手術後、注射後などの腫れを引かせる漢方薬「治打撲一方」について | 美容整形高須クリニック 高須 幹弥 オフィシャルブログ

手術後、注射後などの腫れを引かせる漢方薬「治打撲一方」について



皆さん、こんにちは(・∀・)ノ

中年スーパーマン左江内氏の漫画を改めて読みましたあんぐりピスケ

40年前の漫画なのに、凄く面白いですね








それでは本題に入ります。








当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております(現在は名古屋院でのみ常備)。







治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。

患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。

打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。



〈治打撲一方の成分〉

漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。



治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。

・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。

・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。

・川骨(センコツ):スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。

・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。

・大黄(ダイオウ):タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。

・丁子(チョウジ):フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。

・撲樕(ボクソク):ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。


桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。

大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。

そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。

これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。




〈用法〉

通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。

主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。



手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。

1包 : 100円+消費税。





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