前回は、温冷刺激が、皮膚の血流を良くし、しみ、しわ、たるみ、毛穴などなどいろいろなことにいいですよー、ということを書きました。


では、どういうしくみで、美容にいいのか。


キーワードはヒートショックプロテイン(HSP)なんですって。


聞いたことありますよね~~。


慶応義塾大、熊本大、再春館製薬などの共同研究チームが、


『マウスを42℃のお湯に5分間浸けると、紫外線を予防できた』 という研究結果を発表しました。


野菜を50℃のお湯につけるとよみがえる、みたいな。w


それがHSPによる作用なんだとか。



体に、熱や紫外線などのストレスを受けると、細胞がダメージを受けるので、それを防ごうとしてHSPが増加します。


人の皮膚においても同様で、42℃という熱ストレスを受けて増えたHSPは紫外線ダメージを防ぎ、傷ついた細胞やDNAを修復させるのです。


HSPにはいくつか種類がありますが、なかでも紫外線によって受けたダメージを修復し、コラーゲンの分解を防ぐHSP70と、良質なコラーゲンを作り出すHSP47が増えることで、しわの予防・対策につながります。


またHSP70は、メラニン生成を抑制するので、紫外線によるシミの形成も防ぐことができます。



なるほど~。42℃の熱ストレスが、HSPを増やし、シミ、しわ、たるみにいいのですね。


って、42℃でなくて、もっと熱かったらもっとHSPが作られるのでは??



大事なのは、温度ではなく、温度差。高温のストレスがいいのではなくて、37℃前後の細胞を急激に42℃から50℃に上げるのがいいのです。


でも50℃では火傷しちゃうので、ベストはやはり42℃。


こういうわけで、温と冷を交互に与える温冷美容は、HSPを安全に増やす、効率の良い手段なんですね。



では、次回、42℃温冷美容を利用した、簡単に使える美顔器である、温冷プレートをご紹介したいと思います。




中島美嘉のニューアルバム、超いいデス~♥


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