リチャード・マーカンド「レガシー」(1979) | 映画遁世日記

リチャード・マーカンド「レガシー」(1979)

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レガシー (1979)
監督:リチャード・マーカンド
原作/脚本:ジミー・サングスター(他)
出演:キャサリン・ロス、サム・エリオット、ジョン・スタンディング、イアン・ホッグ、ロジャー・ダルトリー、ヒルデガード・ニール、マーガレット・タイザック、チャールズ・グレイ

手持ちのビデオをDVD-Rに焼くという作業は地味に楽しい。懐かしい映画や持ってるだけでまだ観たことがない映画をその作業の流れで半ば強制的に鑑賞するのです。この作業をしないと、もしかしたら一生再生しないビデオも出てくる可能性も否定できません(笑)。

先日、リチャード・マーカンド監督の処女作でキャサリン・ロス&サム・エリオット夫妻主演のオカルト・ゴシック・サスペンス「レガシー」(1978)を久しぶりに斜め見していたところ、あるシーンで(文字どおり)息が詰まりました。

水泳の得意なおねえちゃんが室内プールで泳いだり潜水したりして楽しんでいる。プールの底まで潜って、さぁ水面に顔を出そうとしたところ、何故か水面にガラスのようなものが張られ(ているように見える)、プールに閉じ込められてもがき苦しみ・・・窒息死する。

これ、僕のトラウマのひとつとなっておりまして、子どもの頃このシーンを見て「絶対水死だけはしたくない」と強く思うようになりました。不謹慎な書き方になってしまいますが、今でも一番避けたい死に方マイ・ベスト(ワースト)なのです。プールに潜って水面に顔を出そうとしたらカチンカチン・・・。コワすぎです!

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 ぐぁららら~!!!!

この映画は他にも、けっして派手ではないけど絶妙な死に様がいくつか描かれます。出てきた瞬間に「あ、こいつ死ぬな」ってすぐ分かるという意味で"死んじゃう"ってことがネタバレにはならないと思うので書きますが、本作のロジャー・ダルトリー(ザ・フー)の死に方も絶妙というか微妙というか、心に残ります。

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 んがぁぁあ~!!!!

そんなこんなで本作は地味渋系のオカルト映画ではあるのですが、思いがけず最近の個人的リバイバル・ヒットです。国内版DVD出してくれろん。

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