J-REITが軟調です。東証REIT指数も、今年に入って急落しています。

http://quote.tse.or.jp/tse/quote.cgi?F=histidx/HistIndex&basequote=155&mode=D


さらに、上場を予定していた投資法人が、次々と上場を見送っています。

上場の見通しが立たず、解散する投資法人も続出しています。


  2007.12.3   ジェイリート投資法人            米AIG    2007年12月予定 延期

  2007.12.11  エイブルリート投資法人          エイブル   2007年12月予定 延期

  2008.1.25   エコロジー・リート投資法人        長谷工    2008年2月解散

  2008.1.28   トーセイ・リート投資法人          トーセイ   2008年2月解散

  2008.2.6   ジェイ・レップ・ロジスティクス投資法人 日本レップ 2008年2月解散


一方で今年の4月からは海外不動産への投資が解禁されます。

ただし、その評価は日本の鑑定士が責任を持つことになっており、非常に厳しい制限が

かかるのではないかと思われます。


REITの中でも、特に住宅系REITの評価が芳しくなく、ある専門家はこの時期になって、

「私は昔から、中古市場の小さい日本には住宅REITは根付かないと思っていた」などと

言い出す始末です。


この人は「2003年問題」といわれて、オフィス過剰が叫ばれていた時代にはどのような

ことを言っていたのか、調べてみたくなりますが、面倒くさいのでやめます。


ただ、本来金融商品とは言えど、不動産市況と連動するはずのREITが、完全に株式と

連動している現在の状況は不健全、という意見もあり、いずれデカップリング(非連動)

していくのでは、という見方もあるようです。


利回りは10%を越えるものが出てくるなど、国債と比べても3%近い上乗せがある状態。

人によってはチャンスと見る向きもあるのではないでしょうか。


個人的には・・・少し買っておきたいですね。