●南房総食材を使った料理コンテスト
今日、14時から高家神社脇にある千倉社会福祉センター
(いつも子供たちにさざえカレーを作ったり、食の体験を
行う所)にて、首記のコンテストが行われました。
「お手軽!おいしい家族ごはん」をテーマに地元食材を用いた
料理のコンテストで、応募20作品の中から書類審査で10作品に
絞られたものの最終審査の日なのでした。
千倉町旅館組合にも審査員を一人出して下さい、とのお話が
ありましたので、副組合長で「磯浜旅館」を経営している
山口さんに出て頂きました。
山口さんは自分で漁をし、料理も作り、地元の宴会が
非常に多く、評判の宿を経営なさっています。
審査委員長はうちのすぐちかくの「ちどり」さんの
社長、青木さん。
千倉町料理飲食店組合長さんであり、食の知識に
関しては近辺で右に出る人はいません。
その他、商工会長、給食センターの方など、いろんな
職種の方10名が審査員です。
今日は料理を作った方とその家族、一般の方々、など
たくさんの方が見えていました。
最初に審査員たちが実際に料理を食べて、作者から
お話を聞いて、別室に行き審査です。
下の表は、審査基準を文章化したもの。
わかりやすいですね。
その間、一般参加者の人達にも試食のチャンスがあります。
私も早速、試食へ。
①お花畑のヘルシーハンバーグ
豚と鶏肉のハンバーグですが、中に筍がはいっており、
違った食感が楽しめます。
添えられた野菜やドレッシングも自家製。
おいしいですね。
ケチャップ味が少し甘目なのでお子様には
喜ばれるかも。
給食の一品にいいと思います。
②さざえとさつまいもの炊き込みおこわ
餅米なので、チマキの中身みたいな感じ。
さざえ入りなのが、この地域の特徴を出しています。
さといももおいしいのですが、マイタケも食感が
変わりおいしかったです。
③粒々とろとろ
大和いものすりおろしたもので、コーンやトマト、枝豆を
くるみ、素揚げしたもの。
大地の味がします。
塩でも天つゆでもいいでしょう。
色がきれい。
おいしく頂きました。
④豚とん拍子のにぎやかちらし
ネーミングがいいでしょう?
ちらし寿司ですから酢飯です。
ハスやニンジンの入ったちらし寿司に少し甘く煮た
豚肉を乗せ、一緒に食べます。
これがおいしいんです。
家庭で、たきこみご飯派の若い子供たちとチラシ寿司派の
大人たち、両方を満足出来るように考えたとか。
それぞれの家庭にも文化があると感じさせる逸品です。
⑤夏野菜のミルフィーユ
上に見えるはプチトマトと鶏そぼろ、きゅうり。
間にはしいたけなどもはさまって、まさにご飯の
ミルフィーユ。
食べるのに、切り分けるのが勿体ない位、美しいですね。
食材が何層にも分かれて入ってますので、食感と
味を楽しめます。
おいしいです。
⑥あじの落花生入り押し寿司
これも酢飯。
アジは干物の皮や骨を丁寧にとって、ほぐしています。
また茹で落花生が入っています。
青紫蘇も混じっているので、アジの魚臭さは全く
感じません。
牛乳パックに詰めて作るそうです。
まさに一般の家庭から出てきた、そんな発想の逸品。
勿論、おいしい♪
⑦アジと季節の野菜の春巻き
アジのナメロウ、しいたけ、そして春雨が具の春巻きです。
おいしいの一言です。
ジイタケが入って食感にアクセントが出ています。
春雨が入るだけで、まさに春巻きになるんですね。
びっくり。
これも給食に出たら子供たち、喜ぶだろうな。
⑧サンガのひとくちライスバーガー
バンズはご飯。
パテがさんが。
でも一工夫がしてあって、サンガをバターで焼いてあります。
サンガとバターは相性バツグン。
いきなり洋風の味付けになります。
これはモスバーガー で商品化して頂きたい。
おいしい!!
⑨アジのなめろうミルフィーユ仕立て
あじのナメロウを白菜、ニンジンで挟み、お出汁で
煮たもの。
勿論、おいしいです。
ロールキャベツの和風、と思って頂けると分かりやすい
かも。
寒い冬の日、お鍋を開けると、真っ白い湯気の中から、
このお料理が顔を覗かせる・・・
そんな光景が瞼に浮かびます。
白いご飯でも、ビールにもあいます。
これは新宿のアカシア で商品化だな。
⑩落花生プリン
唯一のデザート系。
ベースは豆乳。
そしてピーナツバター。
三芳の道の駅にオリジナルのピーナツバターが
売ってますね。
これ、最高です。
ゼラチンで作るので、ちょっと固めのプリンですが、
子供も喜ぶし、大人だって大満足。
ちどりさんの息子さんの大成君も行ってたけど、
ローソンやセブンイレブンですぐに商品化できないかな?
と思わせる普遍性のある作品です。
さて、結果を発表しますね。
最優秀賞は
⑩の落花生プリン
優秀賞は3作品。
⑥あじの落花生入り押し寿司
⑤夏野菜のミルフィーユ
⑧サンガのひとくちライスバーガー
審査員の間でも随分もめたそうです。
それほど、どの作品も拮抗したたから。
審査委員長の青木さんが一つ一つの作品の講評を
しながら賞を発表してくれたのですが、この講評が
また素晴らしい。
料理をわかっている方の説明なので、非常に為に
なります。
この講評を聞けただけでも、今日の試食会に出た甲斐
があるってもの。
お料理の方は審査員の方々でももめたのは良く
分かります。
だってまずいお料理なんて一品もないんですから。
そもそもお料理は個人の好み、体調などで変わってくるので、
本当はランクをつけるのは酷なもの。
まして、今回の様にどの方も一所懸命作ったことは
良くわかりましたし。
でもこれも南房総市が薦める地産地消の活動の一環。
ご協力ありがとうございました。
実はこのコンテストで入賞した作品を商品化してくれる
業者さんを募集しています。
現在の所、当館:魚拓荘鈴木屋と富山の業者さん
青倉商店さんの2軒のみだとか。
寂しいですね。
青倉商店さんは 11月28日の産業まつりで、昨年優勝した
レシピで当別弁当を作るそうです。
楽しみですね。
さて、当館ではこの「落花生プリン」に挑戦しようと
思ってます。
早速、明日試作品を作ります。
楽しみだなぁ♪
こんなチャンスを与えてくれた南房総市地産地消推進協議会に
感謝です。
ありがとうございました。
【魚拓荘鈴木屋】 鈴木健史 電話:0470-44-2811 http://www.gyotakuso.com/