川澄綾子「Love Love!ChuっChuっ!」(おくさまは女子高生)
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【このコンテンツは批評目的による「おくさまは女子高生」の音楽からの引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合このページに限り、いかなる修正・削除要請にも応じますので、ご教授ください】 主人公麻美役、川澄綾子が歌う9月14日リリースの「おくさまは女子高生」オープニング曲「Love Love!ChuっChuっ!」(コチラで試聴 )を研究してみよう。キーはDメジャー。 【I】
1番目のコード=♪×3 2番目のコード=♪×5 と、2番目がちょっと食い込んでいることに注意。【A】
Ⅰ-Ⅴ7-♭Ⅶ-Ⅵm7 Ⅳ-Ⅱm7-Ⅴ7 という構造。これは先日の進研ゼミCM とほぼ同じパターン。パッヘルベルのカノンタイプに似ているが、サブドミナントマイナー♭Ⅶが入っていて微妙に違っているパターン。コッチの方が♭Ⅶ=Cの部分、「ギュっとしてね」がなんとも切なく聴こえるのがわかる。サブドミナントマイナーは、切ない響きだから。ギュっとしたい。
Ⅰ-Ⅴ7-♭Ⅶ-♭Ⅲ-♭Ⅵ-♭Ⅱ なのだが、サブドミナントマイナー♭Ⅶに行った時点から、完全四度上昇を繰り返して、♭Ⅱに至り、そこから短二度下降してトニックに戻る。それも、 Ⅰ=♪×3 Ⅴ7=♪×3 ♭Ⅶ=♪×3 ♭Ⅲ=♪×3 ♭Ⅵ=♪×2 ♭Ⅱ=♪×2 という変則的なリズムで。こういうの、パンク、っちゅうか、アヴァンギャルド・ロックなどで用いられる手法。それに乗せて、「愛しちゃってるの」「キュンとしちゃうの」なんて…。作り手すごい。
の循環コード(参照 )です。
Ⅳ-Ⅴ7-Ⅵm7-Ⅰ-Ⅴ7-Ⅳ Ⅱm7-Ⅱ7-Ⅴ7 7~8小節目、サブドミナントからドッペルドミナント化する部分がいい感じ。クラクラしてきちゃう。この後、【A】【B】を繰り返す。 上記、詳説したように、お世辞でなくいい曲。 ■関連リンク:おくさまは女子高生公式ページ ■関連記事:パッヘルベルのカノン ウルフルズ「大丈夫」 ☆音楽解析の続編は『コチラ』 にて! |