オシリが白くなる病気ってあるの?
って思われたでしょう?
あるんです!
患者さんが
オシリの周りの皮膚が白くなってかゆいんです~(>_<)
とか
かゆいから掻いていたら肛門周囲の皮膚が白くなってきたんです~(>_<)
とか
肛門の周りの皮膚が白くてふやけたみたいにゴワゴワしてるんです~(>_<)
って表現されることが多いです^_^;
実際に診察すると肛門の周囲の皮膚が白くなってます^_^;
激しいかゆみを伴ってることも多いですね。
これ「肛門そう痒症」なんですよ。
以前のブログでも書いてます。
知らない方はコチラも読んで下さいね(^-^)/
「おしりのかゆみー「肛門そう痒症」という病気」
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬もオシリがかゆくなることってあるのかな?
さすがにかゆくても掻けませんね^_^;
犬もオシリがかゆくなることってあるのかな?
さすがにかゆくても掻けませんね^_^;
真っ白なオシリを見た患者さんはビックリして「皮膚病だ-!」と思って皮膚科を受診されることが多いんです。
中には「カビだ-!」って言ってる人もいますね^_^;
でも違いますよ!
皮膚病ではありません。
皮膚は正常なんです。
その湿疹、自分で掻いたりこすったり洗いすぎたりして人工的に造った湿疹なんです。
だから掻いたりこすったりしなければ出来なかったんです。
でもかゆいと掻いちゃいますよね^_^;
だから皆さん、湿疹を造ってひどくなってから受診されます。
しかも皮膚科に行ったけど治らないから仕方なく肛門科に来られてます^_^;
やっぱり肛門科は敷居が高いようです(>_<)
皮膚科の方が受診しやすいですよね・・・^_^;
でも、かゆみの原因は便なので皮膚科に行って薬をもらって塗っても治らないんです。
ステロイド剤を塗れば一時的にかゆみは抑えられますが、便通を直さないと完治しません。
繰り返します。
湿疹が古くなればなるほど、治療に時間がかかります。
白くなっているのは「色素脱失」という状態です。
普通の湿疹は色素沈着してシミのように黒っぽくなることが多いのですが、
肛門周囲の皮膚はなぜか白くなります。
色素が抜けるんです。
そして湿疹が治ったあとも「白いシミ」が残ります。
根気よく保湿剤を続ければ、その「白いシミ」もだんだん薄くなります。
でも完全には無くなりません。
どうしても残っちゃいます。
だからひどくする前に受診して欲しいです。
顔みたいに人から見える場所じゃないけど、オシリの周りのシミを気にする女性もおられます。
この「白い湿疹」は最初から出来ません。
かなり掻いたりこすったりを繰り返し、ある程度、湿疹が慢性化しないと出来ないので、早めに受診して下さっている人は元通りのキレイな皮膚に戻ってます。
オシリのかゆみってどこに相談したら良いのか分からないし
婦人科や皮膚科でずっと薬をもらって塗り続けている人も多く
数年経過してからやっと肛門科を受診されるケースが多いんですよね(;。;)
もっと早く来てくれたら良かったのに・・・
と思うこともしばしば(-_-;)
かゆみさえ無くなればシミは気にしないよ~
って言う人はいいです。
でもシミを気にする方は、かゆみを感じたら早めに受診されることをオススメします。
オシリが白くなる病気
あるんですよ。
肛門そう痒症っていいます。
かゆみの原因は便ですので
便通を直さなければ完治しません。
白くなる前に
ちゃんと肛門科にかかって欲しいです(*^_^*)
クリックお願いします!
大阪肛門科診療所オフィシャルブログはコチラ↓