短編を書くつもりだったが、あれ?これ教育ネタで全部つなげていけるんじゃね?とよくある新聞の最新話題・時事をむちゃくちゃにつなぎあわせて、さもなにかすごいことを語ったように見せかける詐欺でもやろうかなと。見せかけの都市です!廃墟なんです!全部一緒にやってみます、ジョイナスですね。


 中央大学の付属中不正入試があったそうですね。理事長は付属中の校長に「知人の孫が受験するのでよろしく」と伝えて、まあ当然その知人はかなりの寄付があると。「合格を頼んだわけじゃない」から無罪放免。これについて、理事も大学も腐ってる。こんなことなら過去にもやってるに決まってる。中央大学は理事連中の知人、親戚関係を調査すべしーと。

 こういう意見を見て毎回思うんだが、大学に大金を積んでまでも入りたい!この大学に入って講義を受けられるのならいくらお金を払っても惜しくない!そういう精神が賞賛されないのは何故だろうか?それは大学が身分制度だから。本来、そっちを先に非難すべきなんですけどね。学力足りずとも、講義を受けたい!自己を磨きたい!が通用しないのは狂乱社会ですよ。


 久々に小室直樹日本集合主義の魔力を見ましたが、まあ日本の受験というものがいかに狂ってるかということを論じたものとしてこれ以上のものはないんじゃないでしょうか?日本の昔の受験を見れば今のような狂ったシステムは想定しないんですよね。誰も現状を見据えて制度を変えようとしない。永遠の昨日、過去の奴隷だから…。受験問題って70年代くらいからですか?60年後半くらいからすでにあったんでしたっけ?その問題をずーっと引きずってるわけですからね。たまたま少子化だから何とかなってるだけで。

 だいたい東大とかそういうところならともかく、中央大ってその後の人生の年収に関係してくるとかありえないでしょうに…。むしろそういう中身・実力なき人間でも大学卒のラベリングがあれば、優遇されてしまうという実力主義の市場原理が作動していないところにこそ怒りをぶつけるべきでしょうにね。

 んでまあ、最近は受験不正対策、替え玉対策で指紋認証とか虹彩認証とかやろうとしているらしいですね。アホだろ。受験制度自体が身分制度を作る科挙なんだからそれ自体どうするか考えろって。未だに受験は身分を作る憲法違反だって声が聞こえてこない不思議。

 まあ、こういう頭おかしい教育のもとで民意が育まれるはずもなく、珍論・奇論があたかも正しいことのように流通してしまうんですねぇ。


本当は怖い昭和30年代 ~ALWAYS地獄の三丁目~/鉄人社
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 本当は怖い昭和30年代 ~ALWAYS地獄の三丁目~ を読んだ人が昭和三十年代が、いかに危険で平均寿命が60歳代という時代かわかると。ちなみに幼女強姦や親子殺しの件数が半端じゃないなどという話があると。面白そうですねぇ。レビューには、当時の事情を知ってる人ならそんなこと当たり前だよってありますけど、そんなにこの時代のこと興味ないんで、漁ったことも無いですし読んでみたいですね。

 暴走族やヤクザなんかみても徒党を組んでやりたい放題、暴れん坊放題だったって時代が戦後すぐだった。そのちょっと前は軍人が暴れて、その前は浪人が暴れて~。戦後のそういう煽りが沈静化するまでそりゃあ大変だった。それを考えると、こういうことはまあ常識だったろうね。凶悪化する!って煽りたいだけで、実際はひっそりしたもんだよね、昔と比べれば。

 結局、なぜオッサンたちが甘えるな!と言いたいかというと、今はこんなに良くなっていいなぁというヤッカミでしょうねぇ…。若い世代が苦しまなくて良くなったなぁとホッコリするか、それとも俺達は苦しんだのになんでこいつらは…!と妬むのかそこら辺に人格の分かれ目というかなんというか、があるんでしょうな。

 しかし、こういう本が流行ってしまえば、ボンボンの安倍さんが美しい国だ、三丁目の夕日だを保守回顧すると、こういう世代の人におもいっきり反感買ってしまう気がしますね。苦労したこともないボンボンが当時の空気も知らずに何を抜かすか!!!ってなる気がします。まあその一種の奇形が朝日の「憎いし苦痛」なでしょうけどね。

 
オッサンのヤッカミとゆとり教育批判はそういう点でもつながってるかもしれません。ゆとり教育じゃなくて、そもそも日本の教育は自由のきかない完全統制教育で、そこが根本的に間違ってるんだから。ゆとり教育は成功か失敗かっていう前提がそもそも間違っている。誤った前提に注目させることで問題の本質から遠ざける、めくらましがゆとり教育の本質・罠ですね

 ゆとり教育で良かったのは、世代に対してレッテル貼るバカをすぐ見つけられるということかな。ゆとりwwwwなんて言ってる奴は、血液型占いをマジに捉えるのと同レベルだって気づかないんだから。そんな理由でバカにするほうがよっぽど痛いわな。

 
そういう現場だったからこそ、子どもたちを通じて集金作業をする赤い羽根募金があったわけですねぇ。年末になったら、赤い羽根共同募金やりだすけど、あんなのインチキな、天下り団体だから。何処が寄付金もらってるか調べたら明白。ッテなツイートを見ましたが、赤い羽根は黒い羽根なんですねぇ。結局ジジイの天下りの金に消えてたんだろうなぁ…。

 
まあ要するに教育の目的って均質化された部品を作ることでしたからね。個性なんてありようがない、管理できる部品を一つでも多く創りだすのが本質でしたから。そういう点から考えると、ちょい悪オヤジってこれまで生産されば部品として、社会人、会社人間になると(結婚後か)男はおしゃれと無縁な人間になっていた。ところが当然、個性・人間の解放なんていう時代が来る→家庭を持とうとオシャレしようね!という社会圧力の結果、社会慣習の変化の結果ちょい悪オヤジ化せざるを得ないと。個人的にはジェローラモのせいでエロオヤジのイメージしかないが(笑)。あんまりそれで個人の充実に成功しているとは思えないですけどね。

 香山リカさんが「高IQの人は左なんだろうと思い込んでいたんです。それが最近『声に出して読みたい日本語』(草思社)の斎藤孝さんみたいに、たぶん高IQなのに右っぽい人が増えている」的なことをおっしゃったと。
今はその逆に高IQ=右って人が増えてるんだろうなぁっていうか今頃頭がいい人をIQ云々っていうのはどうなのかね?まあ昔の本で旧説かもしらんけど。

 もちろん、右だ左だ関係なく、きちんとした論理・ロジックを生み出す事が大事ですね。右・左なんてとらわれることがそもそもおかしい気がします。まずその人ができるか、優れているか、そのあとで来る問題のような気がします。というかもうそんなこと気にしないと思いますけどね、出来る人は。なんでしょう?変なグラフみたいに右だ左だの左右のやつに分類したがるんでしょうかね?昆虫の標本じゃあるまいし、そんなのどうでもいいですよ。

 ネトウヨなんてことばがあって、ネトサヨは根付いたかどうか知らんが、まあ聞いたことがある。ネトウヨというより問題はネットだからといって当たり前の言動ができないキチガイ、 ネットキチガイが問題だと思う。いい加減ネトウヨよりネトキチって言ったほうが正確じゃないかね?マナー・良識という最低限の事ができなければ、いかに能力あっても、まず受け入れられないと思いますね。これはどんな社会・文化でも共通すること。ネットだからって好き勝手にやってる人の人格が信じられないわ。リアルならともかく、ネットで優れているのにマナー・良識がない困った人というのは未だに見たことがないな、そういえば。


 モザイク国家マレーシア 教育の地として人気〈AERA〉(dot.) - Y!ニュース http://t.co/eCt0ehaG へぇ、いまや教育にマレーシアか。大前さんあたり推奨したんだろうか?まあ日本の学校行くよりはいいよな、こういう教育の現状だともはや海外で高等教育受けないと一流と言えなくなってしまうかもしれないですねぇ。

 教育熱心はどこも変わりはないでしょうが、お隣さんはそろそろモラル面に目を向けないといけないと思いますけどね。知識・頭脳だけでは社会・組織は限界があるんですよ。
 >「日本の街頭、なぜゴミが 落ちていないの?」この疑問に合点のいく写真を発見―中国(Record China) http://t.co/g9sa1tYt愛国無罪、ゴミ有罪。そろそろ公共心というものに真剣に向かい合う時期じゃないかね?公共心なくして愛国心もク ソもないと思うが

 中国における儒教のルネッサンス(1)=関志雄 2011/04/29(金) 12:55:05 [サーチナ] http://t.co/kXII8KiW
 儒教国家への回帰ね~。アホか(バッサリ


そういう見えない精神っていったらこれですね
 下層労働者の質の高いサービス。新幹線のお掃除員のサービスが高いっていうので海外からの視察があったという話がありました。だけど、
売店のおばちゃんがすごい!とか清掃員が海外よりサービス優れている!っていうのはその分それを支える階層ありきの話、底が抜けて没落したら誰もそれを担えなくなるっていう危機感はまるで無いですね。まあちょとやそっとじゃあそこまではイカないと思いますが。その分従業員に労働を強いているわけですからきちんと報われるようになってほしいですねぇ。働き損じゃあいずれこういう文化も廃れる。日本の強みが底から消えていってしまいますからね。

日本の教育といえば連想するのが反戦平和教育ー
  「君たちに戦争責任はない。でも、それを繰り返さない責任はある。・・そしてそれは多分、私も同じなのだ。」強制収容所博物館元館長のカジミエシュ・スモレンの言葉。彼はユダヤ系ポーランド人で、この収容所内に収容されていたが奇跡的に助かった人。

 戦争には勝者も敗者もない。戦争責任とは双方の国が分かちあって初めて未来を切り開けるもの。戦争責任をきちんと果たせ!なんていう人間は物事・本質を全くわかってないとしか言いようが無いですね。こういう基本すらしっかり教えられないでしょう。空爆の虐殺と戦争の悲惨さは本来全く違う戦争犯罪だっていうこともわからない人多いですし。反戦教育が宗教化している日本ではそこら辺が尚更大変ですね。

反戦教育脳の前ではソフトパワーも誤解・誤読されますー
 RT「ソフトパワー」を誤解してそう言い出す人の大きな特徴として、ソフトパワーをハードパワーに替わる新たなチカラだと思ってること。違う。ジョセフ・ナイによると、結局最終的に決め手になるのはハードパワー。ソフトパワーはそれにかかる手間や費用を低減する。二つをうまく使えって言ってる。

 最終的に決め手になるのはハードパワー?ナイはそんな事言ってないと思うが…。まあそもそも彼のソフトパワー論自体があんまり良くできてないからあれなん だけど。国際関係論としてのロジックっていうか、アメリカの外交問題に対する一提言的意味合いが強いしね。そう考えれば間違いでもないけど。

 そういや一時期ソフトパワー論が日本の国際関係界でもやけにもてはやされたっけなぁ…。結局その議論がわかっていて、ソフトパワー論!素晴らしい!じゃな くて結局単純になんとなく戦争防止ができそう!力を使わないでうまくいく新論理キタ━(゚∀゚)━!だったっけ。まあそのころなんか知らんけど

変わったところから教育→学問ネタ
 【錬金術】純金のウンコを出す生物が発見される http://t.co/7yzN8hJn ー毒物「塩化金」を消化し純金を排泄する
 >当時の錬金術ってのは真理を探求する学問。真理を探求した結果が金という果実となって現れるっていう学問だったんで。真理=金を求めた結果がウンコだったなんて!とパラケルススが知ったらと思うと(笑)

 最近維新つながりで再び脚光を浴びる竹中平蔵氏。あの人にノーベル経済学賞!なんてのみてちょっと笑いましたが、あの人なんか独自研究あるのかしらん?欧米のロジックを背景が全く違う日本社会に応用しようというのがはじめから無理がある。絶対ハゲタカ→竹中→許せない!となることまちがいなし。あのブームが再びまた来るのだろうか?