オー・キャロラインを日本語で歌う
僕らの母国語は日本語だから、洋楽の超名曲をギター+日本語で弾き語りたいときがある。 まあ、ディープ・パープルを日本語訳+歌唱+演奏した王様のアイディア(深紫伝説 )も同じような欲求。それも、自分の大好きな曲でやってみたい。で、恥ずかしながら私、過去20年間、幾つか洋楽の翻訳日本語化→(極自己満足的)歌唱を行ってきました(苦笑)。その中から今回はマッチング・モール(Matching Mole)「オー・キャロライン(O Caroline)」を弾き語ってみましょう。
この曲はこのブログでも「パッヘルベルのカノン」 、「ムーンプリズムパワー」 で多少取り上げました、多くの人の胸を打つ名曲です。キーはC(ハ長調)です。自分に最適化した3和音コードにしています。メロディにあわせて歌ってみましょう。
【A】
デーブは | ビアノ、僕は | パーカッ | ション。 | 音楽な | らして | 楽しんで | いる。だけど |
|C | |G | |Am | |Em | |F | |C | |F | |G| |
君が、こ | こにいて | くれたら | なぁ。 | もっと集 | 中して夢 | 中になるか | ら。 |
|C | |G | |Am | |Em | |F | |C | |F | |G| |
【B】
(C) Sinclair/Wyatt 1972 拙訳: Dukkie |
【A】はパッヘルベルのカノン と同じ逆循環(下降)進行。|Ⅰ|Ⅴ|Ⅵm|Ⅲm|Ⅳ|Ⅰ|Ⅳ|Ⅴ|です。
【B】はⅠ-Ⅴ-Ⅳ-bⅥの繰り返し。bⅥはサブドミナントマイナーです。作曲当時、ロバート・ワイアットは自分が約7年間担ってきたバンド、ソフトマシーンを脱退、新バンドマッチング・モールを結成したばかり。彼はソフトマシーンを本当に愛していたのですが、(大雑把ですが)音楽的方向性が他メンバーと合わなくなったため、脱退。新バンド名Matching Mole もフランス語でいう「柔らかい機械=マシン・モル」のもじり。この歌で歌われるキャロラインとは、ソフトマシーンの愛称名。つまり、未練タラタラ執念・愛憎も何もかも、さらけ出した歌なのですが、何故かとても超越的な美しさを持っています。これこそワイアットの才能。超名曲だ。
さて、皆さんの職場、学校、人間関係に即して、デーブを○○さんに、キャロラインをバンド名、会社名、学校名、組織名に置き換えて歌いませう。所詮はThanks to the Old World、for Using Your Body 精神が一番大事。色々あるにせよ、自分の持ち場を愛する、ってこと。