないで、しっかり積の形を書けば間違わなくなります。

つまり、自分の計算ミスのクセを発見して、それをシステム的に防ぐような手順をとるように改善しないと、計算ミスは減らないのです。

計算ミスが多いお子さんは、この分析をして対策を講じられてはいかがでしょうか?

実はもうひとつ対策があって、ミスはゼロにはできないから、ミスしても発見できるようにすることです。

この件は、またいずれ。(羊)


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