パリといえば、
バゲットを小脇に抱えて犬を散歩させる人
が反射的に頭に思い描かれるのだけれど、
まあそれは、非常にステレオタイプなイメージに過ぎないのだろう・・・
と思っていました。
でも、本当に道行く人々、あの人もこの人もバゲットを抱えているので逆にびっくり。
日本人にとってのコメ同様、バゲットなしでは生きられない、そんな感じでしょうか!?
犬連れの人も本当に多くて、カフェのテーブルでご主人様がコーヒーを飲む傍ら、
おとなしく足元に寝そべって道行く人を眺めている犬がいたるところで見られました。
おまけに、レストランの中も犬同伴可で、ウェイターさんたちは人間に飲み物を運んでくると同時に、
お犬様にもちゃんと水をお皿に入れて持ってきてやっているところもあり、行き届いています。
「生類憐れみの令」を編み出した、徳川綱吉将軍も、この様子を見たら感激するかも。
朝9時くらいまでは、メトロに乗っていても、通りを歩いていても、普通の住人が通勤している状態なのに、
それ以降になると、どこもかしこも明らかに「観光客」という人々で埋め尽くされます。
観光客には、他のヨーロッパの国々から来ている人もたくさんいるのですが、目立っていたのが中国人と韓国人の観光客。
一昔前の日本人団体観光客は、まさにこんな感じだったのだろう、という雰囲気。
名所旧跡を背景にして写真を撮る情熱、すごいです。
主だった観光地はどこも、入場するのに大変な行列。
夏休みの東京ディズニーランドのようでした。
さすが、憧れの街として君臨するパリです。
そんなちょっとしたことがらが面白く感じられたはじめてのパリ。
ヨーロッパの中でフランスに一番行きたかったというよりも、アクセスの都合上の理由が大きかったのだけれど、
映画のシーンで出てくるイメージそのまま・・・いや、それ以上に素敵なところでした。
初心者なので、思いっきりおのぼりさん観光しました。
シンガポールを夜中に出発し、パリに早朝到着の便。
家族皆、機内ではよく眠れて、ホテルに荷物を置くなり早速行動開始。
行き先はベルサイユ宮殿です。
おお、これがベルサイユ!
入場に並ぶ人々。
列の一番後ろからは、一体なんの行列だかわかりません、遠くて。
フランス観光、恐るべしを最初に肝に銘じた瞬間。
しかし、一旦中に入ってしまえば、驚くほどの静寂を感じられる空間もあり。
出ました! キンキンキラキラのベッド!!
ホンモノの宮殿が観られると、とってもベルサイユ行きを楽しみにしていた、お姫様に憧れる下の娘は
このようなベッドに目がハート。
大人になったらしっかり稼いで、どんなベッドでもオーダーメイドしてくだされ。