ジャンプ9号の感想 | 決闘王F.Kのブログ

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週刊少年ジャンプ、東京放映のアニメや特撮、サッカーの試合(東京ヴェルディのサポです)やライブの感想を書いています。

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 次号から新連載が何と6作品もスタート。これだけの数の新連載は、私が知っている限りではジャンプ初です。編集部、気合い入れてるなあ。こういう「攻めの姿勢」を忘れないところがジャンプの凄さかと。
 連載陣は新人からベテランまでバランス良く揃えています。田村先生と稲垣先生、藤巻先生の復帰は本当に嬉しい。ヒット作の次はコケるという二作目のジンクスを乗り越えてほしい。

 しかし6作も新連載が始まるという事は、それだけの数の作品が終わるという事でもある。読切で埋められている枠があるとはいえ、4作か5作は終わるだろうなあ。どの作品が終わるのか何となく検討は付くけど、それでも寂しい。

銀魂 ★★★★
 お登勢と源外を庇う展開は予想してたけど、町のみんなで庇うとは。確かにこの町を守りたい気持ちはみんな同じ。滅ぶ時は自分達の町でという気持ちは崇高なものです。これぞ真の仲間。
 しかしここで次郎長親子が帰って来るとは予想外でした。いや、かぶき町の危機に次郎長が黙っている筈ありませんよね。娘とも仲良くなれたようだし、かつて銀時を苦しめ、華佗率いる辰羅の軍団を倒した侠の力、存分に発揮してもらいましょう。

ONE PIECE ★★★
 やはりブルックではビッグ・マムには敵わなかったか。しかしゼウスとプロメテウスだけでなく海賊帽にまで自分の魂を分け与えていたとは、ビッグ・マムは周到ですな。帽子はどんな能力を持っているのか?
 タマゴ男爵も能力者だったのか。体が割れる度に強くなるタマタマの実の能力、男爵から子爵、そして伯爵になるそうですが、更に上の侯爵や公爵にもなれるのかな?
 ルフィはレイジュからサンジが真実を知った事を識らさせ、心置きなくサンジとの待ち合わせ場所に向かう。しかしサンジは覚悟を決めてしまった。サンジがルフィの元に行くには、もう一押し理由が必要か。その理由を与えるのはナミか、レイジュか、それとも……。

鬼滅の刃 ★★★
 その身を傷付けられ、人の血を目前に晒されても禰豆子は暴走しなかった。鱗滝の暗示が強いのもあるだろうけど、禰豆子の心に兄や家族との温かい思い出が残っているからでしょうね。彼女は鬼だけど立派な人間です。そして美少女。
 当主の言うとおり、炭治郎が禰豆子を守りたいのなら鬼殺隊での地位を高める必要がある。十二鬼月を1人倒せばいいそうだけど、敵は当然強い。累との戦いでは良いところまで言ったけど、義勇が来なかったら殺されていたでしょう。更に強くなる為、修業をするのかも。

僕のヒーローアカデミア ★★★
 ミリオの能力は物体を擦り抜ける透過でした。しかし彼が強くなったのは、この能力を理解し努力して、使いこなせるようになったから。個性に頼らず努力し続けてきた男、大した奴です。オールマイトの後継者候補に選ばれるだけはあります。
 ミリオに続いてオールマイトのかつての相棒「サー」と、より強い正義のヒーローキャラが登場したけど、それに合わせて悪も動き出す。あの死柄木が「大物」と認める程の悪人オーバーホール。連合に入るにせよ、そうでないにせよ出久達の新たな敵になるのは間違いありません。ミリオvsオーバーホールという展開もありそう。

ハイキュー!! ★★★
 初の公式戦が全国大会の1回戦、しかも重要な局面。私が姫川の立場だったらボールを腕に当てる事さえ出来なかったかも。そして姫川のようなミスをしたら、少なくとも高校生活の間はずっとこのミスを悔やみ続けたでしょう。後輩のミスを叱らず、チームの雰囲気を暗くしないように務める扇原、敵ながら良いチームです。
 第1セットは烏間が取ったけど、第2セットも互角の展開が続く。そしてここで姫川の天井サーブが決まってしまった。これは卑怯なサーブではなく、環境を利用した頭脳プレイだと褒めるべきでしょう。これで扇原の切り札は分かりました。次は烏間の新たな切り札を見せてやれ! より高く飛べ、日向!

BORUTO ★★★
 4月から始まるTVアニメは完全新作のアニメオリジナルストーリーになるそうです。漫画の方はアニメと合わせるのかな?
 小さなボルトの螺旋丸には「駄目だこりゃ」と思ったけど、透明化するとは。さすがナルトとヒナタの息子、素晴らしい忍者の才能を持っていましたね。父との蟠りが解決した今後は、もっと伸びるでしょう。
 しぶとく反撃するモモシキをサスケとナルト、そしてボルトの世代を超えた三人組攻撃で撃破! こういう世代継承とも言える勝ち方は理屈抜きで燃えます。これでモモシキとの戦いは終わったけど、今後はどうなるのか。連載終了してもおかしくない流れだけど、はてさて。

約束のネバーランド ★★★★
 シスターの死だけでなく、ママがカイを切り捨てるという予想外の事態が続発。これはママにとっても想定外だったらしく、外の世界で大きなトラブルが起きているようです。ママの上役が来たのもそれが理由かな?
 安全だと思われた下見作業が、一転して大ピンチの状況に。下見をしようとしたエマとノーマンの前に現れたママ、エマもノーマンも切れ者だけどママの異変には気付いていない。脱走が一気に難しくなり、漫画としては非常に面白くなってきました。下見をした後はみんなを連れて大脱走しなきゃいけないし、エマ達の前途は多難過ぎる。でも、それが面白いので困る。

阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ ★★★
 新春読切3連弾の最後を飾るのは、原作をマツキタツヤ先生、漫画を宇佐崎しろ先生が担当した異色作です。
 こういうタイプの漫画が週刊少年ジャンプに載るのは珍しいけど、その異色ぶりを差し引いてもなかなかの個性を出しています。母親から邪魔者扱いされて映画しかなかった女性主人公と、傲慢とも思える程に自由に生きている映画監督。この組み合わせが実に良いバランスで、読者を物語に引き込んでいきます。
 「優れた映画監督は学校で映画なんて学んでいない」という、芸術学校の教師としてそれ言って良いのか?と思う危険発言はインパクト充分。オチも意外とスッキリ感がしており、久しぶりに漫画を読んで「心地よい」と思いました。ここ最近の読切では1番気に入ったかも。

ブラッククローバー ★★★
 魔力を持たない者同士としてラドロスはアスタを惑わせようとする。しかしラドロスの悪巧みなんて浅はかなものだし、企みを見抜けなくてもアスタはラドロスの仲間にはなりません。仲間を踏み台としか思っていないラドロスは、アスタの真の理解者にはなれないでしょう。
 アスタには魔法攻撃は通じないけど、それはラドロスも同じ。だったら魔法を吸収して無限に攻撃できるラドロスが有利と思いきや、剣を投げるというシンプル・イズ・ベストな攻撃で大逆転。魔力が無いと馬鹿にされたラドロスが、彼以上に苦しんできたアスタに倒される展開は皮肉でお見事。次回でこの戦いも終わりかな?

食戟のソーマ ★★★
 連載200回突破記念センターカラー。もうそんなに経ちましたか。アニメ化という目標も果たしたけど、この漫画はまだまだ面白くなる筈です。
 連隊食戟のルールが明らかに。仲間の調理を手伝う事が出来るんですね。一流の料理人が力を合わせたら、自分の力を超えた逸品を作る事も出来るでしょう。確かにこれはチームワークが重要な鍵になりますね。
 早速、練習を兼ねた紅白戦が行われますが、会話を禁じられても今までの経験を駆使して料理を作る堂島・タクミ・恵チームに対して、創真と城一郎は親子とは思えないくらいチームワークが悪くて困る(笑)。どっちも我が強いからなあ。えりな様、何とかしてください。貴方がこのチームの要になる筈ですから。

左門くんはサモナー ★★★
 そういえば左門は猫が好きだった。愛する猫達から「町内で1番チョロい猫好き」と思われていたとは、本人が知ったらどうなる事やら。
 猫になったネビロスの言う事なら何でも聞く左門。チョロいなんてレベルじゃねーぞ、こいつは。サルガタナスのせいで物悲しいお別れにならなかったのは、良かったのか悪かったのか。取り敢えず今回の話は左門にとっては黒歴史という事で、私達も忘れてあげましょう。単行本には載るんだけどね!(笑)

背すじをピン!と ★★★★
 6連続新連載によって終わりそうな漫画、その1。だって話の内容が完全に締めに入ってるんだもの。つっちーもわたりさんも立派な先輩になっており2人の成長物語は終わってるし、2年生もチラッとしか出ないし、土井垣とリオは大活躍しているし、もうエンディングに入ってますよ、これ。
 でも打ち切り最終回のような悲しい空気は感じません。これまでの話で横田先生が描きたかったものが全て描かれ、作者も読者も満足しているからでしょう。あとは最高のハッピーエンドを望むのみ。次号か、遅くてもその次の号で完結かな?

斉木楠雄のΨ難 ★★★
 お風呂に入ってものんびり出来ないとは、超能力者って大変だなあ。風呂で温まる事は人間にとって最高の快楽の1つなのに、それを楽しめないなんて……。斉木に心から同情します。
 人が来ない山奥の秘湯なら斉木ものんびり出来るけど、この情報社会で完全な秘湯なんて、それこそ未発見の温泉でもないと存在しないでしょう。あ、海外の温泉なら日本ほど人は来ないのでは? 古代ローマは除いて(byテルマエ・ロマエ)。

火ノ丸相撲 ★★★★
 仲間に強くしてもらったのは、火ノ丸も天王寺も一緒。火ノ丸は仲間の背中から自分の弱さを知り、天王寺は仲間の相撲を吸収してどんな相手にも対応する事が出来るようになった。似ているようで根っこの部分は正反対、実に見応えのあるライバル関係です。
 しかし仲間との友情に関しては、火ノ丸の方が上回っていたようです。レイナの思いも背負って放たれた最後の大技、今まで以上に威力を上げた百千夜叉堕が決まった!……のか? 天王寺ならこの技さえも堪えて反撃してきそう。いずれにしても次回で決着はつくでしょう。勝てよ、潮火ノ丸!

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★★
 コガラシに恋する乙女としては先輩に当たる雲雀、幽奈と千紗希の気持ちの変化に気付いたのはさすがです。でも千紗希のアクセサリーはともかく、幽奈は下着の違いで気付くのは乙女として良いんだろうか。いや読者としては、素晴らしい光景を見せてくれてありがとうございます!と大感謝だけど。
 下着をちょっと大胆な物にしてコガラシに告白しようとした雲雀でしたが、あえなく失敗。やはりサブヒロインはメインヒロインには敵わないのか。いや、今のままではメインヒロインが告白しても失敗するでしょう。どうやらコガラシも「ToLOVEる」のリト同様、突発性ハレンチ症候群の患者みたいなので、告白する前に治療すべし。割と真剣にそう思います。

青春兵器ナンバーワン ★★★
 終わりそうな漫画、その2。前号は乗り切ったと思ったけど、新連載が6作も始まるとはなあ。希望はあるけど油断は禁物。
 遊園地とか遠足とかでの便意は、学校での便意以上に死亡フラグ。トイレに入るだけでも恥ずかしいのに、行列に並んでいる最中にお腹が痛くなったら地獄を見ます。それでも零一よりはマシだけど。うんこを漏らしたら世界滅亡って、危険すぎるだろソレ。
 北斗とハチの奮闘で何とかなると思ったら、空気を読まないお馬鹿なNo12が登場。世界が滅びかけたけど、奇跡の腹パンチで何とかなりました。うんこは漏らしたけど、世界が滅びるよりはマシでしょ。女の子には見られなかったし。

歪のアマルガム ★★★
 終わりそうな漫画、その3。いや、こちらはもう確定ですね。ラスボス出ちゃったし。
 ジャンプのバトル漫画で女性キャラがラスボスとは珍しいけど、サラはラスボスに相応しい強さと狂いっぷりなので問題ありません。
 サラは元は普通の人間だったけど、人魚というか宇宙から来た生物を食べて不老不死になったようです。それから欲望のままに生きたり、自分が死ぬ方法を研究したりしたけど、今は人類全員を不老不死にして自分の同類にしようとしている。それを喜ぶ人も多そうだけど、人が死なない世界は余りにも歪でいずれ崩壊するでしょう。まさに狂気の計画。
 狂ったサラを止められるのは、六道しかいない。あの状況から更に進化したようで、人間と妖怪が融合したような姿になっています。2話ぐらいでサラを倒して終了かな?

オレゴラッソ ★★★
 終わりそうな漫画、その4。遂にここまで落ちましたか。やはりジャンプでサッカー漫画は難しいのかなあ。
 まあ人気が出ないのも分かります。サッカーファンとしては楽しめるけど、全体的に地味なんですよ、この漫画。幡場は初心者なので人間離れしたスーパープレイをさせられない。性格も良い奴なんだけど強引なところもあるので、読者に共感され難いキャラになってしまった。今回は活躍したけど、それでも幡場は潰れ役なので地味なのです。
 サッカー漫画はマガジンやサンデーではヒット作を出しているのに、なぜジャンプは駄目なのか。その理由を解明しない限り、ジャンプでサッカー漫画をヒットさせるのは無理でしょう。編集部も悩んでいるだろうなあ。

デモンズプラン ★
 終わりそうな漫画、その5。いや、この漫画は確実に打ち切られるでしょう。だって本当につまらないんだもん。
 絵はそれなりなんだけど、話が致命的なまでに面白くない。今回の話、一本道で多数の敵と戦う作戦は「ONE PIECE」のクロネコ海賊団との戦いを思い出しました。パクリではないんだろうけど、そう疑われてもおかしくないくらいつまらないのも事実。
 主人公ではなく、ついこの前登場したばかりの新キャラに決戦をさせるという、ヤケクソのような展開もつまらない。ラスボスの変身した姿ももはっきり言ってカッコ悪い。次号で終わっても惜しくありませんね。

磯部磯兵衛物語 ★★★
 矢を抜いたら超能力を使うテロリストというか扇動者になる天草四郎。徳川さん達、よく見逃してるなあ。今回の件で目を付けられたかもしれないけど、幕府の危機を救った磯兵衛に免じて見逃してあげてください。矢が刺さっていれば無害だし。