前回は→その1


今現在の所謂大麻は、法律で規制されて居ます。

なのでくれぐれも、これを読んだからと栽培しても良い物と思わないで下さい。つかまりますよ(笑)※当方では責任持てませんW


【繊維としての大麻】

『繊維としての大麻』について詳しく見て行きたいと思います。 

 大麻の茎や皮から撮れる繊維は、糸、紐、布、紙等多方面に利用されています。


①綿は繊維を取る為の重要な作物である。

しかし1993年には15万トン(世界の26%)もの農薬が使用された。


綿の場合は生育過程で何度も農薬を散布しなければならず、繊維から製品を作る過程でも大量の化学薬品を必要としてますが、大麻は農薬や化学肥料を使用しないでも生育するため、生産コストも安くなります。


さらに、大麻繊維は綿繊維より4倍の耐久性を持ち、単位面積あたり、綿の3倍~5倍の数量を生産出来る。


大麻の繊維は、石油化学繊維と比較して着心地も良く、着用した時に人体に優しく、肌が敏感な体質の人にも適しています。


②固い布というイメージがある麻ですが実はこんな風にも加工できるんです。

日本の伝統的な技法を使用すると、大麻の布はシルクの様にしなやかで光沢があり、金色に輝く様な綺麗な色になる。

加工次第で肌着に使う様な柔らかいものも出来るのです。

しかも、通気性と吸水性に優れている。


上記の様にとても柔らかいものも作れる上に、ローブの様な頑丈な物まで幅広く加工できる。


たかちほむらのブログ

麻おろしcomさんというところで見つけた布→こちら
詳細を見ると、やはり光沢が有ると書いて有ります。

値段が書いてありませんが、高価な麻布の服・・・。

裁縫が得意な方なら、御自分で縫われると良いかもしれませんね(^v^)


※豆知識

コロンブスがアメリカ大陸を発見出来たのも、大麻製の帆やロープのおかげだったと言われている。

頑丈な道具無しに、そこまでの偉業は難しかったという事でしょう。



【建材としての大麻】

一回目のお話しで、「断熱材」として使用されるという話しをいたしました。

では、今回はそれって具体的にどんなものなの?というお話しをしたいと思います。


ビジュアルはこんな感じです
たかちほむらのブログ

 これはフランスで実際に使用されて居ます。

●大麻の茎をチップ状に砕いたものと石灰を混ぜて作ります。

これはフランスで商品化されています。

実際に使用した家が500棟程建てられているんです。

●この建材のメリットは、天然資源である為温湿度の調整をしてくれるので、夏は涼しく、冬は暖かい複合建材として省エネにも役立ちます。

また科学溶剤を使用しなくて済むので、発がん住宅と言われている、シックハウスや環境ホルモン等の心配もなく、非常にクリーンな住宅素材といえます。


●この大麻ボードはどんな形にも成形しやすい。

固まるとコンクリートの様になり非常に丈夫。

その上、非常に高い耐火性も備えて居る。これらの利点は住宅にとって当然最大の利点になりますよね?


そして、住宅産業は100年以上かかって育った木材を使用し、30年ほどの耐久しかない現在の住宅事情から、

半年で育つ大麻を使って、百年以上持つ家を作る環境住宅にシフトすることで、森林の保護、生態系の保護に繋がるのは無いでしょうか?いずれにせよ、全てに実行されれば大きな環境の回復に大きな貢献をすると思われるのです。


※使用した資料「麻ことのはなし」中山 康直 著

詳細を知りたい方は購入お勧めの本です。



続きは→その3