やあみんな。
あいかわらずロボットにどっぷり浸かっている僕だけど、それについて僕の将来を憂えると言う意味で、僕の現在の趣味にあまり良い感情を持っていない人が、そこそこの数でいるみたいなんだ。
僕のことを気にかけてくれることは嬉しい事だけど、でもきっとそんな人たちは「僕がロボットを作っている」→「ロボットがまともに出来ないとダメ」→「多分そんな目標は達成できないから無意味な事」という考え方で言っているんじゃないかな?
悪いけれど、僕も必ずしもまともなロボットが出来るかどうかなんて分からないし、それでも良いと思っているからこうやっているんだ。
だから僕がまともなロボットを完成させることが出来るなんて思っちゃダメだよっ!

…って言ってしまうと僕のやっている存在意義が薄れてしまいそうでうろたえてしまうけれど、最初に立てた目標を達成する事だけが全てじゃないと思うんだ。
そりゃぁ、初めは僕も「まともなロボットを完成させて自分の仕事場にこっそり設置して楽をしてやる」ぐらいの企みを持ってロボット作りに励んでいたのさ。
そしていずれはガンダムみたいに操縦できる巨大ロボットを開発して有名になってやるのさ!どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがって!!俺がロボットを全世界に広めて世界を牛耳ってあのクズどもに一泡吹かせてやる!!!
くらいの事を考えながらロボット製作に励む、とってもやんちゃな僕だったんだ。

ちなみにその時よく聴いていたCDがこれ↓
ゲキ・ガンガー3 うたとおはなし大決戦!!/ドラマ
¥3,059
Amazon.co.jp
「くっくっくっく、あーはっはっはっは!人間の力とはこの程度か」
「我らキョアック星人の手にかかれば、地球侵略など赤子の手をひねるよりも簡単なことで御座います」
「しかしアカラ様、油断は禁物です」
「分かっておる…行け、メカ怪獣ゴージャスA7よ、このまま日本の首都、東京を破壊するのだ」
(場面変更)
「あーっ!街がめちゃくちゃじゃー!」
「このまま奴らに好き勝手させるわけにはいかないぜ」
「ゆくぜ!合体だ!レッツ!ゲキガ!イン!」

↑記憶だけを頼りに、トラック2に収録されている「無敵!ゲキ・ガンガー発進」の最初の部分の台詞を書いたらこんなだ。
だから、どこまで合っているか分からないが、とりあえず内容は上のような感じだ。
こういうのを社員寮の一室で、町工場のラジオ宜しく流して機械加工していたのさ。
もっとも、その少し後に精神科でもらった薬でさらに狂ってロボット製作どころではなくなるのだが。

…だが、そんな風にして色々やっているうちに、先々回の記事 にあるように、人間の筋肉の性能から神様の存在を信じてみたりもしたのさ。
なるほど、どうりで工場の生産ラインで動いているロボットは塗装ロボットとか溶接ロボットとか、あとは小物を扱うものばかりなんだなぁ…なんて思ったものさ。
そんな風に考えていって、「何で人が操縦するようなロボットがなかなか架空の話から出てこないのかを知るのも良いだろう」と考えて、引き続きロボット製作を続けてみたんだ。

無免許科学者のブログ-GE-10だね
現実世界の制約と相談しながら、写真にあるようなロボットを色々作っていくうちに、ある考えが頭をよぎったんだ。
最初のうちは「んなアホな!!!」と、その考えを封印してしまおうかとも考えたけれど、やがてそれは、僕が拒絶するものではなくて、受け入れるべきである事が分かったんだ。



それは、既にこの世の中には人の操縦するロボットが存在すると言う事であったんだ。
それも一台や二台じゃない、もっとたくさん存在するのだ。



それも、もっとも洗練された姿で。
それは…それは…。



無免許科学者のブログ-日光をさんさんと浴びるパワーショベル
パワーショベル!!!

無免許科学者のブログ-本日の勤めを終えたパワーショベル
そう、このパワーショベルこそは、現在の人類の技術力で開発できる、最も洗練された形状の操縦ロボットであると言う結論が出たのさ!!!
頭の良い人がこの文章を読んでどういう反応をするか知らないけれど、少なくとも僕にとっての操縦ロボットはパワーショベルなんだ!!!

無免許科学者のブログ-本日も「ブレイクブレイク!!!」なパワーショベル
思い出す、浄土真宗の開祖である親鸞は、本当は阿弥陀様の恵の光は我々の周囲に満ちているのに、普段我々はそれに気づかないのだと言ったらしい。
僕についても同じだったのだ、僕の周囲には操縦ロボットという「阿弥陀様の光」が満たされていたにもかかわらず、僕はその事にずっと気づかなかった…。
だが、僕はやっとそれに気づけたんだ!!!
立てよ浄土民!南無!!阿弥陀仏!!!

無免許科学者のブログ-今日もどこかでパワーショベル
「ごめん、僕にはまだ帰るところがあるんだ、こんなに嬉しいことはない…分かってくれるよね、僕はいつでもララァに会いにいけるから…」って言ったアムロの気持ちってこんなだったんだろう。


…えー、というわけで、また前置きが長くなってきたから今日はこの辺にするけれど、要は機械だって色々考えれば、色々と宗教とか哲学に通じるような話ができるんだよと言いたいのだ。
できたと言わせろ。
ともかくロボットは意地でも続けてやる。

無免許科学者のブログ-Vaio分離
と言うわけで本題に入るけれど、GE-10にはVAIOを管制ユニットとして搭載したのだけれど、写真の通り瞬間接着剤がはがれてしまったんだ。
せっかくだからこれを機に、もう少し小さくて軽いパソコンを取り付ければ、GE-10に手足をつけて動かせるようになるかなーと思ってみたんだ。

無免許科学者のブログ-やっぱりLibLetto
そういうわけだから、上の写真のVAIOよりも小型な、東芝Libletto20を搭載したよ。
GE-9のやつと似ているけれど、GE-9に載っているのは「Libletto60」と言って、この写真のものよりも性能が上なんだが、ロボット制御ならばどちらを使っても十分な性能が出るので問題は無いのさ。

無免許科学者のブログ-結局この姿
そのついでに手足も改造しようかとも考えたんだけれど、あんまり時間をかけたくなかったから、結局この間と同じような部品構成 に戻ったよ。

そう、この間の…その、この間の記事を読み返すと紹介されている、「仏教最前線の課題」っていう名前のあの本、とりあえず編著者であの学校の学院長のおじいちゃんが書いた最初の部分まで読んでみた。
…相変わらず、以前に講義を受けた時と同じような勢いで機械嫌いみたいだ。
あの講義の時、俺は機械の肩を持つような文章を書いたり、「聖書のここにこんな事が書いてある」という文章を書いた後で実はそれが間違いであるらしい事に気づいたり、その他諸々調子に乗って色々な文章を書きまくったせいで「機械が好きな奴なんて大嫌いだ!!!」なんて思われていないといいなーと思ったりもするんだけれど、いずれにしても、僕に限らず普段機械とともに暮らす労働者なら、「我々の生活を愚弄する気か!?」と思わず思ってしまったりして、機械化を批判している部分を見るとあまりいい気分にはならないと思うんだ。

ただ、そこでおじいちゃんが言いたい結論は「機械文明などぶっ潰せ」ではなく「科学と宗教の棲み分けを考えたい」と言う考え方みたいだから、その辺に注意して、もうちょっと読み進めて行こうと思う。

…とは言っても、最近の技術の高度化って言うのは、僕みたいな一般庶民に対して「バカは細かい事は分からなくてもいいんだよ」と言ってきているような気がして嫌だし、もしかしたらおじいちゃんが機械化に対して文句を言いたい気持ちって言うのはこういうところにあるのかな?とも思ったりするよ。
特に最近のマイクロソフト。
マイクロソフトって、そう、ウインドウズを作っている会社。
たしかにマイクロソフトの製品にも優れているものもたくさんあるが、最近僕がこの会社について嫌だと思っているのは、何でも自分たちで決まりを作って、皆がそれを守らないと何も出来ないようにしてしまっている所だ。
だが僕はロボットを作りたいのであってマイクロソフトが勝手に作った決め事を学ぶ事に興味は無いのだ。
たとえば最近のウインドウズでは、パソコンに繋ぐ装置の制御をするプログラムを作る時はウインドウズに対して「親愛なる我らが主ウインドウズ様、高い高い天のみ座に座しておられるマイクロソフトの開発者たちがご創造なされた偉大なる規格に沿ったプログラムを作成しましたので外部機器の制御をさせていただけないでしょうか」とお伺いを立てなければならないのだ。
そのお伺いを立てる手続きが簡単なのならばいいのだが、その作業が超面倒臭い上にマイクロソフト以外のOSならばずっと簡単に出来たりするのである。

そういうわけだから、マイクロソフト以外のOSを使ってみる事にしたんだ↓
DRーDOS 7.03(MEDIA AND LISENCE)
¥4,027
特価COM

注文したら、CD-Rにフロッピーディスク三枚分の「ディスクイメージ」と言う類のファイルが焼かれているものが送られて来た。
…こりゃ素人には扱えないぞ、マジで。
だいたい、俺が「ディスクイメージ」の意味を知ったこと自体が最近だし。
それに比べると、ウインドウズの方が分かりやすいと言う点ではマイクロソフトの存在にも意味があるようだな。

だが、いずれにしてもマイクロソフトに頼っていてはロボット製作において足枷以外の何物でもない。
DR-DOSを入れた管制ユニットを起動だ!!!



故障は治ったんじゃなかったのかよ!!!
ジャンク品故なのか、キーボードの調子が悪いのだ。
だが、しばらくいじっているうちに治ってきた。
どうやらこのパソコンは暖気運転をすればちゃんと動くらしい。
まるで自動車だね!

そしてとりあえず動かしてみる事にした。
センサーの調子が悪くてうまく歩けないみたいだが、とりあえずデータ受信はちゃんと出来ているみたいなので細かい話は後回しだ。
だから改めて腕を動かすプログラムを作って、ネジの山に突っ込んで何かを掴んでみよう。


動いたには動いたよね!?
何も掴めずに山に突き刺さっちゃったけど!
ついにマイクロソフトから脱却したメカが出来たぞ!!!

無免許科学者のブログ-眠いよ~
…とは言え、制御プログラムのコードは、ウインドウズでメモ帳を開いて書いたほうが楽だ。
やっぱり、マイクロソフトの影響下から完全に脱却したロボットを作るにはもっと時間をかけなければならなそうだし、そんな事よりも俺はマイクロソフトとの棲み分けを考えた方がいいのかもしれない。
実際には、メモ帳で命令文を書くくらいならばウインドウズではなくて「リンドウズ」とか「巫女ぐにょ」とか、ウインドウズ風のOSがあればそれで何とかなってしまうのだが、ここはウインドウズに花を持たせてあげよう。

無免許科学者のブログ-上面からの撮影
…というわけで、一人で何でもできるわけじゃないんだから、考え方の違う存在ともうまく棲み分けしてゆく方法を考えた方がいいのかもしれないと思った僕だったんだ。
そう思わない?