そんな小さなたるみを気にするような男、やめといたら? | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

大阪肛門科診療所は肛門科です。


そんなこと
言われなくても分かるわ!



って怒られそうですがえへへ…


痔の患者さんだけではなく

便秘治療の患者さんも

たくさん来られていますが


肛門の皮膚のたるみ

美容的に気になるから

手術でキレイにして欲しい



という女性も来られます。


これは痔ではなく

肛門皮垂というのですが

一言で「たるみ」と言っても

形や大きさまで色々なんです。


それが出来る原因も様々ですが

勝手に出来ませんから

それを作った原因をちゃんと突き止めて

そこを治さなければ

せっかく手術して肛門をキレイにしても

また出来てしまうんです。


だから

大阪肛門科診療所では

すぐに手術をするのではなく

まず便通や排泄を直してもらいます。


そこがちゃんと出来てないから

そんな「たるみ」を作ったわけで

たるみだけ切除しても

原因を取り除かなければ

何度でも繰り返しますよ。



「たるみ」は「結果」です。


「結果」を生み出した「原因」を治すことが

根本治療だと考えています。


そんなお話しをしたら

「手術しなくてもいいんだ!」

と大喜びで帰って行かれます。


でもね・・・

たまに居るんです。


どうしても
手術してキレイにしたい!!


っていう人が。


それもね

マッチ棒の先くらいの

本当に小さな皮膚のたるみだったりするんですよ・・・。


よく見ないと分からないくらい小さいんです。



こんな小さなたるみ
よく自分で見つけたよね?



って言うと


いえ。
私じゃなくて・・・
彼氏に指摘されたんですなきがお




と。


はー・・・ガーン
なるほどねー・・・・



「お前、これ、痔やで!
ちゃんと病院行って見てもらい」
って言われて・・・



という女性ならまだしも

そうか・・・
彼氏が心配してくれてるのね~



って思えるのですが


中には


「お前、これ、不格好だから
ちゃんと手術してキレイにしてもらいなさい」



と言われて

泣く泣く

いやなのに

肛門科を受診している女性も

実は少なからず・・・いますやる気なし



これは病気じゃないから
切除の必要はない



と説明しても


本人じゃなくて彼氏が気にしてるんですあせ


患者さん自身は手術を望んでない

だけど彼氏がたるみを気にしてる



そんな場合、どうするか?


「私が説明するから彼氏を連れておいで」


って言います。


でもね

そんなこと言う男に限って来ないの・・・。


で、患者さんは困って悩むわけです。


私としては

ほぼ正常なキレイな肛門を傷付けたくないので手術はしません。


で、どうするか?


患者さんには

こう言いました。

「そのたるみ、手術して取っても、その彼氏、今度は違うことが気になると思うよ。」

「えっ?」

「だってそんな小さなたるみを気にするような男でしょう?それが無くなったら今度はまた何か探すよ。」


「・・・」


「そんな小さなたるみを気にするような男、やめといたら?(笑)」


「あはは・・・(ひきつり笑い)」


診察室からは笑い声が響き渡ることも多いですが

いや、マジで

そう思ってますよ。


今まで色々な患者さんと関わってきて


皮垂のことを気にする男にろくな奴はおらん!


という私の中の法則があります汗



そして

このような相談に来る女性は

彼氏の色に染まろうと努力するタイプですね。


好きだから
好きな人の色に染まりたい



そう思う気持ちは私も分かります。
(ほんまかいな!)


でもね

あなたはあなた以外の何者にもなれなれません。

あなたはどこまでいってもあなたです。


ありのままのあなたで十分だし

それを愛してくれる男性と共に歩む方が

お互い幸せだと思いますよにっこり


あなたの色に染まります

ではなく

自分の色を愛してくれて
自分の色がもっと輝ける人


見つけて下さい。


人それぞれ個性があります。

色もたくさんあります。


どの色がいいとか

そういう問題じゃなくて

あなたの色を

「キレイだ!好き!」って言ってくれて

愛してくれる人を見つけましょうねポッ


大丈夫!

きっと居るから心


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