あの震災から今日で二年がたったんだね。もの凄い速さで駆け抜けていったようにも感じるし、まだ二年しか経ってないのかって気もする。


日本だけじゃなく世界にも衝撃をあたえた大きな被害だっただけに、ショックから未だ立ち直れない人が居るのも無理はないと思う。


俺自身もあの頃は親類や友人そしてファンの子達の事が心配で心配で仕方がなかった。
もう知人や友人と言う枠を超えて何もかもが心配だったし、不安でもあった。


本当にギリギリの所で助かった従兄弟もいたし、その友人の中には亡くなってしまった人もいる。


生死の基準何て何もなくて、ただ命を奪われて、そして生きのびた人だけが残った。


去年石巻から被害の酷かった三陸海岸線を北上して見て回った時に感じたのは、俺たちは大自然の前では圧倒的に無力だって事。


信じられないエネルギーの前で人間の文明はあまりにも無力だと思った。それはもうあまりにも圧倒的だった。


しかし、俺たちはまた歩き出さなくちゃいけない。


太古の昔から今に至るまで人はそうして生き続けて来た。俺たちは今も自然と共存して、時には戦っていかなくちゃいけないんだよね。


そしてこれは自分自身、本当に強く思っているのが、死別は絶対の別れではないと言う事。


俺はいつか必ずまた出逢えると強く信じている。


それもそう遠くはない未来に。


こんな事を言うと不思議がられてしまうかもしれないけど、時々逝ってしまった仲間達の存在を凄く近くに感じる瞬間がある。

とても温かい感情と共に懐かしい記憶が蘇って来る。


その時に俺は「必ずいつか逢いにいくよ」と伝える。
「だからそれまで俺は精一杯あがいて生きてやるぞ」って


彼らに逢うにはまだまだ俺は未熟だ。


だからこそ俺はその時に恥ずかしくない男になれるよう、少しでも頑張ろうと思う。


そうだ、俺がとても感銘を受けた本を紹介しようと思う。
もし気になる人がいたら読んでくれると嬉しい。
大切な人を亡くし、悲しみの中を彷徨う人には先を照らす光になってくれると思う。


一説を紹介させてもらおう




「別れが前提で過ごすのが、私たちの[生]なのかもしれない。出逢えば別れは必ずやってくる。それでも出逢ったことが生きて来た証であるならば、別れることも生きた証なのだろう。」


伊集院静さんの「別れる力」と言う本で講談社さんから出版されています。


ぜひ読んでみてくれぃ!!


さー、涙を拭いたらまた歩き出さなきゃだな!!


どんな険しい道も笑顔で歩ききってやろうぜ!!


それじゃーまったね。