5/6の滝入に寄せて。私の「献水の滝物語」のはじまりの物語。 | 和癒(わゆ)サロン En’(えん)

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和癒師えんです。

 

4/21(日)の明け方に、母が永眠しました。

行年90才でした。

 

母のこと、

母と私のことを見守ってくださったすべての方に、

これまでに、

深く感謝申し上げます。

 

*****

 

母のこと、覚えておきたいことはたくさんあって、

書いておきたい、

だけど、頭や心にあることを書くのはなかなか覚悟が要る。

記憶が薄れるのがいやだと思う反面、

現実に直面するのがまだ痛い。

 

そんななか、今日は滝の日でした。

 

 

看取る直前の4/16の滝入では、

でもまだその時がそんなにすぐだとは思ってなくて

「おかあさぁん」と滝のなかで小さい声で。

やさしい響きが大好きな「あやにあやにくすしく尊と、、、」に祈りを込めて入りました。

 

これまで、たくさんの祈りを受け容れてくれた滝。

 

*****

 

8年前に始まった「献水の滝物語」。

 

熊本地震のあと、ひとり暮らしがおぼつかなくなった母。

入院、そして施設への入居へと進んでいくなかで、

模索したり

悩んだり、

出口のない想いの抱えきれなさに押しつぶされたり、

良いことにもそうでないことにも感傷的になる日々のなかで、

 

水音、巡る四季の美しさに、

そこで出会う方々との心の交流に、

癒されてきました。

 

感謝という言葉ひとつでは表しきれなくて、

思い返していてふと思い出したのは、

私とこの滝との出会い。

 

母なくして、

熊本なくして、

この滝との出会いはありませんでした。

 

滝に支えられた時間に想いを馳せ感謝するなかで、

この滝との出会いの大きな原動力となった熊本地震は、

故郷そのものであり母あればこその体験でもあり、

 

たくさんのご縁の先に始まったこの滝のはじまりのエピソードは、

自分のなかで誇らしく思える記憶のひとつ。

 

私の「献水の滝物語」のはじまりの物語。

 

綴っておきたく、

ブログを開きました。

 

*****

 

8年前の2016年は着物でお山をはじめた年。

元旦。

 

地下足袋ーずで広島南アルプス縦走☆2016初日の出

 

そして熊本地震の年。

4月。

 

雨の中の余震の前に避難さすべく帰省して直面した、

「水の都熊本」での断水の現実、いざというときの水源がないことへの危機感。

 

断水つれづれ。

 

熊本から広島に戻って、

元旦の初日の出登山時にに出会って山繋がりとなったHさんに「いざというときのために水場を知っておくことが大事!!」と力説したところ、

「広島にも水場がありますよ。行ってみますか?」と。

「ぜひ!!」

と連れて行っていただいたいくつ目かの水場が、

己斐の、滝の観音でした。

 

そこには滝が。

「え?この滝、入れるんですか?」

と聞いたところ

「前は入ってたね。入ってみる?」

と受けたもういただいたことから、

長年漠然と憧れてた

「日本人として生まれたからには一度はやってみたい滝入体験」

が実現。

8月。

 

20160828己斐の教順寺 滝の観音~滝に打たれる自然体験~

 

さまざまなご縁やさまざまな方々の想いが繋がり重なり

「6がつく日の滝入」

が始まりました。

 

半世紀以上の長きに渡って、

原爆で亡くなった方々を悼みたった一人で献水を続けられた宇根利枝さんの想いに触れ、

そのひとの想いのすごさに想いを馳せるとともに、

 

せっかくなら

「冬の滝に入ってみたい」

「それなら休まず通おう」

と自然と心が動いて、

動き始めた”6がつく日の滝入”に関わる方々、

初めて出会う方々のなかで戸惑いながらもただただ滝に通う日常が始まりました。

 

生まれ故郷への想い、

ちいさな憧れ、

たくさんのご縁、

そんな縦糸横糸の広がりのなかで滝入に通うなかで、

 

自然への畏怖畏敬を実感する場所、

自分にとっての祈りの場所、

心身のセルフケアの場所としての「滝」が、

私にとって、どんどん日常の一部となっていきました。

 

滝に支えられた時間に想いを馳せ感謝するなかで、

滝との出会い、滝のはじまりの大きなきっかけとなった熊本地震は、

故郷そのものであり母あればこその体験でもあり、

 

たくさんのご縁の先に始まったこの滝のはじまりのエピソードは、

自分のなかで誇らしく思える記憶のひとつ。

 

たくさんの感謝のなかで、

母といまの自分とを繋げる糸をまた改めて見つけて喜ぶ私の滝入を、

 

今日も宇根さんが、

滝の上から見守ってくれていると思いました。

献水の滝物語

 

長きに渡り私たちの滝入を見守ってくださる方、

応援してくださる方、

滝がいまここにあることに繋がるすべての方に、

感謝して滝入しました。

 


ありがとうございます。